食べ過ぎやストレスで疲れた胃に! 食べてよくなる「胃腸の簡単セルフケア」
つまりエネルギーの停滞や不足が起きたり、炎症などを引き起こす「熱(ねつ)」や、痙攣などを引き起こす「寒(かん)」などが発生したりします。これらによって胃腸の不調が起きるのだそうです。
胃腸の不調は2種類!
矢嶋さんによれば、胃腸の不調は「機能亢進」と「機能低下」の2種類があるといいます。おもな症状から、自分の胃腸不調がどちらのタイプなのか見当をつけてみるとよさそうです。
機能亢進
原因:ストレスなどによる「気」の停滞+胃部に「熱」が停滞
おもな症状:神経性胃炎・胃痛、みぞおちのつかえ
該当する漢方薬:半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
機能低下
原因:疲労・加齢による「気」の不足+胃の動きが悪く、水はけも悪い(「寒」の状態)
おもな症状:食欲不振、食後の膨満感、胃腸虚弱
該当する漢方薬:六君子湯(りっくんしとう)
中医学で胃腸の不調におすすめの食べ物
矢嶋さんによると、胃腸の不調には薬はもちろんのこと、食事のコントロールも大切とのこと。適度な食事生活を心がけ、胃腸の働きを助ける食材を積極的にとるのもおすすめだそうですよ。
食べ物の味と薬効
漢方では味にも薬効があると考えているそう。