食べ過ぎやストレスで疲れた胃に! 食べてよくなる「胃腸の簡単セルフケア」
胃腸の不調を感じているときは次のように味を意識して食事を選ぶといいそうです。
苦味・辛味:胃部の停滞・詰まりを除きたいときに
甘味:消化吸収力を高めたいときに
胃腸の疲れにおすすめの食材
また、とくに胃腸疲れを感じている際におすすめの食材を矢嶋さんにうかがいました。
矢嶋さん食養生も漢方薬と同様、病の「寒熱(かんねつ)」を見極めて食事で調和を図ることが大切です。炎症が強い、熱感がある、食欲増進が認められるなど「熱」という機能亢進を含む症状がみられるようであれば、熱を冷ます食材を積極的にとられることをおすすめします。
反対に、食欲がわかない、元気が出ないなど「寒」という機能低下を含む症状がみられるようであれば、胃腸の働きを高め、元気をつける食材をおすすめします。またいずれにしても適度な食事量にとどめましょう。
熱を取る食材:チンゲン菜、トマト、豆腐、かぶなど
胃腸の機能を高める食材:牛肉、さつまいも、イワシ、そら豆など
参考)辰巳洋(2006).薬膳素材辞典源草社
ーーおうち生活で食べ過ぎてしまったり、ストレスや疲れで胃腸の調子がよくなかったりする場合には、今回紹介されたぜひ漢方薬や食材を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。