尾崎世界観「匂いには敏感なほうで、作品にもすごく反映させています」 香水を語る
気になるあの人の美容話。今回は、クリープハイプのフロントマンで、小説やエッセイなど紡ぐ言葉で異彩を放つ尾崎世界観さん。
香りは、記憶を呼び覚まし、相手への想いを知る手がかりにもなる。
「香水は中学生の頃につけていました。当時、手軽に薬局で買えた1000円もしないもので、みんな同じ匂いでしたね(笑)。今日はいろんな香水を嗅がせてもらいながら、昔の記憶が蘇ってきました。子供の頃デパートの1階の化粧品売り場の匂いが好きだったなとか、ちょっとだけバイトしてたラブホテルのこととか」
同じコレクションから違う種類をつけ、二人だけの香りを楽しむスタイルを伝えると、関心を引いたよう。
「匂いを紙(=ムエット)につけて嗅いだ時と、実際に肌につけて自分の匂いと混ざった時の匂いが違ったり、香水は奥が深いですね。
分量を間違えて一線を越えてしまうのが恥ずかしくて、つける勇気がないんですけど、香水を使いこなせる人は魅力的です。つけすぎちゃった人も、それはそれでかわいいんですけど」
五感を刺激する匂いは表現活動にも大きな意味が。
「匂いには敏感なほうで、作品にもすごく反映させています。香りはつけている人の目印になるし、匂いは相手への気持ちを知る手がかりに。