お弁当は常温で放置しないで!「食中毒を起こさないために気をつけるべきこと」9選【管理栄養士監修】
夏場にもし下痢を起こすことがあれば、食中毒が原因となっている可能性もあります。なかには気づかないうちに重症化する例もあるため、注意が必要です。今回は、管理栄養士の筆者がコンビニご飯や作り置きできるおかずをよく食べるという人へ向けて、食中毒を起こさないためにどのようなポイントに注意したらいいのかを解説します。
食中毒の原因と症状
食中毒とは、ふだん目に見えない細菌やウイルスが食事を通して体内に入ることで起きる不調です。下痢や腹痛など、さまざまな症状があります。
ただの風邪や体調不良のような症状もあれば、食中毒と気づかないまま重症になったり、命に関わったりする事例もあるため、日頃から注意が必要です。
食中毒を起こすおもな細菌には、卵・肉・魚などが原因の「サルモネラ菌」、生魚などに多い「腸炎ビブリオ菌」、加熱が不十分な鶏肉などの「カンピロバクター」、私たちの皮膚や口内などに存在する「黄色ブドウ球菌」などがあります(※1)。
食中毒対策の基本は、食中毒の原因となる細菌を「つけない、増やさない、やっつける」、この3つのポイントを押さえておくことです(※2)。
コンビニご飯で食中毒を起こさないために気を付けるポイント
コンビニで売られている食品は、購入する時点では基本的に衛生管理がしっかりされている状態です。