「食中毒」について知りたいことや今話題の「食中毒」についての記事をチェック! (1/4)
暑い季節は、冷たいドリンクを飲む機会が増えます。部活や合宿など大人数がいる場では、大量に飲み物を作って、やかんで保管する場合もあるでしょう。しかし、金属製のやかんを使う際には、要注意。やかんの金属が溶出した飲み物を飲んでしまうと、食中毒になる危険性があると、各自治体が呼びかけています。金属製のやかん、注意するポイントは?金属製のやかんで注意すべきポイントの1つは、やかんの劣化です。繰り返しお茶などを沸かして、やかんにサビや傷ができると、飲み物が直接触れると想定されていない部分が露出し、金属の成分が溶け出すことがあるとか。見た目では分からなくても、破損している場合もあるので、古くなったり、落としたりしたやかんは、よく確認するようにしましょう。※写真はイメージポイントの2つ目は、中に入れる飲み物です。乳酸菌飲料をはじめとした、『酸性の飲み物』を金属製のやかんに入れると、飲み物の中に金属が溶け出すことがあるとか。金属製のやかんを使う際に注意すべき飲み物の例は、以下の通りです。・炭酸飲料・乳酸菌飲料・果汁飲料・スポーツ飲料・ビタミンC、クエン酸などの成分を含む飲み物新品であっても、使う前には注意書きを確認し、やかんに入れても大丈夫な飲み物を把握するようにしてください。なお、食中毒の事故は、金属製の水筒でも発生しています。金属製の容器を使う場合は、定期的にメンテナンスを行い、『酸性飲料』を長時間入れたままにしないようにしましょう。丁寧に使っていたとしても、劣化するのは防ぐことができないため、古くなる前に買い替えることも大切です。自治体の注意喚起はネットでも広まっており、「金属製のタンブラーにも気を付けたほうがいいかも」「子供にもきちんと伝えなきゃ」といった声が上がっています。自宅や職場など、身近で使われているやかんに、危険が潜んでいたなんてゾッとしますよね。せっかくの水分補給が、思わぬ事故を招かないように、正しく安全に使用するようにしましょう。[文・構成/grape編集部]
2025年05月15日元気に生きていくために、食事は欠かせません。食事は、単にお腹を満たすだけでなく、心や身体に必要な栄養を届けることで、私たちの毎日を支えてくれているのです。しかし、身体に取り入れるものだからこそ、正しい知識や情報を持っていなければ、かえって逆効果になることもあります。ウリ科の野菜や植物、苦みを感じたら…キュウリやズッキーニ、カボチャ、メロンなどの、ウリ科の野菜や植物。どれもスーパーマーケットなどで手軽に買えるため、冷蔵庫にストックしている人も多いでしょう。そんなウリ科の植物は、『観賞用』として出回っているものもあり、これらには苦み成分の『ククルビタシン類』が含まれていることがあるのだとか。『ククルビタシン類』を多量に摂取すると、腹痛や下痢などの食中毒を起こす恐れがあるといいます。※写真はイメージ食用のウリ科の植物は、品種改良により『ククルビタシン類』がほとんど含まれていません。しかし、ごくまれに、観賞用のものと交雑してしまうことも…。そのため、観賞用のウリ科植物は絶対に口にしないことはもちろん、食用のウリ科植物であっても、苦味が強すぎる場合は食べない、調理前に軽く味見をするなど、万が一に備えた注意が必要です。ちなみに、ウリ科であるゴーヤの苦味成分は『ククルビタシン類』ではなく、『モモルジシン』と呼ばれる成分であり、これには食中毒を引き起こす作用はないとされています。各自治体が注意を呼びかけいる、苦味のあるウリ科の植物。ネット上でも「これは怖い」「よく食べるので、気を付けます」といったコメントが上がっていました。身近な野菜や果物だからこそ、つい油断しがちですが、ちょっとでも違和感を感じたら食べないようにしましょう。[文・構成/grape編集部]
2025年05月15日5~6月になると、さまざまな果実が旬を迎えます。サクランボやビワ、アンズ、桃などをスーパーマーケットで見かける機会が増えていくでしょう。甘みのある果実ではないですが、梅の実も同じくこの時期に多く収穫されます。梅雨に入るのと同時に、梅シロップや梅酒などを仕込む『梅仕事』を楽しむ人もいますよね。青梅はそのまま食べないで!5月下旬から多く出回る青梅は、梅味噌や甘露煮、梅シロップなどを作るのに向いていますが、安全に食べるために、覚えておきたい情報があります。実は、青梅には『アミグダリン』という成分が含まれており、身体に入ると『シアン化合物』に変化し、中毒症状を起こす危険があるのです。この『シアン化合物』は、青梅のほか、ビワの種子や未熟な果実、バラ科の植物の種子などに含まれます。多量に摂取すると頭痛、めまい、悪心、嘔吐などの症状を引き起こし、重症の場合はけいれんや呼吸困難、命を落とす恐れもあるそうです。農林水産省によると、青梅の『シアン化合物』は、加工したり熟成したりすることで、分解され無毒化するとのこと。なので、決してそのまま生で食べずに加工や熟成をするようにしましょう。特に、子供のいる家庭では、子供が誤って生の青梅を口にする可能性もあるため、購入したら手の届かない場所に置いておくなど、十分に注意したいですね。梅仕事を安全に楽しむためにまた、梅シロップ作りなど、梅仕事をする際には食中毒にも注意しましょう。梅はよく洗って汚れを取り、水分を十分に拭き取ってカビが発生しないようにしてください。容器などの調理器具も、エタノールで消毒するなど清潔にしておくことをおすすめします。梅仕事の時期になると、SNSでもたびたび注意喚起が行われますが、「毒がある」という事実をつい忘れてしまう人もいるようです。・うっかり1個、生食してしまいました…。そういや有毒だった。・生の青梅に毒があると知らない人、意外といるよね。・さわやかな香りにつられて、つい食べそうになったけど、毒があったんだった。たくさん摂取しない限り大きな危険はないといわれていますが、間違って口にしないように気を付けましょう。[文・構成/grape編集部]
2025年05月09日(写真:C-geo/PIXTA)4月の初め、富山県にある回転ずし店で起きたノロウイルスによる食中毒で、嘔吐や下痢の症状を訴えいている人が101人に。また、今月9日に栃木県の仕出し弁当店が調理、提供した弁当を食事をした人の討ち2人が下痢や嘔吐、発熱の症状を訴え、うち1人が死亡した。県はノロウイルスによる集団食中毒と断定した。このような事例は、春を迎え暖かくなってきた今珍しいことではない。食中毒とひと口に言っても、さまざまな原因があり、それらによって特徴や症状、予防法は異なる。そこで、春に多く発生する食中毒の原因について、KARADA内科クリニック渋谷院長で感染症専門内科医の田中雅之先生に話をうかがい、予防のための調理術ととも表にまとめた。今回の表の中で挙げた食中毒のうち、過去5年間の春に発生していた食中毒の原因のベスト3は、発生件数の多い順にアニサキス、ノロウイルス、カンピロバクターとなる。なかでも発生数が圧倒的に多かったのが、アニサキスと呼ばれる寄生虫が引き起こす食中毒だ。「主に魚の内臓に寄生しています。新鮮な魚介類を選び、なるべく速やかに内臓を取り除くことが大切です。冷凍や加熱による殺虫処理がされていない、生食用の魚介類を食べることがリスクになります」(田中先生)アニサキスの幼虫は、腸壁に入り込むこともあり、その場合は激しい腹痛に加え発熱も引き起こす。2番目に件数が多かったノロウイルスは、前出の事例のように、感染した人の手指などを介した食材の二次汚染が原因になる。「そのほか感染者の嘔吐物や便に含まれるウイルスから感染することもあるため、嘔吐や下痢の処理は使い切り手袋とマスクを着用してから。使い切りペーパーで拭き取り、処理後は次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤を薄めたもので消毒してください」(田中先生)次に多いカンピロバクターによる食中毒は、過去5年間の発生場所の約7割が飲食店。「多くの場合は1週間ほどで完治します。極めてまれですが感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす“ギラン・バレー症候群”を発症することもあります」(田中先生)ほかの細菌性食中毒に比べ、比較的少ない菌数でも発症することも特徴。家庭でも生肉を扱うときは特に衛生管理に注意したい。これらの3つの食中毒は、歓送迎会やお花見、祝い事での会食といった、大勢で食事をする機会が春に増えることも関係しているのではないかと、管理栄養士の土肥愛子さんは話す。「春はさまざまなイベント事で宴会の需要が高まりますが、お店の宴会コースには刺身がメニューに組み込まれていることが多いです。あってはならないことですが、件数が多ければ多いほど忙しさから衛生管理がおろそかになるお店がないとは言い切れません。加えてイベント事で集まる機会が増える春は、集団感染のリスクも必然的に高まります」(土肥さん)また、過去5年間に発生した原因には入っていないが、田中先生と土肥さんが共通して、春に気をつけてほしい菌として挙げていたのが黄色ブドウ球菌だ。「不衛生な状態でおにぎりを握った際などに食中毒のリスクを高める原因菌です。暖かくなり、お弁当を持って出かける機会が増える春は要注意です」(田中先生)■おすすめはキッチン用アルコールスプレーでは、家庭でもできる食中毒対策はどのようなものがあるのか。土肥さんがふだん調理をする際に行っている対策をうかがった。「肉と野菜をのせるまな板は分けて使います。刺身のような生食用の食材も分けたほうがいいです。また、肉や魚介類・卵などを触った手はすぐにせっけんを使って洗うことでほかの食材への二次汚染が防げます」(土肥さん、以下同)この食中毒対策で土肥さんがおすすめするアイテムのひとつが、キッチン用のアルコールスプレー。「まな板や調理器具の消毒に便利ですが、特に加熱しないで食べるものの調理前は、調理器具に吹きかけてから使用すると安心です」その際、加熱しないで食べる食材や料理が加熱前の肉や魚介類・卵などの食材と一緒に調理台に並ぶと、食材の二次汚染のリスクが高まる。生食するものを先に調理し、食卓に出した後に加熱調理する料理を作るのもひとつの手だ。また、盲点なのが買い物した精肉を持ち帰るときだという。「精肉が入ったパックから漏れ出たドリップや、パックについた菌がほかの食材について汚染するリスクもあるので注意してください」これからの季節、楽しいイベントで悲劇を生まないためにも、食中毒対策を今一度見直そう。
2025年04月23日食中毒は夏場だけのものではありません。FC東京の栄養アドバイザーを勤めている管理栄養士の久保田尚子さんに伺ったところ、実は冬も食中毒対策は必須なのだとか。冬は風やインフルエンザが流行する時期ですが、子どもが受験を控えているご家庭は特に体調管理に気をつかう時期でもあります。冬の食中毒対策と免疫力について伺いました。(取材・文:小林博子)(写真はお弁当のイメージ)<<前編:おいしく食べて午後も元気なサッカーのエネルギー源にするお弁当の中身とは?■食中毒対策の基本は夏と同じと心得て食材が傷みやすい夏ほどではないにしても、冬に食中毒が皆無になるわけではなく、お弁当が傷むシーンは多々あります。暖房が効いた室内や車内や、直射日光が当たる窓辺に長時間置いてあれば、夏のように暖かくなることも。また、胃腸炎のウイルスなど冬ならではの食中毒もあります。お弁当づくりの食中毒対策は季節に関わらず「つけない!増やさない!やっつける!」を守り、容器は詰める前にしっかり洗い消毒をする、食材にはしっかり火を通す、熱々のまま密封しない、食材を素手で触らないなどの基本は夏と変わらず行いましょう。また、冬場でも温度管理に気を遣うべきものには保冷剤を付けることを忘れずに。■スープジャー内の細菌の繁殖に注意「熱いものを熱い器に入れる」が鉄則(写真はスープジャーのイメージ)冬のお弁当の人気アイテムであるスープジャーは、使い方によっては食中毒を起こしやすいアイテムに様変わりしてしまいます。人間にとって飲み頃の30〜40℃は細菌が繁殖しやすい温度でもあります。スープジャー内での細菌の繁殖を抑える方法は、まず朝は高い温度にして持たせること。スープ類を入れる前に熱いお湯であらかじめスープジャーを温めておきましょう。熱湯に近い温度のお湯であれば殺菌効果もあり一石二鳥になりますし、何より容器が冷たいままよりも中に入れたスープの保温性もぐっと上がり、お昼に蓋をあけるまで高温をキープできます。中に入れるスープはコーンスープクラムチャウダーなど牛乳を使用したものや、シチューやカレーなど粘度の高いものは傷みやすいため避けることも対策の1つです。クリーム系のスープを飲みたい場合は、スープジャーにはお湯だけを入れておき、食べる直前に粉タイプのスープの素を入れて食べることをおすすめします。■サッカーをするために必要なのエネルギーは炭水化物チームによっては試合日のお昼ご飯に指定されることもあるおにぎり。子どもの栄養摂取の観点から、具材にたんぱく質を選びたくなる親御さんは多いと思いますが、前回の記事でお伝えしたように冷めて固まる脂を使った具材は味わいの面から冬場はおすすめしません。また、衛生面からも炊き込みご飯などは傷みやすくなる可能性があります。ではどうしたらいい?と思うかもしれませんが、たんぱく質を意識しすぎて炭水化物が疎かになることが最も避けたいことです。サッカーをするために必要なエネルギー源は米や小麦などの炭水化物。体内に蓄えた炭水化物は、個人差はありますが6時間程度で空っぽになってしまいます。少なくとも運動時の食事ではエネルギー源になる炭水化物が最優先と考えて下さい。3食バランスよく食べるのがもちろん理想ですが、もしお弁当が炭水化物中心で、たんぱく質が足りないなどバランスがとれなかったとしても、前後の食事で補えばいいので気にしすぎなくても大丈夫です。実はご飯には、たんぱく質も案外含まれているのです。※参考;おにぎり1個(110g)に含まれるたんぱく質は約2.8g。もしおにぎりを3個食べたとしたら、たんぱく質は約8.3gとれます。ちなみに、牛乳200mlには約6.9gです。■「おにぎり嫌い」な子はどうしたらいい?「冬は特におにぎりを嫌がる」という子もいるようです。その場合は、前回ご紹介したようにスープジャーの中にうどんなどを入れるのも手段の1つ。また、米ではなくパンでもかまわないとのことです。ただし、パンは脂質を過剰摂取しがちなのが懸念点。脂質は消化に時間がかかるため午後のパフォーマンスに悪い影響を及ぼしてしまうこともあるでしょう。脂っこいものを挟んだサンドイッチや、バターをたくさん使った菓子パンなどは避けましょう。■免疫力をキープする栄養素3つ感染症対策には粘膜強化が有効(写真は柑橘類のイメージ)風邪やインフルエンザなど、細菌やウイルスで罹る感染症対策のため、免疫力の向上は冬の命題です。せっかく食べるなら免疫力をあげるものを食べてもらいたいところですね。意識したい栄養素は以下の3つです。・ビタミンC体内に侵入したウイルスや細菌に対する抗体を作り出す白血球の1種である「マクロファージ」の働きを助けるほか、コラーゲン生成を促すことで粘膜を強化してくれます。そのほか、抗ストレスホルモンの生成も助けてくれます。〈ビタミンCを多く含む食材〉柑橘類、キウィフルーツ、パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも、さつまいもなど・β‐カロテン(ビタミンA)β‐カロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜の強化をサポート。粘膜が強くなるとウイルスや細菌の侵入を阻止してくれるため、感染症にかかりにくい体になります。〈β‐カロテン(ビタミンA)を多く含む食材〉ニンジン、ほうれん草、モロヘイヤ、レバーなど・ビタミンD以前はカルシウムの吸収促進が注目されていたビタミンDですが、最近は免疫力向上やアレルギー症状改善の働きが注目されています。サッカーのように屋外で活動する選手は紫外線を浴びることで体内でも合成されますが、免疫力向上のためには食事から摂ることも意識してみましょう。〈ビタミンDを多く含む食材〉鮭、しらす干し、うなぎ、まいたけ、きくらげ、干しシイタケ など■保護者は最強のサポーター今回お話を伺った久保田さんのもとには、Jr.ユースやユースチームで栄養サポートをしてきた選手がトップ選手になったりしてからも栄養の相談をしてきてくれたり、食事の写真を送ってくれることもあるとか。育成年代で保護者やコーチの助言もあって食事の大切さもしっかり学び、よい栄養バランスが自然と身についていることがうかがえて嬉しいと話してくれました。体づくりやコンディション維持の重要な部分を占める食事だからこそ、おいしく食べながら自然な形で身に付けることができたら理想的ですね。久保田尚子管理栄養士1997年からFC東京。(1998年までは前身の「東京ガスフットボールクラブ」)にて管理栄養士としてトップチームの選手の栄養指導を行う。現在はFC東京トップチームから育成セクション(U-18、U-15)までの栄養アドバイザーとして栄養面からサポートしている。
2025年02月17日畑で収穫された野菜や果物だけでなく、野山に自生している植物の中にも、食べられるものがあります。とはいえ、植物の無毒と有毒を見分けるのは、時にプロでも困難。例年、キノコや山菜などで、判断ミスによる食中毒が発生しているため、注意が必要です。公園にも落ちてる!要注意の実「シキミの実が落ちているけど、決して料理に使わないで!」2024年の秋、そんな注意喚起がネット上で注目を集めています。シキミは仏事に使われる植物。線香や抹香に使われるほか、仏壇やお墓などに供えられてきました。公園に植えられていることもあり、春には白い花を楽しむことができる、身近な植物です。秋には、公園を散歩している際に、シキミの実を見つけることもあるかもしれません。※写真はイメージ実は、シキミの実は、スパイスの八角(ダイウイキョウ・スターアニス)とそっくり!「八角が落ちていた」と勘違いして、持ち帰って料理に使うと、食中毒の症状で苦しむ可能性があります。シキミと八角はどれくらいそっくり?八角は、中国原産の『トウシキミ』の実で、甘く強い香りがあるのが特徴。中華料理の代表的な香辛料の1つとされ、実を放射状に付けた形をしています。実の先端を見ると、どれも徐々に細くなって、種を包んでいるのが分かりますね。※写真はイメージ一方、シキミは日本の東北地方に自生する常緑樹。植物全体が有毒で、実も危険です。都民の健康のため、食品などの情報を発信している、東京都健康安全研究センターは、次のように解説しています。果実は有毒成分のアニサチンを含有し、誤食すると、嘔吐、意識障害、けいれんを起こし、重症の場合は死に至ります。果実(袋果)の先端が鋭く尖るのが特徴です。東京都健康安全研究センターーより引用どうやら、果実の形が少し違う様子。実際の写真がこちらです。※写真はイメージ本当に、実の先端が上向きにピョンと跳ねていますね。覚えておけば、いざという時に危険を避けられるかもしれません。とはいえ、実の成熟度合いによっては、実のトゲが十分に確認できない場合もあることでしょう。ネット上では、シキミと八角の実を見比べた人から、次のようなコメントが続出しています。・怖い…絶対に使いません!・知らなかった!これは確かに間違うから、気を付けないと…。・うわっ!本当に似ているなぁ。拾ってしまいそう。・シキミは神社とかにも生えていますよね。本当に身近。・落ちてるシキミを八角と間違えた時、先輩から「やめて、危ないから買ったのだけ使って!」って注意された思い出がよみがえった。過去には、「知人からもらった、八角に見える実で料理した結果、食中毒の症状で入院した」というケースが報告されています。近所の人や親戚から、『拾った八角』をプレゼントされても、不用意に使わないよう気を付けましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年11月16日■これまでのあらすじ産後2ヶ月の妻がある朝起きると、ひどい頭痛で歩くことすらままならない。明日、長女が幼稚園に行っている間、次女を夫にあずけ病院へ行こうと思うが夫は仕事を休むのはイヤだと言い張る。そこで近所の内科医に診てもらうが、親身になってもらえず…。そこで総合病院でCT検査を受けることにした妻だったが、痛みがどんどん増していき、夫に一緒に行ってもらえるよう頼み込む。翌日、夫は病院に付き添ってくれるが、イヤイヤ来ていることを隠そうともせず…。検査の結果、脳の血管に血栓ができていた。即入院となった妻を残し帰宅する夫。今日1日、思いやりのなかった夫の姿を見て、妻は食中毒になったときのことが思い浮かんで……。■重い食中毒だったことが判明■夫にとっては笑いごと?■足の様子が変!?食中毒で倒れた翌日、近くの病院で診てもらうとやばい食中毒だったらしく…。それを夫に話したときも、そうでした。「拾い食いでもしたんじゃねーの?」と笑い出したのです。だから今回も、脳の血管に血栓ができた重症な状態であっても、妻の体調を心配なんてするわけない…。けど、それをわかってはいても傷つくし、体調が悪いだけにやさしくしてもらえないことに悲しくもなるのです。その夜、痛みも座薬でなくなっていたので、私は久しぶりにゆっくり過ごすことができました。しかし次の朝トイレへ行こうとすると、足がうまく動かなくて…!?この朝を境に、私の病状は急激に悪化していくのでした…。次回に続く「妻だって倒れます」(全22話)は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2024年11月12日お弁当作りにおいて注意しなければならないのが『食中毒』です。作ってから食べるまでに時間を置くお弁当だからこそ、基本の対策を徹底しリスクを避けましょう。具体的にどのようなポイントに注意すればよいのか、生活に役立つアイディアを多数投稿している『くらし屋』(kurashiya_official)のInstagramより解説します。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る くらし屋公式ショップ | 便利キッチン雑貨紹介(@kurashiya_official)がシェアした投稿 お弁当を作る時に気を付けるべきポイントとは食中毒を避けるためのコツは、お弁当を作る前からスタートしています。調理前に菌を『付けない』『くらし屋』のInstagramによると、作る前は食中毒菌を『付けない』のが重要とのこと。具体的には、以下のポイントを意識してください。・手はきれいに洗う・黄色ブドウ球菌付着が付くのを防ぐため、手に傷がある時はビニール手袋を使う・お弁当箱や調理器具は清潔に洗い、しっかり乾燥させたものを使う・肉以外の食材は流水でしっかりと洗う・盛り付け用のカップやビニール手袋など、使い捨てアイテムも上手に使う複雑な形状をしているキッチンアイテムを、隅々まで完璧に洗うのは意外と難しいもの。ていねいさを心掛けるとともに、状況に応じて使い捨てアイテムも活用してみてください。食材もきちんと洗うのが基本ではあるものの、肉だけは洗わないようにしましょう。流水で洗い流すことで、食中毒菌を周囲に広げてしまう恐れがあります。調理中は菌を『やっつける』またお弁当調理中は、菌をしっかりと『やっつける』ことが大切です。・肉や魚、卵は中心部までしっかりと火を通す・カマボコやハムなど、生のまま食べられる食材もなるべく加熱する・作り置きしておいた食品を使う場合も、再加熱して詰めるノロウイルスは85~90℃で90秒以上、腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ属菌は、75℃以上で60秒以上加熱するとやっつけられます。お弁当を詰める時は菌を『増やさない』最後に、お弁当を詰める時には菌を『増やさない』ことが大切です。おかずの汁気はしっかりと切り、完全に冷ましてからお弁当箱に入れるようにしましょう。サラダや水気が多いものは、別の器を使うのもおすすめです。お弁当の保管から食べる時の注意ポイントとは食中毒を防ぐためには、お弁当の保管状況や食べる時の心構えも重要なポイントになります。夏場に食中毒が発生しやすいのは、気温が高く菌が繁殖しやすいためです。お弁当はできるだけ涼しい場所で保管し、早めに食べ切るようにしましょう。難しい場合は、保冷剤と保冷バッグを組み合わせることで、安全性を高められます。食べる前にはしっかりと手を洗ってください。また食中毒のリスクについて、常に頭に置いておくのも重要なポイントです。どれだけ気を付けていても、菌が繁殖してしまうケースもあります。お弁当を食べる時には、味やにおいに変化がないかどうか、しっかりと確かめてみてください。「何かがおかしい」と感じたら、食べない勇気も必要ですよ。食中毒対策の基本は『付けない・増やさない・やっつける』の3つが大切です。お弁当作りの基本として、マスターしておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年09月27日家族の健康を守るため、気を付けたいのが日々の食事です。食品の取り扱い方や調理方法を誤ると、食中毒を起こしてしまう恐れもあるでしょう。食中毒にもさまざまな種類がありますが、比較的多いといわれているのがカンピロバクター食中毒です。厚生労働省食品安全情報(@Shokuhin_ANZEN)の公式Xアカウントの注意喚起情報より、食中毒の原因や予防策について解説します。カンピロバクター食中毒とは【カンピロバクター食中毒に注意しましょう!】家庭で鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒を予防する3つのポイント ①十分な加熱(鶏肉の中心が白くなるまで焼く)②サラダなど生で食べるものとは別に調理③鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒 #食中毒 #カンピロバクター pic.twitter.com/z4XD0LEGcb — 厚生労働省食品安全情報 (@Shokuhin_ANZEN) July 30, 2024 カンピロバクターとは、ニワトリやウシの腸管内にいる細菌のこと。この細菌そのものは、決して珍しいものではありません。スーパーなどで販売されている鶏肉からも、高い割合で発見されているそうです。熱に弱い特性を持つため、しっかり火が通った状態で食べれば、特に問題はないでしょう。一方で、生や半生、加熱不足の状態で食べると食中毒を起こす恐れがあります。摂取した菌が少量でも食中毒になりやすいため、十分に注意してください。厚生労働省食品安全情報はX投稿で、カンピロバクター食中毒を予防するためのポイントとして、以下の3点を紹介中です。・鶏肉は十分に加熱する・サラダや魚の刺身など生食のものとは別で調理する・鶏肉調理に使った器具は熱湯消毒する鶏肉が十分に加熱されているかは、中心部の色から判断できます。しっかり白くなるまで火を通すようにしてください。中心までしっかりと加熱されているかどうか不安な時には、カットして確かめてから食卓に並べるのもおすすめです。ほかの食材に菌が移ってしまう可能性もあり鶏肉の調理そのものに気を付けていても、カンピロバクター食中毒になってしまうケースもあります。これは、調理前の生肉から、別の食材へと菌が移ったことが原因と考えられるでしょう。生の鶏肉をカットした後のまな板と包丁を使い、生食用の野菜をカットすれば、当然汚染されてしまいます。器具を熱湯消毒してから使う、もしくはサラダの準備をした後に肉の調理をする、といった工夫が必須です。厚生労働省食品安全情報の公式X投稿では、カンピロバクター食中毒は、「肉類が新鮮だから安全というわけではない」と伝えています。例え購入したばかりの鶏肉であっても、食中毒菌に汚染されている可能性は十分にあります。そのリスクを理解したうえで、安心・安全な調理を心掛けてください。カンピロバクター食中毒になると、1~7日程度の潜伏期間を経て、下痢や腹痛、発熱といった症状が現れます。「もしかして…」と思ったら、専門医に相談しましょう。食中毒は決して特別なものではなく、誰にとっても身近なトラブルです。鶏肉の取り扱い方には、特に注意してくださいね。[文・構成/grape編集部]
2024年09月06日私たちが元気に生きていくためには、安定した食生活が必要不可欠。適切な量を食べるだけでなく、栄養バランスを考慮したり、食材や料理を正しく扱ったりしなくてはなりません。どれも当たり前のように思えますが、これら3つをしっかりと守り続けるのは、実は難しいものです。覚えておきたい!『食中毒から身を守る方法』2024年8月、生活関連の予約サービスを行う『くらしのマーケット』のInstagramアカウントは、食中毒を防ぐコツを投稿。食中毒は1年を通して注意が必要ですが、夏は暑さと湿気で食材が傷みやすいため、特に気を付けるべき時期といえます。同アカウントは、弁当を作る際に気を付けてほしいこととして、写真付きで分かりやすく説明をしました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る くらしのマーケット【公式】(@curama.jp)がシェアした投稿 食中毒の元となる菌について、同アカウントは『付けない・やっつける・増やさない』が重要として、さまざまな対策を発信。弁当は、持ち歩くことを前提としたもののため、どうしても食べるまでに時間が空いてしまいます。だからこそ、正しい調理と保管が重要なのです。種類にもよりますが、食中毒の菌は熱に弱いものが多いとされています。そのため、しっかりと加熱をしたり、食器を洗ったりすれば、菌の付着を防ぐことが可能です。また、食材もできるだけ新鮮で傷みにくいものを使い、持ち歩く際は保冷剤などを活用しましょう。※写真はイメージ食中毒を起こしてしまうと、腹痛や吐き気などに襲われるだけでなく、最悪の場合は命に関わる事態に展開してしまいます。口から体内に直接入るものだからこそ、料理をしたり、食べ物を管理したりする際は気を付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年08月31日「カレーはひと晩寝かせたほうがおいしい」といわれます。しかし、作り置きのカレーには食中毒につながる危険な要素が潜んでいるのをご存じでしょうか。本記事では、農林水産省の協力のもと、2日目のカレーで食中毒になる原因について紹介します。料理を冷やす過程で増殖するウェルシュ菌農林水産省の近畿農政局では、食中毒にならないよう、このような注意喚起をしています。大きな鍋に大量に作ったカレーなど、残った時にどのように保存されていますか?カレーやシチュー、肉じゃがなどの料理を原因食品とする食中毒にウェルシュ菌による食中毒があります。ウェルシュ菌は、耐熱性の芽胞を形成するため、通常の加熱調理では死滅しません。菌をいかに増殖させないようにするかが重要です。近畿農政局ーより引用ウェルシュ菌というのは、土壌や水、またヒトや動物の腸管に常在する菌です。耐熱性の芽胞(がほう)を持っており、通常の加熱調理では死滅しません。また、酸素の少ない、約12~50℃の環境で増殖しやすいのも特徴です。そのため、料理の中にいるウェルシュ菌は、料理を冷ます過程で増殖してしまいます。カレーの場合、作った後にひと晩冷蔵庫で保存している間にウェルシュ菌が増え、次の日にそのカレーを食べることで、食中毒を起こす恐れがあるのです。ウェルシュ菌による食中毒は、食後から平均10時間ほどで発症し、腹痛や下痢といった症状を引き起こします。ウェルシュ菌による食中毒を防ぐにはウェルシュ菌による食中毒は、カレーやシチューといった煮込み料理で起こりやすい事例です。そのため、これらの料理を作る・保存する際は、ウェルシュ菌への対策が必要です。農林水産省では、ウェルシュ菌による食中毒を防ぐポイントとして『できるだけ早く冷ます』『しっかりと再加熱する』ということを挙げています。やむをえず保存する際は、小分けにしたり、底が浅い容器に入れたりして、できるだけ早く温度を下げましょう。※写真はイメージまた、ウェルシュ菌は熱に強いものの、料理の中に出す毒素は加熱することで不活化できるとのこと。そのため、保存していたカレーを温める際は、しっかりとまんべんなく加熱しましょう。できるだけ、その日のうちに食べきることも重要なポイントです。夏場はちょっとした油断が食中毒につながる可能性があるため、一層の注意が必要になります。せっかく作ったカレーで食中毒にならないよう、保存の際は素早く冷やして、食べる際は再加熱を徹底しましょう。[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
2024年08月28日夏は気温が高くなるため、食べ物の取り扱いにはより注意しなければなりません。特に作ってから食べるまでに時間があく弁当は、傷まないようにおかずの選択や詰め方の工夫が求められます。そこで、一般社団法人 埼玉県食品衛生協会(以下、埼玉県食品衛生協会)に、夏場の弁当作りの注意点を聞きました。夏の弁当作りで注意すべきこと埼玉県食品衛生協会によると「食中毒対策として『準備』『調理』『持ち運び』の3つの工程で注意すべきポイントがある」とのこと。『準備』工程での注意点食中毒菌は、人の手指や食器、調理器具、食品に付いている可能性があるとのこと。調理を始める前から徹底して、清潔にしておくことが重要だといいます。例えば、弁当作りの準備では、以下のポイントを意識しましょう。入念な手洗い弁当を作る前は、指の間や指の背の関節部分などまでしっかり洗いましょう。調理の時は時計や指輪・アクセサリーなどは手から外し、手にケガをしている時は使い捨て手袋をして調理をしてください。ケガをした手指には黄色ブドウ球菌が多く存在しており、食中毒の原因となります。また、スマホでレシピを見ながら調理する時は、スマホの画面も清潔にしておきましょう。弁当箱の洗浄弁当箱自体が不衛生では意味がありません。弁当箱はしっかり洗って清潔な状態にしてください。特にパッキン部分に注意。ここに汚れや水分が残らないように、蓋のパッキンは外して洗いましょう。蓋の細かい部分は、泡スプレータイプの洗剤やブラシなどを利用して、隅々まで洗ってください。洗った後は十分乾かします。洗った直後に詰める必要がある時は、清潔なふきんで水分をしっかりと拭き取ります。そのほか、まな板、包丁、フライパンなどの調理器具も清潔にしてから使用してください。生肉や生魚を扱った包丁やまな板は、洗浄と消毒をしてからほかの食品に使うことも大切です。『調理』工程での注意点埼玉県食品衛生協会によると「食材の加熱が不十分だったり、菌が増殖しやすい食材を盛り付けたりしてしまうと、食中毒を引き起こすリスクが高くなります」とのこと。おかずを作る際は以下の点に注意してください。食材の中心までよく火を通す食中毒を引き起こしやすい食材といわれているのが、肉・魚・卵。肉や卵ではサルモネラ菌、魚は腸炎ビブリオが原因の食中毒が多く発生しています。これらの食材は中心までしっかり火を通すようにしてください。中心温度が75℃の状態で、1分以上加熱することで殺菌できます。なるべく当日に調理することも重要です。やむを得ず、前日の残り物などを使う時はもう一度火を通したり、レンジで加熱したりして再加熱しましょう。加工品や野菜を生のまま入れるのも夏は控えましょう。食中毒を防ぎたいのなら一度は加熱調理してからのほうが安全です。ほかにも、おにぎりは素手で握らず、ラップを使って握るようにしてください。汁気の多い食品は要注意水分が多いおかずを入れると菌が増えやすくなります。キッチンペーパーで水分を取る、野菜をしぼって水分を抜くなど、汁気はよく切りましょう。また、果物はそのままだと傷みやすいので、入れるのは避けたほうが無難です。入れる場合はよく洗い、水気を切ってから詰めましょう。別の容器に入れるとより安全です。揚げ物や焼き物など、弁当には水分がもともと少ないものを選ぶといいでしょう。おかず作りについては「味付けを濃い目にすると菌が増えにくくなります」というアドバイスもありました。※写真はイメージ『持ち運び』工程での注意点埼玉県食品衛生協会は「おかずができ上がっても油断してはいけません。弁当の詰め方や持ち運び方によって、食中毒の危険性は大分変わります」と注意しています。おかずを詰める、持ち運ぶ際は以下のポイントを意識しましょう。冷ましてから盛り付けるご飯やおかずが熱いうちに盛り付けることはやめましょう。熱を十分冷ましてから弁当箱に詰めることが大切です。熱いまま詰めると、蒸気がこもって水分になるので、食中毒菌が増えやすくなります。しっかり冷ましてから盛り付けてください。水分に注意食品からの水漏れを防いだり、ほかの食品に細菌が移ったりするのを防ぐために、仕切りや盛りつけカップを活用しましょう。ソースやケチャップなどの調味料は別に持っていき、食べる直前にかけるようにします。調味料には水分が多く含まれているので、最初から掛けるのではなく、別容器に入れて持ち運び、食べる直前に掛けましょう。キャラ弁作りの注意点キャラ弁は細かい作業を行うため、食材に触れる機会が増えます。手に付いている細菌やウイルスをごはんなどの食材に移さないよう、チーズやのりなどをのせる時は、清潔な端やピンセットを使いましょう。持ち運びの注意点弁当を作ってから食べるまでの間に菌が増え、食中毒の原因となることがあります。弁当は涼しいところに保管し、早めに食べましょう。できるだけ低い温度で持ち運ぶように、保冷剤を入れた保冷バッグを利用し、車の中や日の当たるところに保管するのは厳禁です。また、「食べきれず常温に置いた弁当は、菌が増えている可能性があります。食中毒菌が増えたかどうかは臭いや見た目、味の変化などでは分からないことがほとんど。食べずに捨てましょう」とのことです。「もったいない」と思っても、食中毒を避けるためにも捨てるようにしてください。夏場は特に食材の取り扱いに注意すべき季節です。紹介したポイントを覚えて、食中毒のリスクを減らしましょう。[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]取材協力一般社団法人 埼玉県食品衛生協会
2024年08月21日大人気マンガシリーズ、エトラちゃんは見た!さんの『嫁が食中毒にかかったワケ』を紹介します。妻は友人と一緒に行った定食屋で総菜を取りすぎてしまい、残りを包んでもらったと言いました。そしてそれを嫁にお裾分けした結果、嫁が食中毒になってしまったようです。するとその話を聞いた主人公は、妻が訪れた店に向かい、衛生管理について確かめようとして…。≪HPはこちら≫前回のあらすじ出典:エトラちゃんは見た!#6嫁が食中毒にかかったワケ出典:エトラちゃんは見た!困惑する店員出典:エトラちゃんは見た!店に来たのは主人公の妻出典:エトラちゃんは見た!持ち帰りはすべて断っている出典:エトラちゃんは見た!妻が独断で持ち帰った…?出典:エトラちゃんは見た!店の中から店長が出てきて…出典:エトラちゃんは見た!主人公に名前を確認出典:エトラちゃんは見た!名前を告げる主人公出典:エトラちゃんは見た!次回予告出典:エトラちゃんは見た!「店で包んでもらった料理で息子の嫁が食中毒になった」と店員に説明し、衛生管理について尋ねた主人公。すると店員は「料理のお持ち帰りはすべてお断りしている」と言い、妻が独断で持ち帰った可能性があることを説明しました。そんななか、店の中から店長が出てきて、主人公に名前を尋ねたのです。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(CoordiSnap編集部)
2024年08月20日大人気マンガシリーズ、エトラちゃんは見た!さんの『嫁が食中毒にかかったワケ』を紹介します。主人公は「店で包んでもらった料理で息子の嫁が食中毒になった」と店員に説明し、衛生管理について尋ねました。すると店員は「料理のお持ち帰りはすべてお断りしている」と言い、妻が独断で持ち帰った可能性があることを説明したのです。そんななか、店の中から出てきた店長が、主人公に名前を尋ねて…。≪HPはこちら≫前回のあらすじ出典:エトラちゃんは見た!#7嫁が食中毒にかかったワケ出典:エトラちゃんは見た!食中毒が起きたのはいつ…?出典:エトラちゃんは見た!今日の昼だと答える主人公出典:エトラちゃんは見た!妻が店を訪れたのは2日前出典:エトラちゃんは見た!つまり2日前の料理を嫁に…?出典:エトラちゃんは見た!弁当箱を勝手に持ち出して…出典:エトラちゃんは見た!どう考えても妻の落ち度出典:エトラちゃんは見た!謝罪する主人公出典:エトラちゃんは見た!次回予告出典:エトラちゃんは見た!店長から食中毒が起きた時期を尋ねられ、今日の昼だと答えた主人公。しかし妻が店を訪れたのは2日前だったため、妻が2日前の料理を嫁に与えたことが明らかになりました。そして店長から「どう考えても奥さまの落ち度だと思いますが」と言われた主人公は、店側に謝罪したのです。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(CoordiSnap編集部)
2024年08月19日開けるだけで食べられて、調理の手間が省ける、缶詰。賞味期限が比較的長く、長期保存が可能なので、家庭でストックしている人も多いでしょう。膨張した缶詰は注意が必要?あなたは、しまっておいた缶詰がパンパンに膨らんでいるのを見たことはありませんか。「購入したときはこんな状態ではなかったのに」と感じたら、注意が必要です。生活関連の予約サービスを行う『くらしのマーケット』のInstagramアカウントでは、膨張した缶詰について、注意喚起の投稿をしています。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る くらしのマーケット【公式】(@curama.jp)がシェアした投稿 くらしのマーケットによると、パンパンに膨らんだ缶詰は、ボツリヌス菌が繁殖している可能性があるといいます。ボツリヌス菌は、土壌や海、湖、川などの泥砂の中に分布している細菌で、低酸素の環境で増殖する特徴があるそうです。缶詰は、密封されているため、ボツリヌス菌が発芽し、増殖する環境に適しているのですね。また、ボツリヌス菌が体内に入ると、吐き気やおう吐などの症状があらわれることがあるといいます。くらしのマーケットの注意喚起には「缶詰で食中毒なんて、まったく予想外でした」などのコメントが寄せられました。缶詰は長期間にわたって品質を保つことができるイメージがあるため、食中毒のリスクがあるとは知らなかった人も多いでしょう。缶詰を長期保存している人は、定期的に賞味期限を確認し、缶詰が膨張していないかチェックすることが大切です。[文・構成/grape編集部]
2024年08月18日レシピのバリエーションが豊富な、鶏肉。牛肉などに比べて安く手に入ることもあって、多くの家庭で親しまれているでしょう。鶏肉料理の食中毒に注意!そんな鶏肉を、家庭で調理する際に、気を付けなければいけないポイントがあることを知っていますか。厚生労働省食品安全情報(以下、厚生労働省)のXアカウントは、『鶏肉料理による食中毒』への注意喚起を投稿しています。【カンピロバクター食中毒に注意しましょう!】家庭で鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒を予防する3つのポイント ①十分な加熱(鶏肉の中心が白くなるまで焼く)②サラダなど生で食べるものとは別に調理③鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒 #食中毒 #カンピロバクター pic.twitter.com/9Dlbc0KSJW — 厚生労働省食品安全情報 (@Shokuhin_ANZEN) July 23, 2024 厚生労働省によれば、生や半生、加熱不足の鶏肉料理による『カンピロバクター食中毒』が多発しているとのこと。カンピロバクターとは、ニワトリやウシなどの腸管内にいる細菌で、少数の菌数でも食中毒を発生させるといいます。※写真はイメージ『カンピロバクター食中毒』を防ぐためには、鶏肉の中心が白くなるまで焼くことが大切です。また、生で食べるものとは別に調理したり、鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒したりすることも予防になるといいます。ネット上では『カンピロバクター食中毒』の情報について、「これは恐ろしい」「知らなかった。注意します」「職場の同僚が『カンピロバクター食中毒』になって、しばらく休養していた。みんな気を付けて!」などの声が上がっています。2024年8月現在、夏真っ盛りのシーズンを迎えています。キャンプでのバーベキューなどで、鶏肉を自分で焼く機会も増えるでしょう。鶏肉を焼く時は、厚生労働省の投稿を思い出して、食中毒に注意したいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年08月03日日本人になじみの深い料理の1つ、カレー。一度カレーを大量に作ったら、何日かに分けて味わう人も多いでしょう。カレーを筆頭に、シチューや豚汁などグツグツ煮込む料理には、ウエルシュ菌という菌による食中毒のリスクがあるのを知っていますか。カレーを食べる時は、ウエルシュ菌にご用心カレーによる食中毒の原因となる、ウエルシュ菌について解説しているのは、島根県のウェブサイトです。島根県は「平成20年9月、当所管内でカレーライスが原因となった食中毒が発生しました」とし、ウエルシュ菌の恐ろしさについて以下のように説明しています。ウエルシュ菌の特徴は?・芽胞を形成します。ウエルシュ菌は、乾燥した場所や高温の場所など、過酷な環境におかれた時に「芽胞」を作って、生き延びようとします。芽胞を形成した菌は、100℃で5時間から6時間加熱しても死にません。普通の菌では考えられない生命力です。・嫌気性菌(空気のないところを好みます)です。一般的に食中毒菌は、空気のあるところを好んで、そうした場所で増えます。しかし、ウエルシュ菌は、まったく正反対で空気のないところで増えます。島根県ーより引用ウエルシュ菌は、芽胞を形成する菌です。乾燥した場所や高温の場所などの過酷な環境に置かれた時に芽胞を作り、生き延びようとするとか。芽胞を形成した菌は、100℃で5~6時間加熱してもなくならないといい、普通の菌では考えられない生命力があるそうです。100℃の高温で加熱してもなくならないのであれば、カレーの中に潜伏し続けてしまうのもうなずけるでしょう。同県によると、食中毒を起こさないための対策があるとのこと。予防策を4つ、以下のように説明しています。予防対策は?食肉の取扱いに注意する(注意事項はカンピロバクターの予防対策を参照)加熱後は、熱いままでできるだけ早く食べるすぐに食べない時は、早く冷まして冷蔵保管する(大鍋のままでは、すぐに冷えない!小さな容器に移し替えをして冷ます)再加熱する場合も、しっかりと熱をとおす島根県ーより引用食肉の扱いに気を付けるのはもちろんのこと、加熱後は、熱いうちにできるだけ早く食べるようにしましょう。なお、すぐに食べない場合は、早く冷まして冷蔵保管をするとよいそうです。ウエルシュ菌に関する知識を念頭に置いて、カレーによる食中毒をしっかりと防ぎましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年08月02日7~9月頃に収穫時期を迎える、夏野菜のユウガオ。ズッキーニやキュウリなどと同じウリ科に分類される植物で、煮物や漬物などとして古くから食べられている野菜です。しかし、ごくまれに苦みがとても強いユウガオがあるといいます。苦みの強いユウガオを食べることで、大きなリスクが生じるのを知っていますか。苦みの強いユウガオに要注意!苦みの強いユウガオについて注意喚起しているのは、長野県のウェブサイト。ユウガオでごくまれに感じる強い苦みは、『ある成分』が起因するものだといいます。苦いユウガオにご注意を!・ユウガオはウリ科のつる植物で、煮物や漬物などとして古くから食べられてきた夏野菜です。・しかし、ごくまれに大変苦みの強いユウガオがあり、食べると食中毒になることがあります。・これは、ユウガオの苦味成分「ククルビタシン類」によるものです。食べる際は、調理前に実や茎を切って軽く味見をし、苦味がある場合は食べないようにしましょう。・また、ユウガオはスイカ等を栽培する際に、接ぎ木の台木として使用されることがあります。この台木からとれるユウガオの実はククルビタシン類を多く含むことがありますので、食べるのは避けましょう。・ウリ科にはきゅうり、かぼちゃ、ズッキーニ、メロンなどがありますが、これらを食べて激しい苦みがある場合には、「ククルビタシン類」が含まれている可能性がありますので、食べないようにしてください。長野県ーより引用長野県によると、ユウガオの強い苦みは苦味成分『ククルビタシン類』に由来しているとか。『ククルビタシン類』を含み、大変苦みの強いユウガオを口にすると、食中毒を引き起こす恐れがあるそうです。『ククルビタシン類』が入っていないことを確かめるためにも、食べる際は調理の前に実や茎を切り、軽く味見をするようにしてください。※写真はイメージまた、『ククルビタシン類』はユウガオだけでなく、同じウリ科のキュウリやカボチャ、ズッキーニ、メロンなどにも含まれている可能性があるといいます。口にした際に強い苦みを少しでも感じたら、すぐに食べるのをやめましょう。ほんのわずかな注意不足で食中毒を引き起こしてしまっては、夏の楽しみがすべて台なしになる恐れも。長野県の注意喚起を念頭に置き、ユウガオをはじめとするウリ科の野菜を食べる際は、強い苦みに用心しましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年08月01日料理に酸味をプラスできる調味料『お酢』。常備しているものの、「使用頻度がそれほど高くはない…」という人も多いのではないでしょうか。「なかなか減らない…」と感じた場合は、料理の味付け以外の使い方を取り入れるのがおすすめです。暮らしに関わるさまざまなサービスを依頼できる、くらしのマーケット【公式】(curama.jp)のInstagramより、暑い夏に役立つお酢の活用方法を紹介します。お酢は夏の弁当作りの強い味方高温多湿の梅雨や夏のお弁当作りで気になるのが、『食中毒』。お酢が持つパワーは食材の傷みを防ぐのに効果的です。くらしのマーケットのInstagramでは、お弁当を傷みにくくするための工夫として、以下のようなお酢の活用方法を提案しています。・ごはんにお酢をまぶす・お酢を使ったおかずを入れるお酢は殺菌力に優れた調味料です。上記のようにお酢を使えば、菌の繁殖を抑制できます。酢の酸味が苦手な子供のお弁当の場合は、砂糖や醤油と組み合わせて甘酸っぱく調理するのがおすすめです。肉や野菜との相性もよいので、おいしく食べられるでしょう。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る くらしのマーケット【公式】(@curama.jp)がシェアした投稿 調理段階の食中毒対策にもお酢が効果的お弁当による食中毒を予防するためには、調理段階から菌を『付けない』『増やさない』ための工夫を取り入れることも重要です。食材が直接触れるまな板は、特に菌が繁殖しやすいアイテム。くらしのマーケットでは、以下の方法でお手入れするようおすすめしています。1.まな板を洗剤で丁寧に洗って、すすぐ。2.熱湯をかける。3.水道水4分の3カップに穀物酢4分の1カップと塩大さじ2分の1を加えて酢水を作る。4.まな板の上に乾いたふきんをのせ、3で作った酢水をまんべんなくかける。5.室温で1時間以上置き、水で流せば完了。日常的に行えばまな板を静菌できるので、夏場は特に意識して実践してみてください。夏場のお弁当は、適切な対策を行わなければあっという間に傷んでしまう恐れがあります。さまざまな対策グッズも販売されていますが、お酢を使えば家にあるもので効果的な対策が可能です。お酢は本記事で紹介したようなお弁当の傷み防止のために使えるほか、生ゴミの消臭やシンクの掃除にも使えます。詳しくはくらしのマーケットの公式Instagramをご覧ください。[文・構成/grape編集部]
2024年08月01日暖かい季節になると、食中毒のリスクが高まります。食中毒と聞くと、肉や魚、野菜などを適切に保存や調理しないことで、菌が繁殖して起きるイメージがありますよね。しかし、トイレから菌を持ち込んで食中毒を起こす事例も起きているようです。生活協同組合おおさかパルコープ(以下、コープ)のウェブサイトでは、トイレから菌を持ち込まないための対策を説明しています。トイレから菌を持ち込まないためには?トイレにはさまざまな菌やウイルスが存在します。中でも厄介なのは、大腸菌。汚染された手で食材や調理器具を触り、食中毒を起こすと激しい腹痛や下痢、発熱などの症状が現れることがあるそうです。コープのウェブサイトによると、お尻を拭く時にトイレットペーパーを36枚重ねてようやく手から大腸菌が検出されなくなるのだとか。しかし、1回拭くのに36枚も重ねて使っていたら、不経済なだけでなく、トイレを詰まらせる恐れもあり、現実的ではありません。大腸菌やウイルスを持ち込まないための対策については、以下のように記載されています。人の糞便中には10~1000億個の細菌が存在します。また、代表的な菌である大腸菌の大きさは最大でも4マイクロメートル(1mmの250分の1)なので、トイレットペーパーを貫通してしまいます。トイレの後は必ず手洗い、消毒をしましょう。生活協同組合おおさかパルコープーより引用トイレの後は、しっかりと手洗いと消毒をするのがいいとのこと。当たり前のことに思えるかもしれませんが、急いでいる時には、手洗いにあまり時間を掛けなかったり、流水だけでサッと済ませたりすることもありますよね。食中毒を防ぐためにも、手洗い石鹸と消毒液を使い、意識してしっかりと手を殺菌しましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月22日2024年7月現在、全国各地で厳しい暑さが続いています。夏になるとより一層の注意が必要になるのが、食中毒。夏の時期は気温が高いため、食中毒の原因となる細菌が増殖しやすくなるといわれています。食中毒の症状は、腹痛や下痢、おう吐、発熱などさまざま。夏を楽しく快適に過ごすためにも、しっかりと予防したいですよね。厚生労働省は、ウェブサイトにて、家庭で食材を保存する際の注意点を解説していました。食中毒を防ぐための、保存の際のポイントとは?厚生労働省は、食中毒を防ぐための家庭でできる食品の保存方法として、以下の4つを挙げています。◆冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。◆冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、冷蔵庫や冷凍庫の7割程度です。◆冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することがめやすです。◆肉や魚等は、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁等がかからないようにしましょう。厚生労働省ーより引用食品を持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫へ食品には、保存の際に冷蔵や冷凍が必要な場合、そうでないパターンがあります。前者である場合は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れるようにしましょう。冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意食品を冷蔵庫や冷凍庫に保存する際、詰めすぎには注意が必要です。厚生労働省は、冷蔵庫、冷凍庫ともに7割程度を目安としています。冷蔵庫と冷凍庫の温度管理に注意食品を冷蔵庫や冷凍庫に入れる際に注意するのは、詰め方だけではありません。室内の温度管理にも注意が必要。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下に維持するようにしましょう。肉や魚などは、ビニール袋や容器へ冷蔵庫や冷凍庫に肉や魚などを入れる際は、ビニール袋や容器に入れるようにしましょう。また、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないように注意してください。※写真はイメージ厚生労働省が呼びかけた4点の食中毒防止策は、どれも知っていれば簡単に実践できるものばかり。食品を保存する際、厚生労働省の呼びかけを思い出して、食中毒の防止に努めましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月16日蒸し暑い日が続く、2024年7月現在。気温が高く汗をかきやすい季節には、水分補給が欠かせません。冷たい飲み物やスポーツ飲料を作り置きしている人も多いでしょう。しかし、飲み物を入れる容器に注意しないと、食中毒を引き起こす危険があると、東京都墨田区(以下、墨田区)のウェブサイトが説明しています。墨田区が『金属製の容器』の使用に注意喚起墨田区のウェブサイトは、やかんや水筒など、古くなった金属製の容器を使用し、食中毒が発生したことを報告しています。炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料などの『酸性飲料』を古くなった金属製の容器に長時間保管していると、酸性の飲み物と反応し、金属が溶けだすことがあるのだとか。金属が溶け出した飲み物を飲むと、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れることがあるそうです。金属の溶け出しによる食中毒を防ぐための注意点は、次のように記載されています。・食品が接触する容器の内部にサビやキズがないか確認すること・酸性の飲み物(炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料など)を長時間、金属製の容器に保管しないこと・古くなった容器は、定期的に新しいものに交換すること・取り扱う食品の表示及び注意喚起を確認し、使用すること墨田区ーより引用やかんや水筒などの金属製の容器を使用する際には、内部にサビや傷がないか確認し、『酸性飲料』を長時間入れたままにしないようにしてください。また、事故を防ぐためにも、やかんや水筒は、定期的に買い替えましょう。ただし、スポーツ飲料などに対応している商品もあるので、分からない場合はメーカーに問い合わせてみてください。毎日使う人も多い、やかんや水筒に思わぬ危険が潜んでいると思うとゾッとしますよね。せっかくの水分補給で事故を起こしてしまわぬよう、正しく安全に使いましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月15日決して珍しくない症状であるにもかかわらず、最悪のケースは命に関わる、食中毒。傷んだ飲食物をうっかり口にしてしまい、激しい腹痛や吐き気といった症状に見舞われるケースが大半です。『もう1つのよくある原因』として挙げられるのが、誤飲や誤食。食べ物と勘違いをして、危険なものを口に含んでしまう人もいます。神奈川県が『食中毒にまつわる注意喚起』2024年6月下旬、神奈川県は有毒植物の誤食による食中毒が発生したことをウェブサイトで告知。自然が豊かな地域である、神奈川県足柄上郡山北町にて、男性1名が河川敷で採取した植物を食べたところ、口腔や口唇のしびれを発症したといいます。幸い、男性は無事に退院し、大事にはいたりませんでした。しかし、状況によっては症状が重かった可能性もあるでしょう。その後の調査の結果、男性が誤食したのは、有毒植物であるテンナンショウ属の果実と判明。男性は、緑色の状態の果実を口にしたことが分かりました。テンナンショウ属の果実熟して赤色になったテンナンショウ属の果実テンナンショウ属の誤食による食中毒は、以前から全国で報告されています。熟すと赤色になり、目立つことから、幼い子供が誤食したケースも少なくありません。厚生労働省は「『子供の頃に間違って食べて酷い目に遭った』という話はよく耳にするため、実際の中毒事故は相当数あるものと思われる」と述べています。今回の件を受け、神奈川県はテンナンショウ属について、このように情報を発信しました。・北海道から沖縄まで全国的に分布し、約30種以上と種類が多く、代表的な種としてマムシグサ、マイヅルテンナンショウなどがある。・多年草で、地上部は普通葉を1-2枚つけ、地下部には扁球形の地下茎がある。・果実をつける初夏から秋にかけての誤食による事故が多い。・摂食後30分以内の短い潜伏期間の後に発症する。口唇、口内のしびれ、腫れなどのほか、腎臓にシュウ酸カルシウムが沈着して腎機能を障害することもある。・誤食事例の多くは未熟の果実をトウモロコシと間違えて食べたことにより発生している、そのほかにもタラノキの芽と間違えた事例もある。神奈川県ホームページーより引用神奈川県の呼びかけはSNSでも話題になり、ネットからは「そんなに危険とは初めて知った」や「よく見るやつだ!子供にも注意をしておこう」といった声が上がっています。ほかの食べ物と勘違いし、有毒植物を口にしてしまうケースは後を絶ちません。覚えておきたいのは、『確実に食用と判断できないものは食べない』という点です。野草だけではなく、他人からもらったものも同様。安全性に少しでも不安がある場合は、食べるのをやめたほうがよさそうです。もしうっかり口にしてしまった場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2024年07月13日各地で猛暑日を観測している、2024年7月現在。夏になると、細菌による食中毒が発生しやすくなります。職場や学校に持っていくお弁当箱に保冷剤を入れて、温度を上げないように気を使う人も多いでしょう。しかし、たまには作り立てのようなホカホカな料理を食べたくなりますよね。調理用品などを販売するサーモス株式会社(以下、サーモス)のウェブサイトでは、夏にスープジャーや保温弁当箱を使用する際の注意点を説明しています。夏のスープジャーや保温弁当箱、使用の注意点とは気温が高くなる夏は、食品の温度管理が大切になります。お弁当を作る際にも、食材を冷ましてから詰めないといけません。そのため、夏の時期にスープジャーや保温弁当箱を使うのに抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、サーモスのウェブサイトによると、以下の点に気を付ければ、夏でもスープジャーや保温弁当箱は使えるとのことです。スープジャー●保温するときは、熱湯で予熱する●スープなど中に入れる食品は熱々を入れる●スープジャーには満量入れる(量が少ないと冷めやすくなります)●6時間以内に一度に食べきるサーモス株式会社ーより引用保温する時に熱湯で予熱し、なるべく熱々の食品を入れてください。スープジャーには、適量を入れ、入れすぎには注意が必要です。なお、温度が下がってしまわぬよう、6時間以内に食べきるようにしましょう。保温弁当箱●ごはんは炊きたてのものを入れる。またはごはん容器ごと電子レンジで熱々に加熱してから保温する。●おかずはしっかり冷ます●おかずの水気は少なくする●おかず容器の上に保冷剤を載せる●6時間以内に一度に食べきる●車の中など高温になるところには放置しないサーモス株式会社ーより引用ご飯は炊きたてのものか、電子レンジで熱々に加熱したものを入れましょう。おかずはしっかりと冷まし、水気を切ってください。また、おかず容器の上には保冷剤をのせて、温度が上がらないようにするのがよいといいます。スープジャーと同様に、6時間以内に食べきり、車の中など、高温になるところには放置しないよう、注意しましょう。ただし、夏の時期にスープジャーや保温弁当箱を使用できるのは、熱い食品が6時間経っても、細菌が繁殖しやすい20~45℃まで温度が下がらないのが条件です。スープジャーや保温弁当箱の保温機能は商品によって異なる場合があるので、メーカーに確認してから使用してください。夏でも熱々の料理が食べられるのは、嬉しいですよね。サーモスが教える注意点に気を付けながら、スープジャーや保温弁当箱を活用して、おいしい食事を楽しみましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月13日通勤、通学時や、お出かけ時に持ち歩くことの多いお弁当。暑い季節に気になるのが食材の傷みによる食中毒です。安全にお弁当を食べるにはどうすればいいのか、保管方法はどうしたらいいのか、心配になる人も多いでしょう。農林水産省は食中毒予防の大原則として『付けない』『増やさない』『やっつける』を提唱しています。安全にお弁当を楽しむために知っておきたいポイントを詳しく紹介します。食中毒予防その1お弁当を作る前に『付けない』食中毒予防の1つめは、お弁当を作る前に菌を『付けない』ことです。普段、当たり前に行っていることでも見落としていることがあるかもしれません。チェックも兼ねて確認してみましょう。手をしっかり洗う調理前はもちろん、調理中に生の肉や魚、卵を触った時、トイレに行った際にはしっかり手を洗いましょう。手や指に傷がある場合は、調理用の手袋を使用して手を覆いましょう。お弁当箱は清潔なものを使用する洗う時はゴムパッキンを外し、泡スプレータイプの洗剤やスポンジを使用して隅々まで洗いましょう。洗った後は十分に乾かすのがベストですが、洗った直後にお弁当箱を使用する場合は、清潔な布巾で水滴をしっかり拭き取りましょう。調理用具は清潔なものを使用する洗剤できれいに洗い、しっかり乾かしたもので調理しましょう。盛り付ける時には清潔な菜箸や使い捨ての手袋を使いましょう。食材を洗う野菜や果物、魚介類は流水でよく洗いましょう。ただし、肉は食中毒菌がシンクに飛び散るため、洗ってはいけません。盛り付けるカップにも注意シリコン製のカップはお弁当箱と同様に清潔にしましょう。梅雨時期と夏場は使い捨てのカップを使うようにしましょう。食中毒予防その2お弁当を作る時に『やっつける』次に、菌を『やっつける』対策です。農林水産省の公式サイトでは、おかずを作る際の注意点として以下のように説明しています。おかずは、しっかり中心部まで加熱することが大事です。清潔な調理用温度計を用いて確認することをおすすめします。農林水産省ーより引用卵焼きやゆで卵などは半熟ではなく完全に固まるまで加熱してください。火を通さなくても食べられるハムやカマボコなども加熱してからお弁当に入れたほうがよいそうです。さらに、公式サイトでは食中毒の原因となる微生物が死滅する時間と中心温度の目安を紹介しています。菌が死滅する中心温度と時間の目安・ノロウイルス…85〜90℃で90秒以上加熱・腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ族菌…75℃で60秒以上加熱・リステリア…65℃で数分加熱菌を死滅させる時間と温度の目安を覚えておくと、安心材料の1つになります。食中毒予防その3お弁当を詰める時に『増やさない』最後は、菌を『増やさない』対策です。農林水産省の公式サイトでは、4つの方法が紹介されています。水分が出ないようにする水分が多いと、細菌が増えやすくなります。食品からの水漏れを防ぐため、仕切りや盛り付けカップを使用しましょう。生野菜や果物はよく洗い、水気を切ってからお弁当に詰めましょう。揚げ物や焼き物など、もともと水分の少ないおかずを詰めるのも効果的です。冷やしてから詰めるご飯やおかずが温かいうちに詰めてしまうと、傷みの原因になってしまいます。しっかりと冷ましてから詰めましょう。作り置きは再加熱するお弁当の安全のためには当日調理が基本です。やむをえず前日に調理したものや昨晩の残りを詰める際は、必ず再加熱してください。涼しいところで保存する作ったお弁当を保存する場合は、冷蔵庫や涼しい場所がベストです。長時間持ち歩く場合は、保冷剤や保冷バッグを使用しましょう。通勤通学時に限らず、ピクニックやレジャーなどお弁当を持って出かけることもあるでしょう。そんな時は食中毒予防をしっかりとして、安全でおいしいお弁当を楽しみましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月12日「焼く・蒸す・煮るに次ぐ第4の調理法」などといわれ、注目が集まっている低温調理。低温調理は簡単にいうと、低温調理器を使って、湯せんのような手法で食材を加熱する調理法です。柔らかいローストビーフが簡単に作れるなどメリットも大きく、自宅で試す人もいますが、実は注意点もあるのです。本記事では、低温調理器を開発・販売しているアイリスオーヤマ株式会社(以下、アイリスオーヤマ)に取材しました。低温調理の意外な注意点低温調理は食材をじっくりと低温で加熱する方法ですが、気を付けなければいけない点があります。アイリスオーヤマによると、「低温で調理を行うため高温による殺菌ができない」といいます。そのため、「調理方法を誤ると食中毒になるリスクを伴います」とのこと。低温調理を行うにあたり、アイリスオーヤマでは、以下のような注意喚起を行っています。●調理前に手や器具をよく洗い、衛生的に調理してください。●食材は新鮮なものを使用し、調理に使用する密封袋は毎回新しいものを使用してください。●調理時には食材に直接手で触れないでください。●調理時・保存時は、菌が繁殖する5~55°Cの温度帯は避けるようにしてください。●調理後は粗熱を取った後90分以内にお召し上がりいただくか、冷蔵保存をしてお早めにお召し上がりください。アイリスオーヤマーより引用画像提供:アイリスオーヤマ調理をするうえで殺菌はとても重要です。『内閣府 食品安全委員会』の『季刊誌 食品安全 第50号』によれば、食中毒菌などの死滅条件を以下のように挙げています。腸管出血性大腸菌 75℃ 1分カンピロバクター 75℃ 1分サルモネラ属菌 75℃ 1分リステリア 65℃ 数分ノロウイルス 85~90℃ 90秒間以上食品安全委員会ーより引用食材によっては常温で長時間放置すると、食中毒のリスクが高まります。低温調理を行う際には本記事で紹介した注意点を守るようにしましょう。[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]取材協力アイリスオーヤマ株式会社
2024年07月11日スーパーマーケットなどで商品を購入する際、どのような順番で回っているでしょうか。買う物が多いと、食品や日用品のコーナーなど、あちこち練り歩くこともあるかもしれません。しかし、食品、特に肉や魚といった生鮮食品を買う場合、買う順番に注意が必要なのです。厚生労働省協力のもと、夏場の買い物で気を付けるべきポイントを紹介します。冷蔵・冷凍が必要な食品は最後に買う厚生労働省は『食中毒予防のポイント』として、「食品を買う時は、買いものの最後に」という点を挙げています。短時間だからと油断は禁物。日用品などを先に買い、その後に食品を買いましょう。特に生鮮食品や冷蔵・冷凍の必要なものは、食品の中でも最後に買いましょう。例えば、生鮮食品を購入した後に、日用品を買いにほかのフロアを回ったり、別の店を訪れたりすると、その間に食品が傷む可能性があります。生鮮食品は最後に購入し、購入後はできるだけ早く家に帰りましょう。また、店内の冷蔵・冷凍ケースから肉や魚を取り出した後に、店内を長時間うろうろするのも避けるべき。冷蔵や冷凍が必要な生鮮食品をケースから取って買い物かごに入れるのは、できるだけ最後にするのも重要です。※写真はイメージ順番のほか、店選びも大事なポイントになります。「新鮮な食品や質のいい食品を取り扱っているか、衛生的か、冷蔵・冷凍ケースがしっかり冷えているかなどの点に注意してお店を選びましょう」とのことでした。購入商品を持ち帰る際のポイント購入した生鮮食品は、氷やドライアイスを利用し、保冷して持ち帰りましょう。保冷機能付きのバッグがあると便利です。商品を持ち帰る際、中から液体が漏れる可能性のある商品は、必ずポリ袋などに入れましょう。液体がエコバッグやほかの食品に付くと、そこから細菌が繁殖し、食中毒の原因になる可能性があります。ほかにも、厚生労働省は「車で買い物に行っても食品をトランクに入れないでください」と注意喚起をしています。車のトランクの中は温度が高くなるため、「買い物した商品を座席に置く余裕がなければ、助手席や後部座席の足元に置きましょう」とのこと。食中毒のリスクをできるだけ減らすためにも、生鮮食品を購入する際は、本記事で紹介したポイントに注意しましょう。[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
2024年07月08日冷たい水にティーバッグを浸しておくだけで、気軽にアイスティーを作ることができる、水出し紅茶。気温が高い日などは、コップや水筒に入れたアイスティーを口にして、涼みたくなりますよね。水出し紅茶は、手軽さが魅力の1つ。しかし、ほかの飲食物と同様に、正しい使い方を心がけなければ、時に健康に害を及ぼす可能性もあります。『水出し紅茶』の食中毒を防ぐためには?2024年夏、国内唯一の紅茶関連業者の団体である、日本紅茶協会はウェブサイトを更新。水出し紅茶の安全な使い方について書かれた、ガイドラインを公開しました。同団体によると、紅茶独自の製法や茶葉には食中毒菌などのリスクは探知されていないとのこと。とはいえ、使用する紅茶葉や抽出液には微生物が存在するため、状況よっては数時間で微生物が増殖し、食中毒につながる可能性があるそうです。また、お湯で抽出をするよりも、水で抽出するほうが、一般的に微生物が残存しやすいといわれています。同団体は、水出し紅茶による食中毒を防ぐため、注意喚起も兼ねてガイドラインを公開。食中毒を防ぐための4つのNG事項を挙げています。①手指・容器の衛生管理:(つけない)茶葉や水・湯に問題がなくても汚れた手指、汚れた保存容器で作るのはやめましょう。せっかくの抽出液が汚染されてしまいます。⇒水出し紅茶を淹れる前によく手を洗い、清潔な容器を使用。②使用水・抽出時の温度:(増やさない)長時間の常温の水、常温下の抽出はやめましょう。微生物の増殖リスクにつながります。⇒数時間を要する場合には冷水を用いて、涼しい場所で抽出。(望ましいのは冷蔵庫)③保存環境・温度:(増やさない)常温で長時間の放置はやめましょう。微生物の増殖リスクにつながります。⇒抽出液はできる限り冷蔵庫で保存。持ち歩く場合はできるだけ冷やして。④消費時間:(増やさない)大量に作って数日間にわたり飲用するのはやめましょう。微生物の増殖リスクにつながります。⇒当日中に消費するのが原則。容器に口をつけた場合はできるかぎり速やかに飲みきる。日本紅茶協会ーより引用厚生労働省や各自治体は、食中毒予防の三原則として『微生物をつけない、増やさない、やっつける』を掲げています。もちろん、それは水出し紅茶を楽しむ上でも重要。手指と容器の衛生管理、抽出液の温度と気温、保存環境、消費時間がポイントだといいます。簡単に紅茶を飲むことができるため、日本国内でも高い人気を誇る水出し紅茶。きっとティーバッグを買いだめして、毎日のように口にしている人も多いでしょう。ガイドラインはSNS上でまたたく間に話題になり、全国の紅茶愛好者からさまざまな声が上がりました。・水出し紅茶は楽だしおいしいけど、こういう点もしっかり覚えておきたいよね。・夏は水出しアイスティーを飲む人が増えるし、これは広まるべき。・こういう情報はありがたい!手洗いもしっかりと心がけようっと。なお同団体は安全のため、パッケージに『水出し用』などの記載がある、水出しをすることも踏まえて衛生的に管理された商品の使用を推奨しています。食中毒は最悪の場合、命を落とすこともある恐ろしい症状。直接体内に入るものだからこそ、正しい消費方法を意識したいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年07月07日梅雨の時期は、気温や湿度が上昇するため、食中毒に要注意。肉や魚はもちろん、野菜や果物などでも食中毒になるため、日頃から大半の人が気を付けていることでしょう。そんな人も、冷蔵庫に常備しているある物のチェックは、抜けているかもしれません。ふなっしーの体調不良、原因は開封済みの調味料千葉県船橋市の船橋市非公認のご当地キャラクターである、ふなっしーは、2024年6月26日にXを更新。3日間お腹を壊していたとして、注意喚起を投稿しました。ふなっしーによると、体調不良の原因と思われるのは、開封済みのめんつゆ。賞味期限内で開封し、冷蔵庫で保存をしていたそうです。しかし、開封後に日数が経ったためか、容器の中をよく確認すると、こんな異物が…。(。;゜▽゜)三日前お腹壊した原因お前か、、、賞味期限内で開封後冷蔵庫保存なっしーみんなも梅雨時気をつけてなっしなー #謎きのこ pic.twitter.com/0wIPlhmG9t — ふなっしー (@funassyi) June 26, 2024 容器を逆さにすると、まるでキノコのような物体が、コロコロと出てきたのです!明らかな異変に、ふなっしーもゾッとしたことでしょう。『謎の物体』がめんつゆに発生するのは珍しくないようで、生活協同組合コープこうべの商品検査センターは、自社のウェブサイトにある『商品Q&A』で、正体について説明をしています。めんつゆに生じた『謎の物体』を顕微鏡で確認すると、カビの菌糸の塊であることが判明したそうです。かたまりを顕微鏡で確認したところ、カビの菌糸が固まったものでした。お申し出品は開栓してから約2ヶ月が経過していたことから、開栓時に空気中のカビの胞子が容器内に入り、保管中に増殖してかたまりになったものと思われます。ストレートタイプのめんつゆは、塩分濃度が薄く、日持ちがしません。開栓後はなるべく1回で使い切ってください。残った場合は、必ずフタを閉めて、立てて冷蔵庫で保管し、2~3日以内を目安に使い切りましょう。コープこうべ 商品検査センターーより引用「調味料は長持ちする」と思いがちですが、塩分濃度が低い麺つゆは、日持ちがしないとのこと。賞味期限は、あくまでも未開封の場合なので、開封後は早めに消費しましょう。ふなっしーの投稿には、ギョッとする人が続出しています。・怖すぎてゾッとした。みんな気を付けて!・冷蔵庫の調味料をチェックしたほうがいい。・自分の家のめんつゆが心配になって、大丈夫かを確認したよ~。・こんなに菌が育つのか…やばいな。注意喚起をありがとう!食中毒を避けるため、調味料までチェックしていなかった人は、確認項目に追加したいですね。体調を崩すことなく、暑い時期を乗り切りましょう![文・構成/grape編集部]
2024年06月29日分厚い肉を焼いたり炙ったりする、ステーキ。食べると、あふれんばかりの肉汁が口一杯に広がってきます。こんな風に想像するだけで、食欲が増すでしょう。特に牛ステーキには、生の状態に近い『レア』や、しっかり焼いた『ウェルダン』など異なる焼き加減があるのが特徴です。レアステーキって食べてもいいの?東京都保健医療局は、ウェブサイトを通じて、牛肉のレアステーキを食べる時に注意するべきポイントを解説しています。・食中毒菌は、主に牛肉の表面に付着しているので、牛肉の表面と側面をしっかり焼けば、牛ステーキをレア(中が赤い状態)で食べても基本的には問題ありません。・ただし、食中毒菌は、時間とともに牛肉の表面から内部に浸透していくので、子供や高齢者など食中毒に対する抵抗力の弱い方は、中までしっかり焼いて食べましょう。東京都保健医療局ーより引用牛肉の場合、食中毒菌は、主に表面に付着しているのだとか。そのため表面と側面をしっかりと焼けば、中面が赤いレアの状態で食べても、問題ないといいます。しかし、時間の経過とともに、食中毒菌は牛肉の表面から内側へ浸透していくため、食中毒にかかるリスクはゼロではありません。特に、食中毒に対して抵抗力の弱い、子供や高齢者が食べる時は、牛肉を中面までしっかり焼くことをおすすめします。また東京都保健医療局によれば、市販のステーキの中には、柔らかくするためにスジ切りをするほか、調味液をしみ込ませたものも販売しているとのことです。それらの加工を施したステーキ肉は、食中毒菌が、肉の内部にまで入り込んでいる可能性が高く、中面までしっかり焼くといいのだとか。ラベルには『牛肉加工品』『食肉加工品』といった表示があるので、確認するようにしてください。2024年6月現在、各地で真夏日が観測されています。暑い日が続くと、食中毒の発生が多くなるので、東京都保健医療局の注意ポイントを参考にしましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年06月28日