子どもが夜中に起きなくなりました…睡眠専門家直伝「深夜の覚醒」対策
そして、寝つく際に「この扇風機の音を聞いたらまた気持ち良く眠れるんだよ」ということを認識させ、夜中に覚醒したとしても、扇風機の音に集中させて眠れるようにしました。
この時に、扇風機の風が体に一切当たらないように設置しましょう。冷風である限り、体に当たれば眠りの質が低下することがわかっています。もし、暑くて寝始めだけ体に風を送りたい、という場合は、頭を中心に風を送り、体は夏布団をかけて冷えすぎないようにしましょう。眠りについたら扇風機の頭の位置をずらして、体や頭に一切風が当たらないようにすることを忘れないようにすることも大切です。
一人で眠るんだ、ということを認識
一人で子ども部屋で寝かせても、しばらく経つと「暑い」「窓の外が怖い」等と、何度も親の元に来るようになっていました。これを習慣化させると中途覚醒が高頻度になるので注意が必要です。
日中の愛情たっぷりのハグと、寝付く前のルーティン強化で安心させた後は、オペラント条件付けの「正の強化」を実施。
簡単に説明すると、何かができたらご褒美にその子にとってうれしい何か(強化子)を与える、というものです。きっかけはそうであったとしても、結果的に一人で眠ったほうが朝までぐっすり眠れるし、本人も気持ちよくなれば、進んでその行動をできるようになります。