夕方に光を浴びるといい人も! 医師直伝「不眠タイプ別ぐっすり快眠テク」
また、それぞれのタイプにおすすめの漢方薬の例も合わせて教えていただきます。
玉木さん漢方では不眠の要因となる疲労やストレスは気の巡りを乱すものと考え、不足している気は補い、過剰な気は鎮め、気の流れを良くして心を落ち着かせ、眠りを妨げる原因に働きかけ、良い眠りに導いていきます。おすすめする漢方薬はあくまでも一例ではありますが、ご参考にしてください。
1.入眠障害:眠いのに寝つけない
玉木さん入眠障害の方は、睡眠ホルモンであるメラトニンをしっかり分泌させるために、朝は決まった時刻に起きて、太陽の光を浴びることが大切です。曇りや雨の日でも同様です。
また、夜は脳の覚醒モードをリラックスモードに切り替えるため、カフェインなど覚醒作用のあるものの摂取は控え、食事は満腹でも空腹でもなくほどほどにしましょう。またカラダをリラックスさせれば自然に眠りやすくなりますので、ストレッチをするのもおすすめです。
次々と思考が止まらず覚醒してしまう場合は、意図的に思考を断ち切るために呼吸だけに集中する方法がおすすめです。
おすすめの漢方薬
玉木さん一般的な寝つきの悪さには「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」、イライラや興奮で眠れないときは「抑肝散(よくかんさん)」