熱中症だけじゃない!【女医監修】「夏の頭痛」の原因と対処法
ただ、冷たいものを飲みすぎると腹痛や下痢につながる場合もあるため、お腹の冷やしすぎには注意しましょう。
2:室内外の気温差による頭痛
夏は屋外の気温が上昇することから、冷房がよく効いた室内との気温差が大きくなりがちです。高温多湿の屋外と冷房の効いた屋内を行き来すると、急激な気温差によって自律神経のバランスに乱れが生じやすくなります。
自律神経に乱れが生じると、四肢の冷えや肩こり、頭痛などの症状のほか、食欲不振、片頭痛や緊張性頭痛の原因となってしまうことがあります。
室内外の気温差による頭痛の対策
外出から帰宅したときには、一気に体を冷やしすぎないようにしましょう。急激な温度変化を避けるために、冷房の効いた部屋から外へ出るときや、その逆の場合は、十分な時間をかけて体温調節を行えるようにしたいですね。
汗をかいた状態で急に冷房の効いた部屋に入ると、体が冷えすぎて体調を崩すおそれがあります。汗をよく拭き取ったり、着替えるなどの対処がおすすめです。
3:脱水症状による頭痛
夏の暑さで汗をたくさんかいてしまうと、体内の水分が減少してしまいます。また、意外に見落としがちなのが、寝汗です。健康な成人で、一晩に平均してコップ1杯分の汗をかくとも言われています。