超ぐっすり眠れる方法を教えて!【睡眠のプロが伝授】不眠解消のカギは腸にアリ
ストレスがかかると、副腎は対応するためにコルチゾールというホルモンを過剰に分泌し続けることから、疲弊してしまいます。現代人はストレス過多な方が多いため、副腎疲労を起こしている人は多いと考えられます。
コルチゾールは、本来、すっきり目覚めさせてくれる覚醒物質でもあります。コルチゾールは通常、夜中には分泌されないようになっていますが、ストレスや不規則な生活による副腎疲労や自律神経の乱れが原因で、寝入りや睡眠中にコルチゾールが分泌されてしまうことがあります。すると脳や体が十分に休まらないことから、寝入りが悪くなったり、質の悪い睡眠を引き起こしたりすることもあります。
副腎の負担を軽減して睡眠の質を上げるには?
ーー副腎疲労に疑いがある人が睡眠の質を向上させるためには、どうすればいいのでしょうか。
河野さん睡眠の質を向上させるためには、ストレスを管理し、副腎の負担を軽減することが大切です。
また副腎疲労の傾向がある人の多くは、腸内環境が乱れていることが確認されています。
例えば、乳酸菌が少ない、免疫異常がある、炎症を起こしているなどの異常がみられています。
睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンを作るホルモンであるセロトニンの8~9割は腸で作られているといわれています。