心がコントロールできない…【産婦人科医監修】妊娠初期の「メンタル不調対策」
妊娠初期は、新しい命の誕生に向けて体が大きく変化する時期です。特に、妊娠に伴う急激なホルモン変化は、メンタル不調の原因となることも。今回は、妊娠初期に起こり得るメンタル不調にどのようなものがあるのか、そしてその対策について解説します。あなたやあなたの周りの人が、妊娠初期を少しでも快適に過ごすための一助となれば幸いです。
妊娠初期に起こりやすいメンタル不調
妊娠初期には、体が子どもを育むために必要なホルモンが大量に分泌されます。このホルモンの変化が、気分の変動、不安感、抑うつ感といったメンタルの不調を引き起こすことがあります。例えば、一般的によく知られている「つわり」も、体だけでなく心にも影響を及ぼす場合も。また、妊娠が明らかになると、将来への不安、育児や経済面での心配、体型の変化に対する不安など、様々なストレスが生じるでしょう。
具体的な事例と対策
事例1:不安感と抑うつ
Aさんは、妊娠が判明してから、将来への不安で夜も眠れない日が続きました。また、つわりの辛さによって外出が難しく、孤独感を強く感じるようになりました。
<対策>
Aさんは、医師との相談を経て、短時間でもいいので日光を浴びること、栄養バランスの取れた食事を心がけること、無理をせず休息を取るように心がけました。