無意識に“春バテ”してませんか? 女医が解説する「季節の変わり目不調」の特徴と対策
自律神経は、体温調節や心拍数、呼吸など、意識せずに行われる体の機能を調整しているもの。その自律神経が乱れると、頭痛、めまい、不眠、または過眠といった症状を引き起こす可能性があります。
春バテ
「春バテ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、春になると体がだるく、疲れやすくなる現象のことを指します。
この時期は生活環境の変化に加えて、気温の変化に体が適応しようとするストレスも加わります。冬の間に蓄積された疲労、そして日照時間の増加による生体リズムの乱れによって体調不良を起こしやすいとされています。
日頃から気をつけるべきこと
規則正しい生活リズムを保つ
自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活が大切。特に睡眠は、質と量を保つことが重要とされています。
春は何かと忙しいかもしれませんが、夜更かしを避け、毎日同じ時間に就寝し、同じ時間に起床することを心がけましょう。睡眠の質を高めるために、寝るときは部屋をしっかり暗くする、夕方以降はブルーライトを避ける、室温を適温に保つ、などの工夫も大切です。
栄養バランスの良い食事を摂る
春バテ対策として、ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を心がけましょう。