春といえば、入学や就職、異動や転勤など、新生活の始まりとともに周囲の環境がガラッと変わるという人も多い季節ですね。多くの人々にとって心躍る時期であるとともに、新しい環境への不安が高まるという人もいらっしゃるでしょう。この季節の変わり目には、体調を崩しやすいという問題も。そこで今回は、女医の筆者が、季節の変わり目に特に注意すべき体調不良の特徴と、その対策について解説します。春を健康に、そして快適に過ごすためのポイントを押さえていきましょう。春に起こりやすい体調不良とその原因アレルギー症状春は、花粉症をはじめとするアレルギー症状が現れやすい季節です。去年は大丈夫だったのに、今年はなんだか鼻がムズムズする…という方も多いのではないでしょうか。アレルギー症状は花粉以外にも、ダニやカビなどのアレルゲンが原因となる場合も。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状は、体内でアレルゲンに対する過敏反応が起こることで引き起こされるとされています。症状が強い方だと、鼻詰まりや頭がぼーっとするなどの症状で、仕事や勉強にも集中できないという方も多くいらっしゃいます。自律神経の乱れ春は気温の変化が激しく、体がそれに適応しようとする過程で自律神経が乱れがちです。自律神経は、体温調節や心拍数、呼吸など、意識せずに行われる体の機能を調整しているもの。その自律神経が乱れると、頭痛、めまい、不眠、または過眠といった症状を引き起こす可能性があります。春バテ「春バテ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、春になると体がだるく、疲れやすくなる現象のことを指します。この時期は生活環境の変化に加えて、気温の変化に体が適応しようとするストレスも加わります。冬の間に蓄積された疲労、そして日照時間の増加による生体リズムの乱れによって体調不良を起こしやすいとされています。日頃から気をつけるべきこと規則正しい生活リズムを保つ自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活が大切。特に睡眠は、質と量を保つことが重要とされています。春は何かと忙しいかもしれませんが、夜更かしを避け、毎日同じ時間に就寝し、同じ時間に起床することを心がけましょう。睡眠の質を高めるために、寝るときは部屋をしっかり暗くする、夕方以降はブルーライトを避ける、室温を適温に保つ、などの工夫も大切です。栄養バランスの良い食事を摂る春バテ対策として、ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を心がけましょう。特にビタミンCは、免疫力の向上に役立つとされています。食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントも上手に取り入れるといいですね。アレルギー対策をする花粉症などのアレルギー対策として、室内の空気を清潔に保つことが大切です。帰宅した際は、衣服についた花粉を払い落とし、こまめに換気を行いましょう。空気清浄機を活用したり、外出時はマスクやメガネを利用して、直接花粉に触れることを避ける工夫をしましょう。ストレスをコントロールするストレスは自律神経の乱れを引き起こし、春の体調不良を悪化させる原因になることもあります。環境の変化が起こりやすい春ですが、帰宅後や休日などは仕事や人間関係のストレスから距離を置き、趣味やリラクゼーションで心を休める時間を持つことが重要です。春は普段よりも意識して自分をいたわる時間を作るといいでしょう。適度な運動習慣をもつ春になると運動を始める人が増えますが、急に激しい運動を始めると体に負担がかかり、かえって健康を害することがあります。運動を始める際は軽い運動から始め、徐々に負荷を高めていくようにしましょう。運動習慣を作ることは、ストレスを軽減し、メンタルの安定や睡眠の改善にもつながるためおすすめですよ。まとめ体調不良を引き起こしやすい春ですが、適切な対策を講じることで快適に過ごすことができます。今回ご紹介したポイントを日々の生活に取り入れることで、春の体調不良を予防し、元気に過ごしましょう。今回の内容が、春の季節を健やかに、そして快適に過ごすための一助となれば幸いです。©oka/Adobe Stock ©siro46/Adobe Stock著者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2024年04月02日暖かさを感じるようになってくる頃、眠気やだるさなど、カラダの不調を感じていませんか?冬から春へと季節が変わる頃に起きる不調は、もしかしたら「春バテ」かもしれません。今回は春バテの原因や対処法について、あすけん栄養士が解説します。春バテとは?春バテとは、季節の変わり目である春に感じる不調を指す言葉として使われます。不調の内容には、眠気、だるさ、肩こりなどのカラダの不調から、イライラ、憂鬱感、気分の落ち込みなどの精神的な不調までさまざまなようです。春バテは寒暖差による自律神経の乱れが原因として考えられています。春は暖かい日と寒い日が交互に続いたり、朝晩の気温の差があったりと寒暖差が大きく、自律神経のバランスを崩してしまいやすいもの。また春は新生活や転勤、異動などの生活変化によるストレスや、花粉症の時期とも重なり、人によってはさらにストレスがかかってしまうこともあります。体調を崩してしまう前に、なんとか対策しておきましょう。春バテ対策のポイント3つ春バテの原因とされる自律神経が乱れないようにするには、睡眠や食事などの生活習慣の見直しが大切です。春バテ対策のポイントを3つに分けてご紹介します。1.毎日3食規則正しくとる自律神経を整えるには、規則正しい食生活を心がけることが大切です。とくに朝ご飯を抜きがちな方は、生活リズムが乱れやすくなるものです。朝ご飯はカラダを目覚めさせてくれる大事な役割があるため、食べる習慣を身に付けましょう。2.睡眠で休養をとる忙しい日が続くと睡眠がおろそかになってしまうかもしれませんが、睡眠不足はストレスの元。忙しいときこそしっかりと睡眠を取り休養しましょう。ホットパックなどで目元を温めるとリラックス効果があるといわれています。疲れ目対策にも良いとされているため、目を使う作業が多い方は寝る前に取り入れてみるのも良いですね。また湯船にゆっくり浸かるとリラックスでき、眠りを助けてくれますよ。いつもシャワーで済ませている方は、ぜひ試してみてください。3.軽い運動でリフレッシュ軽い運動やストレッチはストレス解消に役立ち、自律神経も整えてくれます。暖かい日は外で身体を動かすのも良いですね。運動する習慣があまりない方は、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動から、無理なく始めてみてください。春は年度末の忙しさや、生活や環境の変化などもあり、知らないうちにストレスを感じることも多いでしょう。生活習慣をしっかり整え、春バテに負けないカラダ作りをしておきましょう。 【執筆者】広田千尋/管理栄養士これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
2024年02月18日近頃はインフルエンザや風邪が流行していることもあって、免疫力低下は避けたいところ。でも知らないうちに免疫システムがバテてしまっている可能性も。数々のメディアやYouTubeなどで活躍するドクターハッシーこと内科医の橋本将吉さんが「免疫バテ」につながりやすいNG行動と対処法を解説します。免疫バテとは?NGな生活習慣もチェック!「免疫バテ」は橋本さんによる造語で、昨今の新型コロナウイルスの流行によって起きやすくなった食生活の乱れや運動不足、睡眠不足、腸内環境の悪化などを原因として起きる免疫力の低下や体調不良のこと。橋本さん免疫バテで免疫システム全体の調節が乱れた結果、全身倦怠感や疲労感を感じやすくなり、さまざまな健康リスクが増えてきます。例えば下痢・便秘がち、頭痛が頻繁に起こる、手足が冷える、小さなことでイライラする、食欲がないなどの状態があるなら免疫バテの恐れがあります。ーーさらに、次の5つの行動に2つ以上あてはまったら、免疫バテにつながる可能性があるといいます。免疫バテにつながりやすいNGな生活習慣5つ1.1日に1回もサラダを食べないことが多い2.1週間に運動をする頻度が1回以下3.朝、起きたときに熟睡感がないことが多い4.1日に10回以上笑っていない5.入浴は週に5日未満で、シャワーで済ますことが多い橋本さん心当たりがある人は、バランスの取れた食事から適切な睡眠、適度な運動、ストレス管理、日光浴、社交活動まで、生活習慣全体を見直しましょう。食事からの免疫バテ対策ーー数ある免疫バテ対策のうち、今回は食事での対策を教えていただきました。橋本さん腸は免疫システムとして重要な役割を果たしているため、腸内環境を整えることが対策の一助となります。腸には100兆個の菌が棲んでおり、悪い菌か良い菌かによって本人の免疫を左右します。良い菌が多くいれば悪い菌がいてもやっつけてくれるので、食物繊維や乳酸菌を摂取して良い菌を増やすことが重要です。大事なのはプロバイオティクスとプレバイオティクスを摂取することです。・プロバイオティクス:菌そのもの。乳酸菌やビフィズス菌などの良い菌・プレバイオティクス:プロバイオティクスのエサになる、食物繊維やオリゴ糖など橋本さん乳酸菌はヨーグルトやキムチなどの発酵食品、食物繊維は野菜のほか海藻類がおすすめです。キノコ類も合わせて摂取するとよりよいですね。おやつには、ナッツなどの木の実がおすすめ。植物性の食物繊維やたんぱく質、脂質がバランスよく含まれているからです。ーーこれらを食事に取り入れつつ、生活習慣も正して免疫バテを対策しましょう。手軽に飲める健康のためのドリンク3選ーーとは言っても、食事に手間ひまかけるのが億劫なら、市販のドリンクを試してみるのもよいかもしれません。ライターが見つけた3つの商品をチェックしてみてください。1.医師が企画した乳酸菌粉末ドリンクハシモトマサヨシ「乳酸菌 V28」180g(6g×30包)¥6,960円(税込)橋本さんが医師として監修ではなく、直接企画している『ハシモトマサヨシ』ブランドの乳酸菌入り粉末ドリンク。乳酸菌、食物繊維、野菜や果物、ビタミン・ミネラルなど全部で28種類の成分を配合。りんご酢風味で美味しく飲めます。水やお湯、ソーダ水などに溶かして飲みますが、橋本さんによれば、ヨーグルトなどに入れて食べてもOKとのこと。手軽に毎日、腸のために続けられそうですね。<商品情報>ハシモトマサヨシ「乳酸菌 V28」180g(6g×30包)¥6,960(税込)2.スッキリ飲めるドリンクタイプのヨーグルト明治「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプThe GOLD」112g 希望小売価格¥257(税込)今年10月に発売された新しい商品。明治が保有する数千種類の乳酸菌ライブラリーの中から選び抜いた1073R-1乳酸菌がつくりだす多糖体「R-1乳酸菌EPS」を通常品の2倍(6.6mg)配合したドリンクタイプのヨーグルトです。EPS(Exopolysaccharides)とは、乳酸菌などが菌体外につくりだす多糖体。多糖体は、一般的にキノコや海藻、野菜などの食品に含まれている微生物がつくる成分で、新しい可能性を秘めているとか。ドリンクヨーグルトとはいえ甘さは控えめのタイプで、スッキリとして飲みやすそうです。<商品情報>明治「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプThe GOLD」112g希望小売価格¥257(税込)3.手軽に免疫と睡眠のダブルケアができるドリンクキリンビバレッジ「キリン おいしい免疫ケア 睡眠」100ml ペットボトル ¥172(税込)※編集部調べ免疫ケアと睡眠の質向上をダブルでサポートする機能性表示食品。健康な人の免疫機能の維持に役立つプラズマ乳酸菌を1,000億個配合しているのに加え、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つGABAは100mg配合。優しい甘さで、続けやすいヨーグルト味です。キリンの調査では「夜の体調管理」や「睡眠の質向上」を目的に、「お風呂上がりから寝る前」に多く飲用されているそう。夜のリラックスタイムに合いそうです。<商品情報>キリンビバレッジ「キリン おいしい免疫ケア 睡眠」100ml ペットボトル¥172(税込)※編集部調べ腸が喜ぶ食品や手軽なドリンクを取り入れて、免疫バテを賢く対策しましょう。Information<教えてくれた人>橋本 将吉(はしもと・まさよし)さん株式会社Gift Circle(リーフェグループ)の代表取締役医師。東京むさしのクリニック院長として診療に携わる傍ら、個別指導塾「医学生道場」の運営やYouTubeチャンネル「ドクターハッシー/内科医 橋本将吉」を通じて一般の方に医学教育を提供中。<筆者情報>椎原茜ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。(C) nenetus/AdobeStock文・椎原茜
2023年12月25日12月になると、日中と夜間の寒暖差が大きくなり、それが体調不良を引き起こす原因の1つとなることも。そこで今回は、こういった寒暖差による「冬バテ」に焦点を当てて、女医の筆者が解説していきます。皆さんが快適な冬を過ごせるように、おすすめの対策方法をご紹介しましょう。冬バテの原因寒さによる身体への影響冬になると、屋外と屋内での気温差が激しくなるため、自律神経の働きに負担がかかります。日中と夜間の気温差が大きくなるとともに、室内で暖房器具を使っていると、より一層気温差が生じてしまいます。寒暖差によって自律神経が乱れてしまうことが、体調不良、つまりは“冬バテ”の原因になると考えられます。具体的には、身体が寒さにさらされると、アドレナリンやノルアドレナリン(※1)といった交感神経を活性化させるホルモンが分泌され代謝が活性化。心臓がドキドキする一方で、手足の血管は締まって血流が低下しやすくなり、「手足の冷え」として自覚されやすくなるとされます。さらにストレスホルモンの分泌が増え、食欲が増大したり、太りやすくなったり、免疫力の低下を招く可能性も。また、冬の屋内では暖房を使用することが多いですが、そうすると空気が乾燥するので、さらに風邪をひくなど感染症のリスクも高まるでしょう。日照時間の減少による影響12月は日照時間が短くなるため、紫外線が皮膚にあたることで合成されるビタミンDの不足や、日光に当たる時間が少ないことで季節性感情障害(SAD)のリスクが高まります(※2)。ビタミンDが不足すると骨密度が低下しやすくなるほか、免疫力が低下しやすくなるため、ビタミンDが不足していると感染症の重症化につながる場合もあるのです。季節性感情障害は秋から冬に増悪し、春~夏に改善するうつ病の一種。日光にあたる時間が短くなることでセロトニンの合成が不足することが一因と考えられます。健康な人でも、冬はセロトニンの分泌が少なくなり、気分が落ち込みやすくなる可能性があります。冬バテの対策適切な衣服重ね着や防寒具を活用し、体温の急激な変化に対応できるようにしましょう。屋外では、血流の多い首周りをマフラー等で覆ったり、手足が冷えないように手袋や厚手の靴下を履くなどの冷え対策がおすすめ。暖房の効いた屋内でも暑くなりすぎないように、調整しやすい衣服にすると良いですね。暖房器具の使用適切な室温を保ち、冷えによる体調不良を防ぐようにしましょう。暖房器具を使用すると空気が乾燥しやすくなるため、加湿器を活用するのも有効です。ただし、加湿器を使用する場合は定期的に内部を清掃し、カビの発生を防いでくださいね。バランスの良い食事栄養素をバランス良く摂取し、免疫力を維持するようにしましょう。特に不足しやすいビタミンDは、サケやサバ、イクラなどに多く含まれますので意識的に摂ると良いでしょう。メンタルの不調が気になる方は、体内でセロトニンの原料となるトリプトファンや、セロトニン合成に大切なビタミンB6、B12、葉酸といった栄養素も積極的に摂取したいですね。これらの栄養素を食事から補うのが難しいという人は、サプリメントを併用するのも良いでしょう。適度な運動冬は寒くて動くのが億劫になる人も多いはず。ストレッチやウォーキングなど、取り入れやすい軽い運動で血行を促進できると良いですね。メンタルの不調を改善するのにも、運動は大変有効だと思います。日光を浴びる日照時間が短くなる冬ですが、日光をできるだけ浴びられるような工夫をしてみてください。朝から日光を浴びるようにすることは、自律神経の乱れを調整し、気分を高めることにも役立つでしょう。リラクゼーション日々のストレスを自分でコントロールするために、趣味の時間をしっかり確保するなど、無理をしすぎないようにしましょう。忙しい中でも、瞑想や読書など心を落ち着ける時間をもつことで、副交感神経を優位にしてリラックスすることが大切です。まとめ冬バテは、寒暖差や日照時間の減少などが要因とされますが、適切な対策をとることで防げるはずです。衣服の工夫、栄養と運動のバランス、そして心の健康を保つことが大切。これらのポイントを意識して、快適な冬を過ごしていきましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット ノルアドレナリン / ノルエピネフリン※2 季節性うつ病:用語解説|こころの耳©yamasan/Adobe Stock ©K-Angle/Adobe Stock ©Trickster*/Adobe Stock著者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年12月08日こんにちは、かたくりこです。わが家の姉妹・長女こむぎ(7歳)と次女きなこ(4歳)の日常をお届けする「こむぎときなこ」の、第58回です。夏休み期間中は生活ペースが普段と違い、イベントも多く、子どもたちも家にいることが多いので、母のやることはいつもの倍以上。そんなある日の夕方、バテてしまって何もできなくなったことがありました。そのときふと思い立ち、子どもたちに助けを求めてみたら…子どもたちが猛烈な勢いで、洗濯たたみや、部屋の片付けや、お風呂の準備などを手伝ってくれました!次女には「おかーしゃん、子どもを2人産んどいてよかったな!」と、意気揚々と言われましたが(笑)、たしかに子ども2人が参戦すると、ものすごく進みが早かったです。多少ぐちゃぐちゃにたたまれていた洗濯物もありましたが、クオリティは二の次で全然構いません。とにかく作業を終わらせてくれたことが、ありがたかったです。これまでは、しんどいときも私だけで作業を抱えがちでしたが、これから困った時には、子どもたちにも積極的に助けてもらおうと思った母でした!
2023年09月12日冬が近づくこの季節、乾燥や寒さで体調がすぐれないという方は、「冬バテ」なのかもしれません。「これって冬バテかな?!」と感じる方に、この時期に摂りたい食材5選をご紹介します。冬バテとは?一般的に、寒暖差から来るカラダの不調を「冬バテ」といいます。最近では、年末年始の忙しさでストレスが溜まる、会食が増えるため胃腸の調子が悪くなるなど、寒暖差以外でも多忙や食生活の乱れが「冬バテ」の原因であると考えられています。「冬バテ」撃退におすすめの5つの旬食材お肌の乾燥に「牡蠣」牡蠣には、タンパク質や亜鉛、鉄やビタミンB12が豊富に含まれます。亜鉛はカラダの中でタンパク質の働きを助け、皮膚を正常に保つのに役立ちます。また、鉄分とビタミンB12は貧血予防によいとされています。お肌の乾燥対策や貧血から来るだるさ予防にとり入れたい食材です。だるさを感じる前に「ぶり」ぶりは養殖も盛んなので通年で楽しむことができますが、特に冬に旬を迎えるのが寒ぶりです。生でも調理してもおいしくいただけるぶりには、良質なタンパク質をはじめ、神経を正常に保つ働きがあるとされるビタミンB1やうつ病予防に役立つとされるEPA(※)が含まれます。ストレス予防に「白菜」お鍋、浅漬け、炒め物に使える白菜には、ビタミンCや葉酸が豊富に含まれます。ビタミンCは、風邪予防はもちろんのこと、ストレスを溜めやすい方は特に摂りたい栄養素の一つです。また、葉酸は、貧血予防や病気に対する抵抗力を高めるのに役立つとされています。風邪予防に「春菊」「春」とつくので春野菜と思われがちな春菊は、ビタミンA・C・Eが含まれる冬野菜です。ビタミンAは粘膜を正常に保ち、ビタミンCとビタミンEは抗酸化作用があるとされ、風邪予防に役立つとされています。お浸しやお鍋、炒め物としておいしくいただけます。胃腸を整える「りんご」冬が旬のりんごには、胃酸の働きを整えるとされるリンゴ酸、便秘や下痢を抑える働きのあるとされる食物繊維が含まれます。冬はアイスクリームなどの甘い物が食べたくなりますが、カラダの冷えも気になります。なるべく自然な甘みでカラダを中から整えましょう。 その他にも、タラ・マグロ・エビ、大根・れんこん・ネギ、みかんは、冬の食材です。旬の食材は栄養価が高くなると言われるので、少量でも毎日の食卓に1つは並ぶように意識して摂りたいですね。カラダの不調を感じる前に、旬の食材をしっかり食べ、「冬バテ」を撃退しましょう。 【参考・参照】(※)国立研究開発法人 国立研究がんセンター魚介類・n-3不飽和脂肪酸摂取とうつ病との関連について〈〉(最終閲覧日:2022/12/6)食品成分データベース〈〉(最終閲覧日:2022/12/6) 【執筆者】保延弘美/栄養士仕事に没頭しすぎたことで体調を崩したことをきっかけに、健康的なカラダが仕事の質を良くするという思いを胸に約6年勤めた会社を退社し、栄養士の資格を取得。その後、JICA青年海外協力隊として2年間、中米グアテマラで現地の栄養教育を経験。現在は、病院で食事・栄養管理に関わる仕事と子育てをしながら、あすけん栄養士としてコラムの執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。
2023年01月01日季節の変わり目、特に夏から秋にかけて何となく調子が悪いと感じる人も多いのではないでしょうか。秋バテの大きな要因は“胃のダメージからくるもの”と言われており、厳しい暑さが続いた夏に冷えた部屋で冷たいものを繰り返し飲食したことで胃腸が弱まり、自律神経が乱れ、そこから様々な体調不良が引き起こされます。そこで今回、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に腸内環境を整え、疲労回復が期待できる「秋バテ」対策を伺いました。その中で、MCTオイルをプラスするメリットについてもご紹介します。石原新菜先生石原新菜 先生 / イシハラクリニック副院長1980年長崎県生まれ。小学2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。■胃と自律神経は密接な関係!夏の胃腸疲れからくる段階別の“秋バテ症状”秋バテ症状秋は、寒暖差が大きく夏の疲れを引きずるなどして、倦怠感や胃の不調に悩む人は少なくありません。さらに、コロナ禍による運動不足でリンパが滞り、血行不良からくる身体の冷えの他、夏の冷たい食事によって胃にダメージが蓄積された結果、自律神経が乱れ様々な不調を引き起こしてしまいます。秋バテの兆候として現れるのが、胃の不快感、食欲不振、胸やけ、膨満感などが挙げられます。それが深刻化すると胃痛や腹痛、吐き気を催すことも。■あなたは大丈夫?身体に現れるサインで秋バテチェック私たちの身体は、血行不良や自律神経が乱れ胃腸が弱まると、「鼻先が赤くなる」「目の下に青クマが出る」「舌苔が白く分厚い」など様々なサインが現れます。また、秋バテ診断リストで2つ以上チェックがついた人は、知らず知らずのうちに身体が冷え、自律神経が乱れている可能性が高いです。秋バテを悪化させないためには、(1)『身体を冷やさないこと』(2)『胃腸を休ませること』を意識した食事を習慣化させましょう。血行不良・胃腸の弱まりが現れる部位秋バテ診断リスト■夏の胃疲れ緩和!週1回の『ゆる断食』ゆる断食何となく不調を感じ、食欲がない時でも体力をつけようと無理やり食事をとろうとする人もいますが秋バテ対策には逆効果。この時期は少し胃腸を休ませる意味でも『ゆる断食』がおすすめです。“断食”と聞くと過酷なイメージがありますが、『ゆる断食』は週1回の朝食を野菜ジュースやお味噌汁に置き換えるだけなので、無理なく誰でも簡単に始められます。■オンオイルで味も健康作用もグレードアップ!『ゆる断食』のポイントは身体を温め、消化が良いものを選ぶこと。なかでも、にんじんりんごジュースやお味噌汁がおすすめで、どちらの食事も脂質と相性抜群です。にんじんりんごジュース●にんじんりんごジュースにんじんとりんごの組み合わせは、1日に必要なビタミンを30種類、ミネラルを100種類も摂ることができます。また、アレルギーを抑えたり、身体を温める効果もあり、免疫力UPにつながります。使用するにんじんは2本、リンゴは1個が目安です。お味噌汁●お味噌汁お味噌汁は、大豆など消化に良いタンパク質を含み腸内環境を整える作用があり、代謝を高めて身体を温める働きがある他、具材のバリエーションも広く続けやすいのでおすすめです。■“オンオイル習慣”MCTをオンするメリットMCTオイルみそ汁『ゆる断食』にプラスしたいのが“MCTオイル”です。MCTオイルは一般的な食用油と比べて消化吸収力が高く、素早くエネルギー源となり、満腹感も持続するため、少ない朝食でも1日のパフォーマンスUPに寄与します。さらに、油を加えることで旨味やコクがUPする他、保温性も高まるので、お味噌汁やスープとの相性も抜群です。小さじ1杯程度で十分なので、続けやすさも嬉しいポイントです。■脂肪燃焼することで疲労回復にも貢献するMCTオイルMCTオイルMCTとは、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)のことで、母乳や牛乳、さらにはココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分です。一般的な食用油に含まれる長鎖脂肪酸(Long Chain Triglyceride)などと比べて、素早く消化・吸収される特長があります。エネルギー源となるケトン体を効率的に生成し、無理なく脂肪燃焼体質に。医療やスポーツ、生活習慣病予防など、様々な場面で世界的に利用されています。■「MCTプラス・コンソーシアム」について「MCTプラス・コンソーシアム」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月16日6月に観測史上初の40度超えなど記録的な猛暑に襲われ、すでに“夏バテ”という人も多いだろう。「現代人の夏バテは、実はエアコンなどによる“冷えバテ”です」そう話すのはテレビなどでも大活躍の医師、石原新菜先生だ。「昔はエアコンもなく暑いための夏バテでしたが、今は〈1〉室内は涼しいのに、〈2〉薄着で、〈3〉冷たいものを多く取る。3つの影響で内臓が冷え、体調不良を起こしているのです」(石原先生・以下同)特に女性は冷え性が多く、低体温の人も多い。「冷房病」「クーラー病」を自覚する人もいる。さらに今年は、急に暑くなったことも体調悪化を加速させている。「通常5〜6月に2週間ほどかけて、体が徐々に暑さに慣れていく『暑熱順化』をするのですが、今年は急激に気温が上昇し、体が暑さに順応できない人がたくさん。そういう人は汗をかきづらく、冷えバテを悪化させてしまいます」多く取った水分を汗などで排出できないと、体の中に水分が滞留し、むくみやすくなる。ほかにも頭痛や耳鳴り、慢性鼻炎の原因にもなるし、血管中の水分量が増えれば、血管にかかる圧が高まり、すなわち高血圧が悪化する。「体を暑さに慣らし、汗をかける体を作らねばなりません」そのためには運動をしたり、シャワーではなく湯船につかって、汗をかく練習が必要だ。「あわせて、しょうがのパワーを活用しましょう。『蒸ししょうがパウダー』がおすすめです」生のしょうがには、ジンゲロールとショウガオールという2つの薬効成分が含まれる。ジンゲロールには頭痛や吐き気を抑えたり、免疫力アップの効果も期待できる。これだけでも相当な薬効だが、もういっぽうのショウガオールは、体内の脂肪や糖質を燃焼させることで、体温を上げ、汗をかきやすくする。さらに、血液をサラサラにして血管を拡張し血行をよくする効果も。抗酸化作用や抗菌、解毒作用とパワーアップした薬効のオンパレード。これを活用しない手はないだろう。「ただ、生のしょうがにはジンゲロールがほとんどで、ショウガオールは少ししか含まれません。でも、蒸ししょうがにすれば、成分が変わってショウガオールが10倍に増えるのです」■しょうがはまるで副作用のない薬10倍とは驚きだが、蒸すのはめんどうでは?「本来は蒸し器で時間をかけて蒸し、天日で乾燥させるのですが、オーブンを使う方法なら蒸すのと乾燥が一度にできて、簡単です」作り方は次のとおり。【蒸ししょうがパウダーの作り方】(1)皮付きのまましょうがを1ミリ幅にスライスする。包丁のほか、スライサーを使ってもいい。(2)80度に設定したオーブンで1時間焼く。蒸し器を使った後に乾かす方法よりも時短になり、効果も○。80度に設定できない場合は、100度前後であればOK。(3)カリカリに乾燥したしょうがを、フードプロセッサーを使って粉状にすれば完成。フードプロセッサーがない場合は、包丁だと硬くて切れないので、すり鉢などで粉状にしよう。「オーブンの時間が過ぎてもカラカラに乾燥しない場合は、加熱時間を10分ずつ延ばしてようすを見たり、ざるなどに並べて自然乾燥してもよいでしょう」蒸ししょうがパウダーにすれば、3カ月保存が可能だ。生のしょうがは傷みやすいが、蒸ししょうがパウダーにすることで食品ロスが減り、節約もできるだろう。「小さな容器に入れて持ち歩けば、外食の際もササッと振りかけて活用できますよ」紅茶などの飲み物や、冷や奴、サラダにもパパッと振りかけて。暑い日には、蒸ししょうがパウダーに黒糖を加え炭酸水で割ったジンジャーエールもおいしい。冷凍チャーハンにひと振りで超簡単健康ランチになるし、豚のしょうが焼きなども生しょうがの代わりに蒸ししょうがパウダーを使えば、すりおろす手間もない。「蒸ししょうがパウダーは加熱時間が長いとせっかくの薬効が減少するので、できあがる直前に振りかけてください」かけるだけ、混ぜるだけの蒸ししょうがパウダー生活。先生のもとにはさまざまな声が届いているそう。50歳の女性は「2週間で血糖値が100以上下がった」といい、56歳の男性は「薬を飲んでも治らなかった高血圧が正常値になった」という。ほかに、「手足のむくみが取れて、冷えが解消した」など、多方面からの反響が絶大だ。「しょうがは古くから“食べる薬”として世界中で重用されてきました。しょうがはたいていの薬と違い、副作用がほとんどありません。いくら食べても大丈夫でしょう」夏はこれからが本番だ。蒸ししょうがパウダーをかけるだけの簡単健康法で、冷えバテを退治して、元気に夏を楽しもう!
2022年08月10日憂鬱な時期を、体質別養生で快適に。中医学や養生法に詳しい櫻井大典さんによる「Daily(デイリー)養生」。今回のテーマは「秋バテ」です。冷温へ、体もそろそろシフトチェンジを。アイスクリームやアイスラテ、そばにそうめん。蒸し暑い日が続くと、冷たくて喉越しのよいものが欲しくなりますよね。一日の終わりの冷えたビールが格別、という人も多いことでしょう。これらも時々ならいいのですが、毎日となるとちょっと心配です。冷たいものは一時的に爽快感を与えてくれますが、実はそれ以上に体にダメージを及ぼすものでもあります。消化を司って、体を働かせるエネルギー、「気」を生み出す大事な場所である「脾(ひ)」は、冷えることが大嫌い。冷たいものの摂りすぎは、てきめんに脾を弱らせます。ただでさえ夏は、暑さに抵抗しようと体がエネルギーを消耗し、気が不足しやすい時期。一方で冷房によって外側から冷やされる時間も長く、それが脾をさらに失調させてしまいます。こうした生活が続くと体は徐々に元気を失い、気づくとだるさや疲れがいつまでも抜けない状態に。秋口に体調を崩すいわゆる「秋バテ」は、知らない間に積み重なった夏のダメージが大きな原因です。今のうちに汗をかいておくことも大事。秋のだるさや疲れを防ぐには、夏の間に気を回復させておくことがカギ。まずは気を作る工場、脾を弱らせる冷たいものを控えることが先決です。朝一番の冷たい水を白湯に替える、もりそばを頼みたいところを具入りの温かいそばにする、アイスラテは今日は我慢…。そんなちょっとした心がけで、脾は調子を取り戻していきます。そして毎日の食卓に、気を補う食べ物を増やしましょう。米や芋、大豆のほか、えびやかつお、まぐろなどの魚介類、きのこもいいですね。この時期においしいものは全般的に補気の作用が強く、おすすめ。よく噛んで食べることも、脾を休めるために大切です。また、冷たいものを好む人は、汗をかくことを嫌う傾向にあります。適度に発汗できていないと体には熱がこもり、その熱が陰(いん/潤い)を浪費するため、かえって乾燥しがちに。喉や肺が乾燥すると、秋に風邪をひきやすくなります。今のうちに、入浴で汗をかく習慣をつけておきましょう。8月もそろそろ終わりです。まだ暑いのでつい夏の感覚で過ごしがちですが、自然界では秋への準備が始まっています。体もそれに合わせて徐々に「秋支度」を。冷やさない生活を、早めに始めてくださいね。さくらい・だいすけ漢方専門家、国際中医専門員。完全予約制の漢方相談処「成城漢方たまり」で相談を行う。『体をおいしくととのえる! 食べる漢方』(小社刊)ほか、監修書、著書多数。※『anan』2020年9月2日号より。イラスト・原田桃子文・新田草子(by anan編集部)
2020年08月26日ネオマーケティングによる、20歳以上の男女を対象とした『疲労対策に関する調査』(N=1,000/調査時期2019年1月15~16日)によるアンケートによると、普段「疲れ」を感じる日常のシーンはなんと「朝起きたとき」が43.2%とTOP!「仕事から帰宅するとき」が38.7%、「夜寝る前」が38.1%と続きます。睡眠をとった時間にも関わらず、“朝”に最も疲労を感じている方が多いようです。 医師の池谷敏郎先生「朝バテ」の原因を聞いてみました。池谷先生「睡眠時間や質が不十分だと、朝起きたときに疲れを感じてしまっている“朝バテ”になっている可能性があります。“朝バテ”にならないようにしっかり睡眠をとることが必要でしょう。」 眠りやすい環境作り池谷先生「眠りやすい環境を整えるために大切なことが3つあります。1つ目は、エアコンをうまく利用して質の良い眠りを確保すること。寒い冬場は、エアコンをうまく利用して質の良い眠りを確保することが大切。タイマー設定を活用してもいいし、温かい空気を部屋全体に行きわたらせるため、サーキュレーターの活用もよいでしょう。2つ目は、ゆったりした衣服を着用すること。衣服をうまく活用して体から出る熱と汗を上手に逃がしてやることが重要です。吸汗・速乾に優れた素材や、ゆったりして通気性がよい衣類を着用して寝るようにしましょう。3つ目は、寝る前にコップ1杯の水を飲むこと。睡眠中の脱水状態を防ぐため、就寝前に水をコップ1杯分飲むようにしましょう。ただ、水分補給としてビールを飲むのは危険です。アルコールは脱水を促し、利尿作用もあるため体から水分を奪ってしまいます。就寝時間が迫ってきたら、アルコールは控えるようにしましょう」 注目の成分「GABA」でリラックス&安眠効果池谷先生「睡眠の質を上げるためにGABAを摂取することもオススメ。GABAは、穀物や野菜、果実などに含まれるアミノ酸。GABAは、消化管から体内に吸収され、交換神経末端からでる血管収縮作用伝達物質のノルアドレナリンの分泌を抑制します。ノルアドレナリンは細動脈を収縮させる作用があるので、この分泌を抑制することによって、交感神経の働きを抑え、副交感神経を優位にしてくれます。これによって、安眠効果が期待できます。またストレスを和らげる効果もあり、心と体のリラックスを促す作用も期待できます」 オススメは“夜もやし”池谷先生「私のイチオシは“夜もやし”。もやしといっても普通のもやしではなく、豆がついている“大豆もやし”。『もやしっ子』という言葉から連想されるように、もやしには栄養が無さそうなイメージがあるかもしれません。しかし、大豆を発芽させた大豆もやしはGABAをはじめとして、大豆イソフラボンや食物繊維、ミネラルなど様々な栄養素が含まれていてお手軽に食べられるスーパーフードなんです。大豆もやしは一般的なもやしである緑豆もやしの2~3倍もの豊富な栄養素が含まれています。寝る30分前にGABAを摂取して睡眠の質が高まったという研究もあるので、夕飯に大豆もやしを1パック(200g)程度食べると、GABAの効果が働き、睡眠の質が高まることが期待できます。また、カロリーも少ない食材なのは嬉しいですね」 大豆もやしを美味しく食べる作り置き『もやしレモン』池谷先生「自宅で簡単にできるもやしメニューとして『もやしレモン』がおすすめ。『もやしレモン』とは、もやしの中でも、疲労回復効果のあるアスパラギン酸と、リラックス効果のあるGABAを多く含む大豆もやしと、レモン果汁を合わせた副菜です。これを作り置きしておき、漬物や梅干しの代わりに食事にプラスしてください。また、レモンの酸味によって塩分量も抑えられ、レモンの爽やかな味わいともやしの歯ごたえで、美味しく召し上がれます。塩分や血圧を気にしている方にもおすすめの“朝バテ”対策のレシピとなっています。」 もやしのアスパラギン酸、レモンのクエン酸で疲労回復も期待池谷先生「大豆もやしに含まれるアスパラギン酸とレモンに含まれるクエン酸により疲労回復効果が期待できます。アスパラギン酸とクエン酸は、クエン酸回路を活性化させ、疲労の素となる乳酸の分解を促進します。乳酸は筋肉疲労の原因となり、大量に蓄積されると体の冷えや頭痛を引き起こすと言われています。『もやしレモン』を食べることで疲れにくい体作りも期待できるのではないでしょうか。」 池谷流「もやしレモン」の作り方<材料(作りやすい分量)>「大豆イソフラボン 子大豆もやし」 ······················1パックレモン汁 ·················································30~50ccごま油 ···················································大さじ1杯白ごま ···················································適量 <作り方>①大豆もやしを12分茹でる。※時間の無い方はレンジでチンをしても構いません②ごま油と白ゴマであえてレモン汁をかけて完成<ポイント>茹でたときに残ったお湯はお好みで塩とレモン汁をかけてスープにしましょう。溶け出したミネラルと食物繊維を摂取することができます。おつまみとしても良い作り置きレシピです。池谷 敏郎先生医学博士・池谷医院院長。東京医科大学医学部卒。東京医科大学循環器内科客員講師、日本循環器学会循環器専門医。血管に関する第一人者として、テレビや雑誌、ラジオなど、メディア出演多数。 今、最もメディア出演オファーが多い医師。ベストセラー『人は血管から老化する』『老けない血管になる腸内フローラの育て方』(青春出版社)最新刊『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド』(東洋経済新報社)、『血管を強くする1分正座』(小学館集英社プロダクション)など著書多数。
2019年12月11日冬から春にかけて気候や環境が変化しやすい時期は、体も負担を感じやすくなっています。慢性的な疲れやだるさ、眠気や苛立ちなど、不調のサインが出ている人は「春バテ」かもしれません!今回は、そんな「春バテ」を体の内側から解消する方法についてご紹介していきます。春バテ対策にできること:食事系出典:byBirth冬から春にかけて気圧が変化することで、自律神経が乱れやすくなると考えられています。自立神経の乱れは腸の活動を乱すほか、副交感神経が活発に働くことでお腹が緩くなってしまい、下痢がちになると考えられているので注意が必要です。腸内環境と整えてくれる食べ物乱れやすい春先の腸内環境を整えてくれる食べ物は、食物繊維に着目して選ぶことをおすすめします。特に春先は、食物繊維が豊富な野菜が旬の時期なので、美味しく取り入れられるはず。たけのこ、フキノトウ、菜の花がおすすめです。たけのこご飯にしたり、好みの調理法で旬の食材を美味しく楽しんでみてくださいね。イラ立ち対策をしてくれる食べ物春バテの症状のひとつに、イラ立ちも挙げられます。イラ立ちをおさえてくれる食べ物は、トリプトファンという栄養素に注目してみましょう。トリプトファンは「幸せのホルモン」として話題のセロトニンの材料となるといわれています。お肉、お魚、豆腐などの大豆製品に豊富に含まれているので、ぜひ意識して食べてみてください。また、精神安定作用に期待ができると注目されているギャバも効果的。発芽玄米やアスパラなどはギャバが豊富に含まれているので、ぜひ毎日の食事で意識してみてはいかがでしょうか。短期間のファスティングもおすすめ腸内環境が安定せずに便秘と下痢を繰り返してしまうときは、1~2日程度の短期間のファスティングもおすすめです。ファスティングは腸を休めてくれるので、体内の修復をサポートしてくれると考えられています。便秘や下痢は、ストレスなどの心理的な理由で起こることも少なくないので、ストレスケアを意識してみてください。カフェインをとるならホットの紅茶を春先は身体が疲れやすく、眠気が出る場合もあります。仕事中など昼間の眠気を解消したいときには、温かい紅茶でカフェインをとるようにしてみてください。コーヒーは身体が冷えてしまうので、同じカフェインをとる飲み物でも紅茶の方がおすすめです。身体が冷えてしまうと、その他の不調ももたらしてしまうので、注意しましょう。好みの香りのハーブティーを選べば、リラックス効果を得ながら身体も温めることができますよ。春バテ対策にできること:インナーケア系出典:byBirth身体を動かす!不安定な気候の影響で、自立神経も乱れやすいのが春バテの特徴のひとつです。そんなときの気分転換におすすめの方法は、適度に身体を動かすことです。いつもエレベーターに乗っている人は階段を使ってみたり、いつもより大股で歩くスピードを速めるようにしてみたり、日常の動きの中で負荷をかけられる部分を見つけてみましょう。適度な運動や負荷は、自律神経のバランスを整えるといわれています。運動に慣れていない方でも無理にならないように、日々の動きに取り入れてみることがおすすめです!ゆっくり呼吸してみるストレス軽減には深呼吸や、深い呼吸が良いといわれています。お仕事中でも取り入れやすい簡単な呼吸法として、息を吐く時間を長く意識する呼吸法がおすすめです。まず最初に4秒かけて鼻からゆっくり空気を吸い込みましょう。そのあとに倍の8秒かけてゆっくりと鼻から息を吐きだします。ストレスがたまっているときや、焦っているときは無意識に呼吸が浅くなっていることがあり、脳に酸素がしっかりと行き届いていないことがあります。ゆっくりと意識しながら呼吸することで、気持ちが自然と落ち着き、リラックス効果を得られるはずです。入浴や足の筋トレを取り入れる前述でご紹介したような自律神経の乱れの影響で、春は身体がむくみやすくなります。むくみ対策には、しっかりお風呂に浸かって血行を良くしたり、簡単な足の筋トレや歩く時間を増やすなどして、血行促進を意識することをおすすめします。暖かくなるとついシャワーだけで済ましてしまう方もいると思いますが、気軽にできる生活習慣から見直してみましょう。春バテを改善して元気に春を楽しもう!出典:byBirthお花見やゴールデンウィークの長期休暇など、温かくなる春は外へお出かけする予定も立てやすいシーズン。身体がバテていると予定を立てるのも億劫になってしまったり、楽しいはずの予定も気分が乗らないなんてこともありますよね。今回ご紹介した春バテ対策は、どれも日常生活に簡単に取り入れられる方法ばかり。身体が疲れてきたと感じる方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
2019年03月15日「Lala Aasha」秋の新ヨガレッスン溶岩ホットヨガスタジオ「Lala Aasha(ララ アーシャ)」では、秋バテを解消するための”腸活ヨガ”をはじめ、新たに14種類のレッスンがスタートしました。溶岩ホットヨガとは?溶岩ホットヨガとは、溶岩を敷き詰めたスタジオで、温めた溶岩から遠赤外線を発生させた中で行うヨガのこと。鹿児島・桜島の溶岩はミネラルやマイナスイオンを多く含み、遠赤外線効果で身体を内側から温めます。湿度36度&湿度60%という空間でたっぷり汗をかくことで、デトックス効果が抜群。基礎代謝、新陳代謝がアップし、ダイエット効果も期待できます。秋の不調を今のうちに改善冷たい食べ物や冷房で冷えた内臓は、免疫力の低下につながります。「だるさ」「頭痛」「食欲不振」などの症状は、夏の疲れが一気に現れた”秋バテ”である可能性も。「Lala Aasha」ではそんな”秋バテ”を解消するための新レッスンを提供。呼吸法で芯から身体を温める「腰回り温めヨガ」や、腸のはたらきを活性化させる「快腸ヨガ」、内臓を刺激して代謝力を高める「内臓活性ヨガ」など、”温め”と”腸活”をテーマにしたレッスンを用意しています。本格的な冬の到来の前に、溶岩ホットヨガで秋の身体の不調をしっかり改善しておきましょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※TREES株式会社のプレスリリース
2018年11月21日こんな症状が気になるなら秋バテかも?「胃の調子が悪い」「頭がすっきりしない」「朝起きてすぐ肩が凝ったりだるさを感じる」こんな症状で悩んでいませんか?風邪でもないのにこんな症状があったら、もしかしたらそれは「秋バテ」かもしれません。今回は、秋バテの症状を軽くして体調を整える方法をお伝えします。秋バテを軽くするコツ・1飲み物と食事編体の水分が不足してくると、血液の流れが悪くなって疲れやすくなるのはご存じですか?夏の暑い時期は水分を多く摂りますが、秋になるとあまり汗をかかないからなのか意識しないとあまり飲まなくなるもの。喉が渇いていなくても体は水分を欲しているので、意識して水分を摂りましょう。ただし、体が冷えると自律神経が乱れるので、温かい飲み物を選んでください。また、秋が旬の「ごぼう」や、大根や人参などの根菜類は体を温める食材なので、積極的に摂るといいですね。さらに体温を上げるたんぱく質の食品をとることで、免疫力がアップして風邪をひきにくくなります。秋バテを軽くするコツ2・生活習慣編ストレスが多い方は、睡眠時に働く副交感神経がうまく働かないのでリラックスできません。リラックスするためには、深呼吸をして自律神経を整えましょう。お風呂はシャワーでなく、ゆったりと湯船につかると体がほぐれて疲れがとれます。ウォーキングのような有酸素運動をすることで、自律神経が安定して体温を調整する機能がうまく働くようになります。水分不足解消と体を温める食事、生活習慣の改善で秋バテを予防今回は、秋バテの症状と、症状を軽くするコツをお話しましたが、いかがでしたでしょうか?気温が低くても水分不足に注意して、体を温める食事を積極的に摂りましょう。有酸素運動や、お風呂につかることでリラックスできて体が楽になります。
2018年10月17日朝日新聞出版は、ゆるくて自由すぎる動物たちの写真集『きょうもバテてます』を2018年7月20日(金)より発売。連日の猛暑が体に応える今日この頃。それは人間だけでなく、動物たちも同じ。『きょうもバテてます』は、暑さにバテバテの動物たちを報道カメラマンが本気で撮った、身も心もゆる~くなれる写真集だ。登場するのは、上野動物園の人気者シャンシャンをはじめ、遊具の上でぐったりするレッサーパンダ、 ぐったりモードのホッキョクグマ、 まったりと日向ぼっこするミーアキャットなど。眺めているだけでこちらの力も抜けていきそうな、脱力系どうぶつを揃えた。また、巻末には、切り取って使える「あかちゃんパンダ やる気あるふりアイマスク」が付属する。居眠りしたい時に着ければ“やる気のあるふり”ができる優れものだ。【詳細】『きょうもバテてます』“やる気あるふり”アイマスク付き 1,080円(税込)ISBN:9784022587015発売日:2018年7月20日(金)
2018年07月23日夏バテはメジャーな言葉ですが、「秋バテ」は初めて聞いた方もいらっしゃると思います。秋バテは、現代特有の症状です。空調機能の発達により急激に増えてきました。「秋バテ」は、夏バテとよく似ていますが、原因が異なります。「秋バテ」は、夏バテよりもしつこく残りやすいですし、夏バテよりも多くの方がかかりやすいなど、厄介な性質があります。そこで、「秋バテ」予防の方法をご紹介します。「秋バテ」の原因とその症状とは?夏バテは、暑いために体調不良を起こすわけですから、涼しくなるとその症状は治まります。ところが今度は、涼しくなったゆえに体調不良を起こす、秋バテの症状が出てくることがあります。せっかく夏を乗り切ったのに、なぜ体調不良を起こしてしまうのでしょうか。秋バテの原因秋バテの原因は、夏の疲れ夏の間にクセがついた生活習慣秋ぐちの、日中と夜との寒暖差気圧の変動など、自分ではコントロールしづらい要因がたくさんあります。また、秋バテは、以下のような人もなる可能性が大いにあります。胃腸が強い人体力に自信がある人夏の間、元気に過ごしていた人など。つまり、誰でもなる可能性があると言えるのです。夏をアクティブに過ごした人は、とくに要注意です。心身は、知らず知らずのうちに疲れを溜めこんでいるものです。クーラーの普及した現代、単純な暑さでバテる方は減少傾向にあります。その分、疲れを秋に持ち越すケースが多いのです。じわじわ浸透、しつこく続く「秋バテ」の症状秋バテの症状そのものは、夏バテとよく似ています。それは大きく分けて、身体心行動この3つに現れます。 1.「身体」に現れる症状だるい手足が重い微熱っぽい疲れやすく、回復しづらい肩こり首こり頭痛顔色が悪いめまい立ちくらみ食欲不振消化不良(便秘や下痢)胃痛胸やけなど。これらは夏から続く身体の冷えや、気温差による自律神経の乱れなどが原因です。 2.「心」に現れる症状なんとなく元気が出ない何もやる気が湧かない寝付きが悪い寝てもよく眠れず、夜中に目が覚める頭がぼんやりする集中力が続かないイライラする不安お腹がすかない食べ物を美味しく感じないなど。これは、夏に溜めこんだままの疲れと、やはり自律神経の乱れが大きな原因です。私たちが自覚する以上に、身体と心は密接に繋がっています。身体に疲れが溜まっていれば、精神的にも沈んでくるのが人間なのです。「なんとなく調子が悪い」というのは、心身ともに消耗しているサインです。 3.「行動」に現れる症状秋バテは、行動にも知らず知らずに変化をもたらします。つい食事を抜いてしまう朝、すっきりと起きられない気がつくと、ぼんやり過ぎている時間が増えるいつもの仕事に余分に時間がかかる好きな予定があっても出かけなくなるなど。単なる疲れなら、1日・2日しっかり休めば回復します。こういった症状がじわじわと長引くようなら、何か対策をとった方が良いかもしれません。身体、心、行動に現れる、困った秋バテの症状。せっかく夏を乗り切ったのに、このような不調に悩まされるのは、もったいないことですよね。美しい日本の秋。それを楽しむためにも、原因と対策をしっかり学んで秋バテを解消していきましょう。「秋バテ」の対処方法 1.水分補給を欠かさない汗をかくため、意識して水分を補給していた暑い夏が過ぎると、やはり水分補給の意識が低下してしまいがちです。秋と言っても、まだまだ日中などは暑い時期ですから、水分不足のため、倦怠感や頭痛などの症状が出ることがあります。2.クーラーや冷たい物の摂り過ぎにより、身体を冷やさないよう気をつける水分不足と相反する部分がありますが、冷えが原因によるものもあります。暦の上では秋といえども、まだ暑いため、冷たい飲み物やエアコンの効いた涼しい部屋で過ごす方が多いと思われます。すると、自律神経の乱れや血の巡りが悪くなってしまいます。また、内蔵が冷えるため、胃のもたれ・消化不良・食欲不振などの、体調不良を起こしやすくなっているのです。3.「ビタミンB群」を積極的に摂る夏バテで食欲不振になってダメージを受けているところに、さらに秋バテで食欲不振ということになると、ダメージを回復させることが、なかなか出来にくくなります。ですから、食事により栄養補給をすることが重要なのです。そこで、積極的に摂りたいのがビタミンB群です。豚肉や大豆製品(豆乳、納豆など)などに多く含まれているビタミンB1は、元気のビタミンと言われています。ビタミンB1は自律神経を整える作用もありますので、特に摂りたいビタミンです。4.「自律神経」を労る自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの神経があります。日中には活動モードの交感神経が活発になり、夜のリラックスムードには副交感神経が可活発であるのが、本来あるべきリズムです。夜更かしをしたり、寝だめをしたりするとこのリズムが崩れ、自律神経のバランスを乱してしまいます。夜は早いうちに寝床に入り、朝の光で目覚めるようにしましょう。朝日が差し込むように、少しカーテンの隙間を開けて寝るのも良い方法です。ストレスがあると、常に交感神経が過剰に活動して、自律神経の乱れを招きます。緊張モードの後は、必ずリラックスする時間をとりましょう。また、ストレスは、なるべくその日のうちに解消するなどして、オン・オフのバランスを保つよう心がけることも大切です。疲れて仕事から帰宅したら、好きな音楽を聴いたり、ゆっくり入浴をしたり、美味しいものを食べたりなど工夫して、少しでも自分の好きなことをする時間を作りましょう。いかがでしたか?やっかいな秋バテを今から予防して、ファッションの秋、芸術の秋を満喫しましょう!※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。
2017年09月07日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。お盆が過ぎた後にやってくる“残暑バテ”を防ぐための方法を知るために、医師に相談してきました。青森県内で唯一、人口が伸びている地域として知られる六戸町にある沼田医院の医院長で、 小児科・内科医の沼田知明先生にお話を伺ってきました。沼田先生は、長年にわたり乳幼児検診に携わっておられ、町の学校保健会長として多くの子どもたちのために活動されている先生です。●残暑バテの原因と症状残暑バテが起こってしまう原因を沼田先生に聞いてみました。『自律神経のバランスが悪くなっている状態が引き起こしていると思います。自律神経は、自分の体をうまい具合に調整するように動いている神経です。ただ、意識してコントロールできない・調整できない神経でもあります。この神経のバランスが崩れてしまうと、心身の不調が出てきます。そこに、夏の暑さや悪天候が続いたことで湿度が高くなっていることも要因となります。さらに、仕事やお盆休みの活動といった体力的な面も関係しています』さまざまなことが関係して心身共に不調となるということがわかりました。症状は、どのようなものがあるのでしょう。『自律神経のバランスを崩してしまうと、食べられない・飲めないなどの消化器系、めまいや頭痛などの循環器系、その他に寝付きが悪かったり不眠になってしまったりすることが起こります。心の面では、鬱っぽくなってしまったりイライラしたりということもあります』自律神経のバランスが崩れると、体と心だけでなく免疫力の低下にもつながる そうです。うまく保っていけるように早めに回復することが大切だということがわかりますね。●自律神経を調節する「食事」「睡眠」「運動」について私たちはどんなことに注意すればよいかを、沼田先生に聞いてみました。『自律神経のコンディションを整えるということです。自律神経は自分で意識して調節できませんが、意識できる部分から少しずつアプローチをして、自律神経を修復させていくことはできます』先生から、アプローチしていける大切なポイントを教えてもらいました。1つ目は“食事”です。『バテているというのは、疲労の状態です。体力をつけなければいけません。ですから、肉魚卵などのタンパク質を意識して取るようにします。そして、疲労を回復させるためにビタミン類(B1、Cなど)も取りましょう。サプリメントや飲み物などを活用しても構いません』2つ目は“睡眠”です。『睡眠は大切です。大人なら6~7時間、子どもなら8~9時間、幼児などの小さい子であれば10時間程度が必要となります。ただし、過剰な睡眠は良くありません。逆効果です。休日だからと寝てばかりでは、自律神経をますます乱すことになります』睡眠の質を上げることも大切とのことでした。暑いからといって、エアコンや扇風機でむやみに冷やすようなことはせず、自分の体にあった温度で過ごすようにする とよいそうです。『寝る前に、ぬるめのお風呂につかったり、シャワーを浴びたりするなどの寝やすくするための工夫も必要です』また先生は、体内時計のリセットも大切だと話します。『人の体内時計は、24時間よりも1時間多い25時間です。だから、どうしてもズレが生じてしまいます。それを修復する方法は、朝起きて日の光を浴びることです。そうすれば、目から日光が入り脳内物質が分泌され、体内時計がリセットされます』3つ目は“運動”です。『自律神経を回復させるためには適度に体を動かすことが大切です。バテているとどうしても横になりたいという気持ちになりますが、ウォーキングしたり子どもと公園で遊んだりするなど、適度に体を動かすことが自律神経を回復させることにつながります。体がだるいと横になった方がいいと思われがちですが、回復させたいのなら朝起きて、適度に体を動かす方が自律神経の修復にアプローチをかけやすくなるのです』とのことでした。以上の「食事」「睡眠」「運動」の3つに気をつけることで、残暑バテはずいぶん楽になってきます。●面倒な気持ちになってしまったときの対策「暑い」「湿度が高い」などの気候的な要因や、仕事や家事育児の疲れなどさまざまなことが関係して、「面倒くさい」という気持ちになってしまうことがあります。そのようなときはどのようにしたらよいかということを教えてくださいました。『大切なのは、プラスのイメージを持つことです。・食事を作るのが面倒→「栄養が取れる料理で家族が喜んでくれる!」・子どもと散歩や公園→「疲れているのに動けている自分はすごい!」「子どもの成長が見られてうれしい」など。心がワクワクするような気持ちを持つ、または気持ちを切り替えることで心の健康につながります。プラスのイメージを持ったり、ちょっと見方を変えたりするだけでもいいです』とのことでした。疲れていると、プラスに考えるのは難しいこともありますよね。そんなときは、現状を別の角度から見るようにしてみる といいかもしれません。もうすぐ夏休みが終わります。子どもも起床や学習、登校などに「面倒くさい」と言うようになるでしょう。そんなときも、親が子どもに対してプラスな言葉をかけてあげることで、子どもの考え方を変えるきっかけになります。二学期早々に、登校することが億劫でなくなることにつながると思えば、プラスなイメージの会話をすることができるはずです。●おわりに残暑バテは、だるかったり頭痛がしたりして横になっていたいものですよね。それをプラスの考え方をして、「食事」「睡眠」「運動」を大切にして自律神経の乱れを修復することが大切だとわかりました。“疲れているから動かないじゃなくて、疲れているからこそ動いてプラスなことを考える”ということが大切だと理解できたように感じます。【監修/沼田知明医師】『沼田医院』医院長/小児科・内科医・沼田医院●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年08月30日梅雨入り間近の6月。これから夏にかけて、ジメジメとした雨や猛暑にやられた心を回復させること間違いなしの、笑って泣ける注目作が続々と登場!バテた心にオススメの映画とドラマをタイプ別にご紹介しよう。■仕事に疲れたアナタにオススメ映画『ちょっと今から仕事やめてくる』(公開中)仕事のノルマが厳しく、精神的に追い詰められていた主人公・青山隆(工藤阿須加)。疲労のあまり駅のホームで意識を失い、電車に跳ねられそうになったところを、幼なじみのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る青年に助けられる。その青年に見覚えがなかった隆だが、ヤマモトとの交流を通して徐々に明るさを取り戻し、仕事も順調に進むようになっていく…。幼なじみだと名乗る男・ヤマモトとの出会いを機に、本来の自分を取り戻していく主人公が体験する不思議な出来事を描く本作。工藤さんと福士さんという注目の若手が、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』の成島出監督のもとで鍛えられ、新境地を見せていることでも話題。そんな彼らが演じる隆とヤマモトに元気をもらえる『ちょいやめ』。本作をチェックして、月曜日を前に憂鬱になる“サザエさんシンドローム”を吹き飛ばせ!?■癒しが欲しいアナタにオススメ映画『ジーサンズはじめての強盗』(6月24日(土)公開)ウィリー(モーガン・フリーマン)、ジョー(マイケル・ケイン)、アル(アラン・アーキン)の3人は平和な老後生活を送っていたが、40年以上勤めていた会社の合併によって状況が一変。年金の打ち切りで会社から見放され、どん底に落ちてしまった彼らが、80歳をオーバーして初めて“強盗”を決意するが…。モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという3人のオスカー俳優が、平穏な余生を取り戻すために銀行強盗を企てる老人3人組を演じた全米大ヒットの犯罪コメディ。そんな一世一代の賭けに挑むジーサンたちの一生懸命な姿は、どこか愛らしく、癒されること間違いなし!?■とにかく笑いたいアナタにオススメ映画『銀魂』(7月14日(金)公開)「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋原作による大ヒットコミックを、TVドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや『HK 変態仮面』『女子ーズ』の福田雄一がメガホンをとり、小栗旬主演で実写映画化。宇宙人に支配された江戸で万事屋(よろずや)を営む侍・坂田銀時と仲間たちの活躍を描く。主役の銀時を演じるために地毛を銀髪に染めた小栗さんをはじめ、志村新八役に菅田将暉、神楽役に橋本環奈、脇を固めるキャストも長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、柳楽優弥、堂本剛など超豪華俳優陣が集結!原作を忠実に再現したシュールなキャラクターや世界観はもちろんのこと、抱腹絶倒の“ギャグ”連発な展開、意外にほろりとさせるストーリーにも目が離せない!■近ごろ“感動不足”なアナタにオススメNetflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」(7月7日(金)配信スタート)幼いころから何をやってもダメだった少年が、ひとりの天才お笑い芸人に出会い、導かれ、失敗を繰り返しながらもやがて“本当の自分の道”を見つけ出すまで――。明石家さんまが芸歴42年目にして初の企画・プロデュースを手掛け、芸人であり画家であるジミー大西と自身との関係性を主軸に、夢を追う人々とそれを応援する人々の姿を描いた本作。突拍子もない言動を繰り返し、幼いころから失敗ばかりの大西秀明(ジミー大西)役に、中尾明慶。そんな大西と「なんば花月」で運命的な出会いを果たす人気絶頂の天才お笑い芸人・明石家さんまを、小出恵介が演じる。そのほか芸人仲間やマネージャーなど、ふたりを取り巻く人々に尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、濱田マリ、木南晴夏ら個性と実力を併せ持つキャストがずらり。さらに、佐藤浩市、生瀬勝久、温水洋一ほか、豪華な実力派俳優陣も出演し、ジミー大西が“本当に巻き起こした”爆笑エピソードを共に盛り立てながら、時にツッコミ役、時にスパイスとなって物語を彩っていく。そんな本作で描かれる“実話”は、新喜劇の舞台で放送禁止用語を叫んだり、病院で点滴を飲もうとしたり…という、ジミー青年による“ありえへん”エピソードの数々。ジミーさんの信じられないような驚愕の実話の数々に笑いながらも、孤独感や劣等感と向き合いながら成長していく姿、それを支える人々の愛と友情には胸が詰まり、最後は思わず涙してしまうはず!?そんな、笑って泣いて、最後には感動をもらえる本作。「映画を観に行きたいけど、外に行く体力が…」という心身共にヘトヘトなあなたも、家にいながらにして楽しめる。夏バテで疲れた心も体も(?)浄化してくれる今夏話題の4作品を、ぜひチェックしてみて。Netflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は7月7日(金)よりNetflixにて世界190か国同時オンラインストリーミング開始(全9話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀魂 2017年7月14日より全国にて公開(C) 2017「銀魂」製作委員会ちょっと今から仕事やめてくる 2017年5月27日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会
2017年06月05日皆さん「夏バテ」はご存じだと思いますが、「冬バテ」って知っていますか?聞いたことない方も多いのではないでしょうか?実は冬にも夏と同じような状態があるのです。寒いこの時期、「冬バテ」しない方法を紹介しましょう!!「冬バテ」って、どんな状態なの?寒さがピークのこの時期、もう少しで暖かくなるのに、寒さの疲れも溜まってきていませんか?毎年毎年寒さに弱くなってきたり、疲れが取れにくく感じることはないでしょうか?実は、「冬バテ」が原因かもしれません。「冬バテ」は、あまり聞きなれない言葉ですが、実際にあるのです。 よく聞く「夏バテ」は、夏の暑さや冷房などの温度差などによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状のことを言います。 対して、「冬バテ」とは、寒さや、室内の暖房の温度差、年末年始などの多忙などにより自律神経のバランスを夏と同様に崩してしまうことを言います。「冬バテ」は、交感神経が高まってしまい、常に心と体が休むことができず、緊張状態が継続されてしまいます。人間の体は春に向けて元気に活動できるように冬は充電するものです。年末年始に行事が重なったりで、余計に崩しやすくなってしまうんですね。さらに、冬は暗くなるのが早く、太陽の光を浴びる時間も少なくなります。そのせいか、ついつい気持ちが落ち込みやすく、体内時計のリズムに影響することも。そんな状態が、冬バテと言われています。気をつけないといけませんね!どんな症状なの?「冬バテ」は、「夏バテ」と症状が似ています。頭が痛かったり、たくさん眠っても疲れが取れなかったり、体が重かったり、食欲がなくなってしまったり、体重が減少したり免疫力が低下して風邪にかかりやすくなったりします。さらに、副交感神経の働きが悪くなり、便秘や下痢になってしまうことも。もし、なんとなく疲れてる最近、食欲ない最近。それはもしかしたら、「冬バテ」なのかもしれません。 「冬バテ」は春になれば改善するから、耐えよう!そんな考えの方もいるかもしれません。しかし、なかなか難しい問題があります。夏から秋は、冬の休養に向かって体が自然と休もうとしますから、「夏バテ」を引きずってもやがて回復します。しかし、「冬バテ」は春がやって来るんです。 春は活動に向けてエネルギーを高める時期でもあるので、体が休まないため、春になっても疲れはなかなか摂れません。4月は環境の変化も多い時期でもあるので、気力と体力がついていけなくなり、自律神経がさらに不安定になってしまうことも考えられます。冬は「冬バテ」にならないようにしたいですね!「冬バテ」しないための5つの方法1.体を温める体を温めるのは、寒い冬の基本ですね。生姜などの体を温める食べ物を食べてもいいですし、腹巻きやヒートテック、湯たんぽや電気膝掛けなどの家電を使ってもいいですね!毎日のお風呂は、ゆっくり肩まで浴槽に浸かるのも大切です。仕事中でも、パソコン仕事が多い方は指が出ている手袋を使ったり、休憩時間に大きな筋肉を動かす運動をしたり、軽く有酸素運動をしてもいいと思います。2.急に体を冷やさない急に体を冷やすと交感神経が緊張してしまいます。暖かいところから外に出る際は、マフラーや手袋をして、できるだけ体を冷やさないようにしましょう。体温が下がると、新陳代謝が悪くなり、美容面にも影響が出たり、体温が一度下がると免疫力が30パーセントも低下するというデータもあります。また、ずっと寒い場所にいることが、風邪をひく原因でもあります。体は一気に冷やさない、できるだけ冷やさないようにしましょう。3.呼吸と姿勢を意識する意外と重要なのが呼吸と姿勢です。人間は呼吸を一日2〜3万回しています。呼吸をする時には横隔膜という筋肉がメインに働き、この筋肉が正しく働くことが肩こりや腰痛にも関わっています。正しい呼吸は身体の機能を高めてくれると言っても過言ではないのです。リラックスしてゆっくり大きく息を吐き、自然に吸いましょう。正しい姿勢は集中力を高めてくれるだけでなく、ダイエットやセロトニンという成分の関係で、精神的に安定することもわかっています。最近は姿勢を良くするグッツもたくさん販売されているので、使ってみてもいいですね。4.重ね着をしすぎない寒いので、防寒は大切ですが、過度の重ね着は注意が必要です。過度の重ね着は体の可動域を狭めたり、服の重さで体が凝ってしまうことも。体を温めるには、とにかく重ね着をするのではなく、保湿性のあるインナーを選んだりして、素材にも注目しましょう。カイロなどを使ってもいいので、太い血管のある首やお腹周りはしっかり温めましょう。5.食事と運動健康の基本ですが、一日三食、バランスのとれた食事が大切です。寒いからといって朝ごはんを食べなかったり、インスタントの食事ばかりになていませんか?玄米、海藻類、キノコ、緑黄色野菜、ビタミンA、C、E(エース)や、お茶のカテキン、ゴマのセサミンなどは冬バテにいいです。いかがでしたか!??普段の生活で「冬バテ」になる原因があったかもしれません。寒さが増すこの時期、春に向けて「冬バテ」に注意して、暖かさと共に、元気一杯になりましょう!
2017年02月08日冬バテ解消に役立つ完全無添加発酵飲料日本健康医学会賞を受賞した『麹発酵黒豆搾り』を手掛ける株式会社堤酒造は、同商品の姉妹品である『麹発酵黒大豆+ブルーベリー』が初回お試し価格で2本購入できる「じっくりお試しキャンペーン」を、2017年1月16日(月)より開始した。『麹発酵黒豆搾り』は、球磨焼酎の蔵元で偶然誕生した、国産黒豆100%の完全無添加発酵飲料。ポリフェノールやアミノ酸、クエン酸、ミネラル等をたっぷり含んでおり、寒い季節の食生活をサポートして冬バテ解消に役立つ健康飲料だ。その『麹発酵黒豆搾り』にブルーベリー果汁を加えた『麹発酵黒大豆+ブルーベリー』は、コク・甘み・爽やかさがプラスされて美味しさもアップしている。じっくり2本を試せるキャンペーン通常、『麹発酵黒大豆+ブルーベリー』(1本で税込3,456 円)を注文する際には、初回お試し価格で1本1,890円(送料・消費税込み)での注文が可能となっているが、今回のキャンペーンでは、初回お試し価格で“2本セット”3,780円(送料・消費税込み)を注文することができる。販売期間は、予定販売数が終了するまで。初回お試し価格で2本購入できるので、じっくりと試してみたい人や、家族で一緒に試したい人におすすめのキャンペーンだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社堤酒造プレスリリース(ValuePress!)※「じっくりお試しキャンペーン」
2017年01月21日花粉に黄砂…環境による影響を受けやすいのが、春。くしゃみや目のかゆみが止まらないー!という方も多いのでは?芽吹きの時期はこうしたさまざまな影響を受けながら、からだのSOSが肌トラブルとなって出てくることも。今回はそんな“春バテ”とこれからの対処法についてご紹介していきます。ニキビやシミ予備軍との出会いの時期4月は入学・入社と新しい出会いも多い時期ですが、からだの中でもこうした出会いが続きます。たとえば、寒さと暖かさが行ったり来たりすることで起こるホルモンバランスの乱れが頬と出会いシミに変わったり、新しい環境に慣れるまでのストレスがアゴと出会ってニキビにつながったり。出てきた症状だけみると、落ち込むこともありますが、実はこうした肌のトラブルはからだの内側から始まっていることも多いのです。では、“春バテ”とは?暑さにからだが追いつかず、体調が思わしくないように感じるのが“夏バテ”。寒さと暖かさとを行ったり来たり、こうした気温の変化が心とからだのバランスが崩しやすいこの時期を“春バテ”と呼びます。とすればもちろん、秋バテも冬バテもあるのですが、どうしてこういったことが起こるのでしょうか?気温の変化を直接受けとめるからだの機能寒いときってとにかく「暖めよう!」とストーブをつけますが、からだも同じように“交感神経”というストーブのスイッチをONにしています。でも、暖かくなってくると、ストーブをつけなくても過ごせるので、こうした時はスイッチOFFで省エネ、“副交感神経”が優位な状態へと変わります。春のはじまりはこのスイッチのON・OFFがパチパチパチーっと一日おきくらいに起こる上に、生活のリズムが変わったりするので、この2つの神経が疲れちゃうんですよね。早め早めの対処が鍵さらに、徐々に紫外線の量がふえてくるのもこの時期。首に湿疹が出はじめるといった方も多いようですので、こうしたトラブルが出たら専門の医師に相談してくださいね。肌トラブルとして外に出てきた症状は、からだの内側からのSOS、外から治そうとするだけでなく、思い当たりそうな原因を取りのぞくだけで変化をしていくことも多いのです。なんとなく気分がのらないな、という時は美容サロンなどでプロの力に頼ってみると、バランスを取り戻しやすくなりますので、上手に活用しましょう。大きなからだの変化につながる前に、早め早めの対処をして、気分よく春をすごしていきましょう~♪
2016年04月09日日中は暑いのに、朝晩は寒くなることも多い秋。体調がいまひとつだったり、疲れやすかったりする人も、いるのではないでしょうか?ひょっとすると、それは「秋バテ」の症状かもしれませんよ!疲労感やめまいなど、夏バテのような症状が秋に表れて、どんどん深刻になっていくのが秋バテです。あまり知られてはいませんが、秋バテは甘く見ると怖~い目にあうから、気を付けて!「秋バテ」ってなに?夏バテ、なら分かるけど、秋バテってなんのことだか分からない、という人もいるでしょう。秋バテとは、涼しくなってきた秋以降に表面化する身体の不調のことで、「疲れやすさ」や「だるさ」、「食欲不振」などの症状が見られます。夏にクーラーにあたりすぎて慢性化した身体の冷えや、不規則な生活で身体に溜めこんだストレス、そしてこの時期特有の、朝晩と日中の気温差や、暑い日と寒い日の寒暖差などが主な原因となります。これらの原因から起こる秋バテは、放置すると悪化して、さらなる身体の不調を招きます。しっかりケアすることを心がけましょう。秋バテを予防する方法は?秋バテを予防するには、身体を冷やさないようにすることが大事!薄着で朝晩に身体を冷やしたり、空調に長時間あたらないように気を付けましょう。そして、毎日の食生活を充実させ、栄養をしっかり摂ることも、とても大切です。積極的に摂りたいのは、「ビタミン」や「ミネラル」といった成分。それに加えて、抗酸化作用や疲労回復効果のある食材を使ったレシピなら、秋バテの予防にぴったりの食事をつくれるでしょう!ズバリ、秋バテに効果テキメンなのは、あの食材・・・!トマトはまさに、秋バテ対策にぴったりの食材なんですよ!トマトに含まれるクエン酸は疲労回復を促し、リコピンは活性酸素を取りのぞく抗酸化作用に優れています。またビタミンC・ビタミンEには免疫力をアップしたり、血行促進を促してくれる効果もあります。それに、トマトには女性にうれしいアンチエイジング効果もありますよ!それでは、人気の料理研究家、浜田陽子さんが考案した、5分でパパッと作れる、美味しいトマトレシピをご紹介しましょう! 忙しい朝にぴったり! フルーティーな 「トマトグラノーラ」【材料】 (1人分)市販のグラノーラ・・・40gトマトジュース・・・200mlヨーグルト・・・80gはちみつ、りんご、ミント・・・適量【作り方】トマトジュースとヨーグルトを器に入れましょう (お好みで混ぜ合わせても)。グラノーラ、スライスしたりんごをトッピング、はちみつをかけてミントを飾るだけ!この「トマトグラノーラ」は、とっても美味しいのに、手軽ですぐに作れるというのが大きなポイントです!カルシウムは、トマトジュースに含まれるビタミン類といっしょに摂ることで、吸収が高まります。また、整腸作用のあるりんごやはちみつ、食物繊維たっぷりのグラノーラ(オーツ麦)を合わせることで、便秘解消にもなりますよ。体内時計を整えるためにも朝食をしっかりとって、健やかな秋の生活を楽しみましょう!Image photo by Pinterest
2014年10月01日今年は、記録的な猛暑により、例年よりも秋に不調を来す「秋バテ」人口が急増するかもしれません。夏に冷たいものを食べすぎていたり、冷房対策をしていなかった女子は要注意です!■「秋バテ」って何?夏バテは聞いたことがあっても、秋バテはまだ聞きなれないかもしれませんね。秋バテとは、夏バテと似た症状が涼しくなってきた秋にも続いている状態のこと。なかなか疲れが取れない、冷える、ダルい、肩こりがひどい、ヤル気がでない、といった不調が特徴のようです。■「秋バテ」の原因1:内臓冷え冷たい飲み物や食べ物を摂取しすぎたり、冷房からの冷えで内臓が冷えてしまっている状態のこと。内臓が冷えると腸が固くなって便秘の原因になったり、消化器官が活発に動いてくれず、消化不良になったりしてしまいます。結果として、脂肪が蓄積され、プヨ肉や肌荒れの原因になることも。■「秋バテ」の原因2:自律神経の乱れ些細なことが気になったり、落ち込んだりして「プチうつ」状態になっている人は、季節の変わり目の温度差などで体が参ってしまうのもプラスされて、自律神経が乱れてしまうそうです。またスイーツなど糖質の摂りすぎも原因の一つと考えられています。人に対してイラっとしてしまうと、トラブルの原因になるので、自律神経が乱れないように注意したいですね。■内臓冷えは食事で治すショウガやレンコン、ニンニクなど体を温める食材がオススメ!お料理を作るのが面倒なら、ショウガやレンコンをすりおろして熱湯を注ぎ、血糖値の上がりにくい甘味料、ラカントやアガベシロップなどと一緒に飲むのもオススメです。血糖値は中高年の高血圧だけでなく、イライラの原因にもなるので、白糖やグラニュー糖はタブー。自律神経の乱れにつながってしまうからです。■自律神経の乱れには牛肉とキノコ料理トリプトファンとナイアシン、この2つの成分が自律神経の乱れを整えてくれるといわれています。トリプトファンは牛肉や牛乳、ナイアシンはキノコや桃からとれます。桃はそろそろ旬は終わりですが、9月はまだ手に入るので見つけたら食べてみましょう。牛肉をミルクとキノコで煮込んだ、ホワイトシチューなどで心を落ち着かせましょう。■おわりに今年の春に花王が行ったアンケートでも、秋に不調を訴える20~40代の女性が急増していることがわかりましたし、「夏バテ」だけじゃなく、「秋バテ」という言葉も浸透していきそうですね。(丸田みわ子/ハウコレ)【参考】・今夏は、ゲリラ豪雨と猛暑に襲われる “だるさ前線”に要注意!? −花王プレスリリース(PR TIMES)
2014年09月29日(画像はプレスリリースより)ゲインが調査した、夏による体の不調と『秋バテ』調査!株式会社ゲインは『夏による不調と秋バテ』に関連する、今の時期に役立つ調査を行った。調査の対象となったのは仕事を持つ社会人で、何かしら体の不調(夏バテ)や、体調の不良を感じている(あるいは感じた)人あわせて800名である。最初に『今年の夏、食欲不振の経験があったか?または現在あるか?』の質問について、【あった】(約35%)と【多少はあった】(約36%)が同じくらいの割合で、全体の7割以上の人が夏バテが原因で食欲不振の経験をしている。次に『夏バテによって、食生活について通常に比べどのような変化があるか?』に対して【栄養のバランスが、かたよっている】と感じている人が7割以上、また【食事をする回数が低下している】と実感している人は46%以上である。現在の体調不調は『秋バテ』かも?さらに『夏バテ対策をしていたか?』について、【特にしていない、しなかった】と【あまり対策をしていない、しなかった】を合わせると、全体の8割以上の人は具体的な対策を実施していないことが示された。そして『秋頃の体の不調(秋バテ)や、体調の不良を経験したか?』の質問では、【経験があった】と【経験があったように感じる】を合わせると、程度の差はあっても全体の半数以上の人が、体調不良あるいは秋バテを感じていることがわかった。また『例年の夏バテや夏の体調不良が改善する時期は?』について【9月前半】が一番多かった。『秋バテ』とは?『秋バテ』は夏バテの症状が暑い夏の時期が終わっても改善しないで、疲労感や食欲不振、無気力などが続く状態。また秋の時期になり少しずつ気温が下がってきて、寒暖の差で体調を崩してしまう状態も含まれるという。【参考】・株式会社GAIN プレスリリース
2014年09月24日9月になって気温の変化も激しく「秋バテ」になってはいませんか。夏の疲れを引きずったまま、急に気温が下がると疲れが症状となって出てきてしまうことも。食欲も減り、カラダがだるくなり、夜も睡眠不足になりがちに。慢性的な疲労感が抜けないなと感じる人も多いのではないでしょうか。疲労感を解消するには、「十分な睡眠」「水分補給」「栄養があるものを食べる」などが代表的な解決策として上げられますね。そこで、簡単にこの3つ克服し、元気を取り戻せる方法をお教えします。それは、「毎日バナナを食べること!」なぜにバナナ?! 意外に思った人もいるかも。それは、バナナに含まれるさまざまな栄養素に秘密があります。そんなバナナの秘密に迫ってみましょう。■体温調整バナナに多く含まれるミネラルのひとつがカリウム。カリウムは、急な体温上昇を防ぎ、正常体温を保つために水分とともに不可欠なもの。カリウムには利尿作用を高め、体温をカラダの外に出しやすくする働きもあるので健康体温(平熱)の維持に有効というわけです。■良質な睡眠バナナに含まれる必須アミノ酸、トリプトファン、ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムは、体内の代謝酵素の働きによる、セロトニンやメラトニンという神経伝達ホルモンの産生を高めます。バナナが、体内リズムの調節にかかわる「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンや、リラックス効果や睡眠効果が期待できる「癒しホルモン」と呼ばれる「セロトニン」を産生してくれることで、良質な睡眠の確保に役立つのですね。■健康な胃腸バナナは脂肪吸収を調節する「可溶性食物繊維」と、消化管を刺激する「不溶性食物繊維」がバランスよく含まれています。このほか、整腸作用の効果があるフラクトオリゴ糖という機能性成分もバナナには含まれていて、腸内の善玉菌を増やすにのに役立ちます。胃腸の調子を整えることで、食欲不振を改善することができますね。■ビタミン補給ビタミンB群が不足すると疲れやすくなったり、さまざまな体調不良の原因になることも。それを補うにはビタミンB群、カリウム、マグネシウムといったミネラル&ビタミンBをバランスよく含むバナナが効果的と言えます。また、バナナには抗酸化ビタミンと言われるビタミンCやEも含まれています。夏場に受けた有害紫外線などによる皮膚へのダメージの回復にも威力を発するのは、女性にとってうれしいばかり! ■エネルギー源バナナには、単糖類(ブドウ糖や果糖)、少糖類(ショ糖やオリゴ糖)、多糖類(食物繊維・デンプン・難消化性デンプン)といったさまざまな糖質が含まれています。これらは種類によってエネルギーに代わる速さが異なるため、バナナは即効性と持続性に優れた食べ物なのです。アスリートにもオススメな理由がわかりますね。バナナと言えば、昔は高級品のひとつでしたが、今はスーパーやコンビニなどで簡単に手に入るうえ、価格もお手ごろ。調理の必要もなく手軽に食べられ、なんといっても低カロリーでヘルシーなのがうれしいですよね。体調を崩しやすい季節の変わり目、カラダがだるい、食欲不振、睡眠不足などカラダの不調を感じている人は、毎日の食事にバナナを取り入れてみては? バナナに含まれるたくさんの栄養で、元気に秋を迎えましょう! ・バナナ大学 公式サイト
2014年09月12日