4人に3人が今年の年末年始は外出予定?まだまだ油断は禁物!冬の寒さが引き起こす「免疫力低下」「便秘」「肥満」の負のスパイラルに要注意!
はすべてがお互いに関係しているスパイラルの関係と言えるのです。
大腸ではビフィズス菌などの善玉菌がエサを発酵させてつくり出す「短鎖脂肪酸」によって、腸壁の内側にあるムチンという粘液が増やされバリアを張り、有害菌が入らないようにブロックする役割をはたしています。便秘が続いて腸内環境が悪くなると、このバリアが弱まるため、「便秘」が引き金となって「免疫力低下」が起きます。逆に「免疫力低下」によって「便秘」になってしまうこともあります。免疫力が落ちると解毒作用や毒素排泄が妨げられて腸の正常な運動が妨げられてしまうことから「便秘」になってしまうことがあるのです。
また「便秘」が原因で「肥満」になってしまうこともあります。便とは摂取した飲食物が胃や小腸で吸収された後の残りカスなので、そのなかには吸収されなかった脂肪分や糖分なども含まれています。便が便秘で排出されずに腸内に留まってしまうと、水分と一緒に体内へ再吸収され、脂肪として蓄えられてしまうため、便秘になると食べ物の消化吸収にも影響がでます。
便秘で直腸の出口に食物残渣が滞ってしまうため、消化管の運動が妨げられます。通常、小腸での栄養吸収部位では5~6時間で通過するところが、7~8時間かかり、そのため余分に栄養の吸収が起こり「肥満」