ビューティ情報『乳幼児期の早い段階(※1)からのお口のケアが大事!生後6か月~1歳半は大人の口腔細菌叢(※2)に大きく近づく重要な時期』

2022年3月24日 11:00

乳幼児期の早い段階(※1)からのお口のケアが大事!生後6か月~1歳半は大人の口腔細菌叢(※2)に大きく近づく重要な時期

■研究の背景
口腔疾患(お口の病気)であるう蝕(むし歯)と歯周病は、いずれもプラーク(歯垢)などに潜む細菌が原因で起こり、歯の喪失に繋がる疾患です。う蝕や歯周病の予防は、フッ素による歯質強化やプラークの除去、殺菌などの方法により行われています。一方で、近年の研究から、口腔疾患に罹患している人の口腔細菌叢は、健康な人とは異なっていることが明らかにされつつあり、口腔細菌叢を整えることがう蝕や歯周病を予防するうえで重要だと考えられるようになってきました。
そこで、口腔細菌叢を整えるためには、細菌叢が形成される乳幼児期を理解することが重要であると考え、当社オーラルケア研究所と先進解析科学研究所、公益財団法人 ライオン歯科衛生研究所は、次世代シークエンサー(※3)による細菌叢解析技術を駆使し、2015年から乳幼児を対象としたコホート研究を開始しました。そのような中、2019年には親子の口腔細菌叢には共有関係が存在し、乳幼児の口腔細菌叢は、共同生活を続ける両親の口腔細菌叢の影響を受けて形成されることを明らかにしました。本研究では、大人の細菌叢に近づく時期を明らかにすることで、細菌叢形成の観点からお口のケア開始の目安となる時期の明確化を試みました。

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