ビューティ情報『乳幼児期の早い段階(※1)からのお口のケアが大事!生後6か月~1歳半は大人の口腔細菌叢(※2)に大きく近づく重要な時期』

2022年3月24日 11:00

乳幼児期の早い段階(※1)からのお口のケアが大事!生後6か月~1歳半は大人の口腔細菌叢(※2)に大きく近づく重要な時期

これまで出生直後のお口に存在する細菌の種類は限られており、その後年月を重ねると菌種が増加し大人の細菌叢に近づくことが知られていますが、その詳細な時期は明らかになっていませんでした。そこで、大人が共通して保有している口腔細菌に着目し、これら細菌の検出率が増加する時期、及び乳幼児期の早い段階(※1)にはどのような種類の菌が検出されるのかを調べました。

(※3) 従来型と異なる遺伝子配列決定の原理を採用したことで、遺伝子配列の決定量が飛躍的に高まった装置。環境中に存在する細菌の遺伝子配列を決定することで、環境中に存在する菌種の把握等に用いられている。

■研究結果
本研究では、2015年6月から2017年1月までに子どもが生まれた家庭のうち、調査参加に同意した55組の両親と子ども(うち男の子27名、女の子28名)を調査対象としました。調査開始時の父親の平均年齢は32.0歳(年齢幅23-45歳)、母親の平均年齢は30.7歳(年齢幅25-40歳)でした。子どもたちからは、生後1週間、1か月、3か月、6か月、9か月、1歳、1歳半、2歳、2歳半、3歳時に計10回唾液を採取し、両親からは、子どもが3歳になった時点で父親、母親それぞれの唾液を採取し、次世代シークエンサーを用いて各サンプルから口腔細菌由来の遺伝子を読み取り、細菌叢の経時変化を解析しました。

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