季節の変わり目は、便秘に要注意!腸内細菌が働く“オフィス”を綺麗に 「大腸劣化」の悪影響に関する小林 暁子先生監修の新着コラムを公開
腸内細菌には、善玉菌と日和見菌、悪玉菌の3つがあり、それぞれがバランスを保ってすんでいますが、便秘の方の腸内細菌は、悪玉菌の比率が高まっています。悪玉菌が増えて腸内環境が悪化すると、腸の中で有害物質が発生し、それが腸壁から血液に取り込まれます。すると、血液はドロドロと汚れた状態になり、それが全身に運ばれることになってしまいます。便秘になると肌が荒れたりするのも、このことが原因です。
便秘を改善するためにも、日頃から善玉菌の代表であるビフィズス菌が入ったヨーグルトを積極的に取り入れてみてください(ヨーグルトの中にはビフィズス菌が入っていないものも意外と多いです)。実際に便秘気味の女性にビフィズス菌入りヨーグルトを食べてもらった結果、排便回数が大きく上昇しました。これは2週間続けて食べた結果ですので、まずは2週間チャレンジしてみて、自分のお腹に合うか確認してみるのがよいと思います。
乳酸菌のみヨーグルトとビフィズス菌入りヨーグルトの整腸作用の違い
ちなみにビフィズス菌は、乳児の頃は腸内細菌の大半を占めていますが、大人と同じ食事を摂るようになると全体の1~2割程度に落ち着いていきます。
その後、成年期を過ぎ老年期になるとビフィズス菌は一層少なくなります。