免疫力向上の新たな一手に、日本の伝統「にごり酢」 この冬知っておくべき「酢酸菌」の5つの健康作用を紹介
そもそも「免疫」とは、ウイルスなどの異物を見つけ、記憶し、攻撃する防衛本能ですが、昨今の現代社会は、免疫を正しく維持することが難しい時代と言われています。
腸には、身体全体で7割もの免疫細胞が集まっているといわれており、発酵食品などに含まれる多様な菌を腸などの消化器官に取り込むことを意識した食事方法、“食べる菌体験”は免疫バランスを整える一助となるでしょう。腸内には、感染症などの病原体の侵入を感知し、免疫を作動させる働きを持つ免疫スイッチ「TLR(トル様受容体)」があります。中でも、これからのシーズンで重要なのは、「TLR2」と「TLR4」の2つです。乳酸菌や納豆菌は「TLR2」の免疫スイッチを押せるのに対して、酢酸菌は「TLR2」だけでなく「TLR4」も押すことができます。つまり、他の発酵菌には押せない、2つの免疫スイッチを押せる唯一の菌が、酢酸菌なのです。
酢酸菌は他の発酵菌には押せない、2つの免疫スイッチを押せる
<酢酸菌の5つの最新研究結果>
(1) 免疫の司令塔であるpDCの活性化
プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)の活性化
(2) インフルエンザウイルスの増殖を半数程度に抑制
インフルエンザウイルスの増殖を抑制
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