私には6歳半と2歳9カ月の娘がいます。次女は来年度から幼稚園に通うため、もう少し暖かくなったらパンツをはかせ、夏までにはおむつを外したいなとぼんやり考えていました。次女ということもあり、長女のときとは異なり、焦らずのんびりと構えていたのです。 2歳半でトイレトレーニングを開始次女はトイレに興味を持つようになった2歳半ごろから、トイレトレーニングを開始しました。方法は定期的にトイレに誘い、おしっこができたらシールを貼るというよく聞くもの。次女には、トイレに行こうという声かけを大体2時間おきぐらいにしていました。 最初はトイレに座るだけでしたが、1週間後におしっこをすることに成功。そのときは思いっきり褒めてあげました。1回成功したらコツを掴んだのか、トイレに連れて行けばたまにするように。ただ、うんちは頑なにトイレではしようとしませんでした。 おむつからパンツに切り替えたきっかけタイミングが合えばトイレでおしっこができるけど、おむつははいているという状態が2カ月以上続きました。自分からトイレに行きたいとは言えないし、うんちはトイレでできたことがありません。この状況を打破しなくてはと思いつつ、トイレに行きたがらない次女をトイレに行かせることがめんどくさく、私の腰が重かったのです。 そんなとき、新型コロナウイルスの影響で外出を控えなくてはならなくなりました。私はパンツに切り替えるなら、外出をしないこのタイミングだと思い、一念発起。失敗しても良いからと、次女にパンツをはかせることにしました。 パンツをはかせるようになってからの経過おむつではなくパンツをはかせた初日、次女は3回漏らしました。トイレでは「おしっこ出ない」と言い、そのあとすぐに漏らします。これは長期戦かなと私は覚悟したのですが、次女は2日目にトイレでおしっこすることに1回成功しました。 徐々にトイレでできる回数が増え、1週間経ったころにはおしっこは失敗しなくなりました。しかし、次女は相変わらずうんちはトイレでできず、うんちをしたそうな様子だったらおむつに替えています。 不要不急の外出ができず、娘たちを連れて出かけることがほとんどない状況は、次女のおむつをパンツに切り替える良いきっかけになりました。いまだに次女はトイレでうんちはできませんが、新型コロナウイルスが収束するころまでにはうんちもできるようになり、パンツでお出かけできるといいなと思っています。 著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年06月14日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 夜間の授乳で、体を起こして授乳することは回数が多ければ多いほど大変で、寝不足が続くことはママにとってはつらいことかと思います。今回は、ママも赤ちゃんも体を休めてリラックスできる「添い乳」についてお話ししていきます。 添い乳をおすすめする理由体を起こさずに授乳できるため、休みながら授乳でき、夜間の授乳がラクになります。赤ちゃんもママもリラックスすることができます。また、授乳をしているうちに寝てしまう赤ちゃんも多く、乳首を外してそのまま起こさずに寝かせることもでき、寝かしつけもとてもラクになります。 添い乳の注意点は?授乳姿勢の支えが緩くなって、赤ちゃんの乳首・乳輪への吸着が浅くなると、乳頭の先を潰して飲んでしまうことにより、白斑(乳首にある母乳の出口である乳口が炎症を起こして皮膚がかぶさる状態)ができて、乳房のしこりができたり、乳腺炎などのトラブルになることがあります。また、赤ちゃんの授乳時のポジションに注意して、赤ちゃんの鼻が圧迫されないように注意。そして、授乳後に赤ちゃんが眠ってしまったら、口からおっぱいを離すようにしましょう。また、ママのベットで添い寝をする場合は、赤ちゃんが寝る場所などには、赤ちゃん用の硬いマットを敷くようにしましょう。 添い乳のポイントは?添い乳をするときの5つのポイントをお伝えします。 まずは、吸わせるおっぱい側に赤ちゃんを寝かせます。 【1】赤ちゃんのおへそとママのおへそが向かい合うように対面し、体をピタッとくっつける。ママの頭や背中にクッションなどがあるとよりラクになる。【2】授乳時の固定が甘くならないように、赤ちゃんの背中に丸めたタオルやクッションを置いておく。【3】赤ちゃんの鼻とママの乳首が同じ高さになるように調整する。(赤ちゃんが乳首を見上げるような高さで)【4】赤ちゃんの頭は、ママの脇より下にくるようにする。ママは敷布団に近いほうの腕を上げて頭を乗せると姿勢が安定します。【5】赤ちゃんの顎が深くおっぱいに沈み、鼻がおっぱいから離れるような吸わせ方をする。 添い乳をすると、寝かしつけが授乳に頼ることになり、他の方法での寝かしつけが難しくなることで、将来的に卒乳や断乳が大変になると避ける方がいます。しかし、個人差があり、必ずしも卒乳や断乳時に大変になるわけではありません。夜間の授乳回数が多い時期は、ママの体力を考えて添い乳を取り入れても良いかと思います。ぜひ試してみてください。 <参考>メディカ出版『母乳育児支援ブック』西田真奈美「ポジショニングとラッチオン」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年06月11日出産祝いは頂けるだけでとてもうれしいものですが、実用的に使えないものだったり、自分が欲しかったものだったりで、うれしさに差があるのが正直なところ。私自身そのような経験をしたので、友人などに渡す出産祝いは非常に悩みます。自分が頂いてうれしかったもの、贈って喜ばれたものを紹介します。 長女の誕生時に頂いたベビーリング第1子である長女が誕生したときは、たくさんのお祝いを頂きました。そのなかで私がとてもうれしかったものは、実母と実姉がプレゼントしてくれた 「ベビーリング」です。自分でもベビーリングを購入しようか迷っているときだったので、とても感激しました。 そもそも私がベビーリングを購入したかった理由は、私が生まれたときに母の友人が母にベビーリングをプレゼントし、その後、私が結婚したときに母からそのリングを譲り受け、とても感動したからです。娘が結婚するときも同じように、実母と実姉からプレゼントされたリングを贈りたいと思っています。 服やおむつなど実用品も助かる!服もたくさん頂きましたが、サイズは大きめがいいと思います。娘の場合は出産時に頂いた服を長く着ることができましたが、ぐんぐんと成長してしまう子もいますので、大きめサイズを選ぶと長く着させてあげることができると思います。 また、頂いたおむつやおしり拭きはとても役に立ちました。おむつは成長によりサイズが変わってしまいプレゼントとしては難しいかもしれませんが、おしり拭きのほうは1年間買わずに済んだので助かりました。 私が贈って喜ばれたもの先日友人の子どもが生まれたので何を贈ろうかと迷っていましたが、「欲しい」と言っていたものをプレゼントしたいと思いました。友人が欲しいなあとSNSでつぶやいていたものは、「ドッカトッカ」という持ち運び可能のベビーベッドのようなものでした。 残念ながら私ひとりでは手の届かない値段だったので、仲の良い友人と話し合い、お金を出し合って買うことに。絶対に喜んでくれる!と思っていましたが、想像以上に喜んでくれて私たちまで幸せな気持ちになりました。 欲しいと思っているものをプレゼントされると、とてもうれしいものです。出産祝いとして贈りたいものが高いものでも、友人同士でお金を出し合って買えることもあります。日常で役立つ日用品等も助かりました。 著者:やすだ おと一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。
2020年06月08日1人目の出産である程度のものが揃っていましたが、2人目の出産時にこれだけは買い足したいと思い購入したのが、スワドル(おくるみ)です。お出かけ時にもこれひとつあれば多用途に使えるので、荷物が多くなりがちな育児中にはとても助かりました。ネット上でもいろいろと活用方法が紹介されていますが、私が実際に使ってみて本当によかったと思う方法について紹介します。 新生児期には「おくるみ」として大活躍 私が選んだのは、スワドルデザインズのスワドルです。一辺が116cmの大判な一重ガーゼの新品のものを、メルカリで3枚2,500円で譲ってもらい使いました。 スワドルデザインズのスワドルに決めた理由は、おくるみとしての使い方がタグに書かれているため、パパにも使いやすそうだと思ったからです。上の子は寝かしつけ後に置くと起きてしまう赤ちゃんでしたが、ずっと抱っこすることで乗り切りました。 しかし2人目となる下の子の場合はそういうわけにもいかず、このスワドルが大活躍。スワドルで包んであげると安心するのかすんなり寝てくれ、そのままベッドに置くことにも成功。おかげで上の子と2人の時間をつくることや家事をすることもできました。 外出時の「授乳ケープ」として お出かけ先で授乳したいと思っても、授乳室がなかったり、上の子と離れられず授乳室に行けなかったりという場面が訪れます。そんなときはこのスワドルで授乳ケープを作って代用していました。 スワドルの端と端を結んで、頭からすぽっと被れば簡単に授乳ケープの完成です。背中が開いてしまうので、授乳するときには後ろが壁になっている場所がベター。お出かけ時にはボタンの服やカーディガンを着ておくと、より安心でした。 「肌がけ」や「シーツ」として子どもがベビーカーやチャイルドシートで寝てしまったときには、スワドルを1/4サイズに畳んでかけてあげていました。友人宅でお昼寝してしまったときにも、スワドルをシーツとして使えばよだれや寝汗を心配する必要もなくなります。 また、夏場に子どもを裸足のままスーパーに連れて行くと意外とクーラーが強くて肌寒いことも多く、このスワドルで足元を守ってあげることができました。 「おむつ替えシート」としておむつ替えシートがなくてもおむつを替える場面は多いですが、衛生面が気になったり、汚してしまう心配があったりする場所ではおむつ替えシートが欲しくなります。ただ、そんな非常時のために持ち歩くには、おむつ替えシートは大きくて荷物の中で邪魔になりがち。 そのため私はおむつ替えシートは持ち歩かず、いざというときにはスワドルをおむつ替えシート代わりに利用していました。洗濯後に乾きやすいのもうれしいポイントです。 マルチに活躍するスワドル。実際に購入して使ってみると、おくるみとしても優秀なだけでなく、お出かけ先ではこれひとつで対応できる場面が多く重宝しました。下の子が0歳11カ月になった今でも、お出かけには欠かせないアイテムの1つになっています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 監修/助産師REIKO 著者:仲田みいま2人の男の子を育てつつ、作業療法士として働くワーキングマザー。生活関連の情報をまとめたブログも運営。子育て、ラク家事に関する内容を中心にライターとしても活動中。
2020年06月07日子どもが「赤ちゃん」の時期は、数カ月どころか数日でも変化していきます。できることがどんどん増えていくわが子の姿は、うれしい反面、ちょっとさみしいことも……。そんな赤ちゃん時代だからこそ、撮り逃し注意な写真のシチュエーションがあります。 ねんねの今だけ! 「生後◯カ月」の記念写真 活発に動き始める生後5カ月くらいまでの「ねんね」の時期に撮っておきたいのは、「生後◯カ月」になったという記念写真です。いろいろな小道具でかわいく飾るのもいいですが、時間がない、センスがない……そんな私でも簡単に撮影できるのが、おむつで月齢の文字をつくった写真でした。 セッティングは数十秒で完了! 撮影時間3分! 片付け数秒!というお手軽さが魅力です。画面上に撮影時の身長と体重を書いたボードなんかを入れ込むと、さらに記念日感がアップしますよ。 背中で語れ! 赤ちゃんのバックショット 赤ちゃんの写真を撮るうえで、案外撮り忘れるのが赤ちゃんのバックショット。どうしてもお顔を撮ることのほうが多いもの。背中を含めてお顔が映らない角度の写真はかなり新鮮です。 おすすめは、赤ちゃん特有の薄い後頭部、足を上げたおしり、妙に力がこもってるあんよ、低月齢のときしかない太ももやおなかのふっくらした感じなどなど。あとで見返すとお顔ばっかりの写真になりがちなので、少し趣向を変えてカメラを向けてみてはいかがでしょうか。 なかなか撮らない!? 裸んぼ写真 そして、なかなか撮れない&撮らない写真が「裸んぼ」の写真。裸にされると赤ちゃんは不安がり、おむつをとると親サイドが不安に。寒い時期はそれに輪をかけて脱がせる機会はお風呂くらいになり、お風呂のあともすぐお洋服を着せてしまいます。 そのため、自然と裸んぼの写真というのは、あえて撮りにいかないとなかなか残らないもの。裸んぼこそ、成長の過程がよくわかる写真なので積極的に撮るといいと思います。 今の時期だけの撮り逃し注意な写真のシチュエーションはたくさんあります。赤ちゃんだけでなく、季節を感じさせるものや家族との写真も撮っておいてよかったと思っています。 監修/助産師REIKO著者:半田あきら一児の母で専業主婦。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年06月06日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。今日は、赤ちゃんのゆるゆるうんちが紙おむつから漏れないようになるコツについてお話しします。少しの工夫でグーンとラクになりますよ。 おむつのサイズは合っていますか?おむつが小さすぎたり、反対に大きすぎても漏れてしまいます。おへその少し上まで隠れる大きさか、大きすぎて足の付け根周りに隙間がないかチェックしてください。 おむつのサイズの体重は、あくまで目安です。またメーカーによっても、サイズは違います。サイズが大きいほうが吸収帯も大きいので、特に水分の多いゆるゆるうんちの場合、水分を吸収してくれて漏れずらいこともあります。 背中からのうんち漏れを防ぐには?水分の多いゆるゆるうんちの場合、おしりの割れ目を伝って背中側に漏れることがあります。背中にギャザーがついているメーカーのものもありますが、伝って上がってこないようにストッパーを作ると効果的です。おしりの割れ目の上(仙骨部)に、ティッシュを折りたたんだものやコットンをあてておきます。端がおむつの外に出ないように気をつけてください。また、背中側のおむつを前のおむつより少し長めにあてます。 足の付け根からの漏れを防ぐには?テープの止め方を並行ではなく、逆八の字にします。太もものあたりに隙間ができないように角度を調整します。太もも周り一周、ギャザーフリルを外側に出しておきます。また、パンツタイプのおむつのほうが、フィットする場合もあるので早い月齢からパンツタイプのおむつへ変更する方もいます。 授乳時や抱っこ時の姿勢おしりが圧迫されないように抱っこして授乳します。太ももや授乳クッションに肛門部分が圧迫させないように、横向きにするなどして少しずらします。抱っこするときも、背骨はまっすぐにせず、緩やかなCラインになるように抱き、肛門部が少し上向きになるイメージで圧迫されないように調整します。 うんち漏れは、着替えや洗濯物が増えるうえに、外出時には困ってしまいますよね。少しの工夫で改善できるので、ぜひ試してみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年06月03日お話しできない赤ちゃんの気持ちをもっと知りたい!と思った私は、独学で学んだベビーサインを娘に教え始めました。娘に私の気持ちを伝えるときも、言葉と同時にサインを見せると伝わりやすく感じます。私が教えたサインのなかで、娘が覚えやすかったもの、覚えてくれてよかったと思うものをご紹介します。 おすすめベビーサイン1:おむつ 「おむつ」のサインは、両手で自分の下腹部をポンポンと叩きます。おむつ交換のときに、「おしっこ(うんち)した? おむつ替えようか!」と声をかけながら、サインを見せました。 0歳のころから「おしっこ(うんち)が出たら、ママに教える」ということが習慣化すると、後のトイレトレーニングの手助けになりました。娘にとっては動きが簡単で覚えやすかったようで、生後11カ月ごろにサインが出せるようになりました。 おすすめベビーサイン2:飲み物 「飲み物」のサインは、人差し指を立て、口角に当てます。マグやコップを差し出して、「飲む?」と聞きながらサインを見せます。サインができなくても、マグを持つなどして、のどが乾いたと伝えることもできました。 暑い時期、「さっきあげたばかりなのに!?」というタイミングで娘がサインを出してくれて、とても助かったことがあります。 おすすめベビーサイン3:もっと 「もっと」のサインは、胸の前で両手をすぼめ、指先同士をトントンと合わせます。「もっと食べる?」「もっと遊ぶ?」など、「もっと」の言葉と同時にサインを見せます。 娘はこのサインを覚えてから、グズる回数が減ったように感じます。もっと何かしたいとき、グズらなくても伝えられるようになったからだと思います。さまざまなシーンで使えて便利なサインでした。 ベビーサインは、日々のコミュニケーションのなかに少し手の動作をつけるだけ。手軽に挑戦できるコミュニケーション方法です。赤ちゃんとの新たなコミュニケーションを楽しむつもりで取り入れていました。 監修/助産師REIKO著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在二人目妊活中。
2020年06月01日私の第一子は2,450gの低出生体重児でしたが、正期産での出産だったので身体機能には問題はなく、体が小さいというだけでした。それでも小さなわが子との暮らしで、思いもよらない困ったことがいくつかありました。 ぴったりサイズのおむつがない!新生児のときに困ったことは、わが子にぴったりのおむつがなかったことです。テープをなるべくきつく留めたり、できるだけ体に隙間ができないように気をつけていても、足を動かしたりすることで排泄物が漏れてしまいました。 頻繁に着替えなければならないため、小さめのおむつを探しましたが、当時は近くに購入できるお店はありませんでした。インターネットでの注文にも慣れていなかったため、産院から分けてもらったりしていました。 お洋服に埋もれてしまう出産する前に買い揃えていた肌着や洋服など、サイズ60cmのものでもわが子にはとても大きく、しっかりと着せても手が変なところから出てきたり、顔が肌着に埋もれていってしまうなど、予想外のことが起こりました。 抱っこをしていてもお洋服が大きすぎて顔が見えなくなってしまうため、お宮参りなどの記念撮影でも苦労しました。 また、プレゼントされたお洋服はどれも大きく、お礼に着せた姿を見せたくても着られるようになったころには季節が変わってしまって着せられない……というものもありました。そのため、これから大きくなるのを見越して買うことはせず、洋服は常にジャストサイズを選ぶようにしていました。 おっぱい中に寝てしまう体力があまりないのか、わが子はおっぱいを飲んでいる途中に疲れて寝てしまうということがよくありました。新生児期は特にそれがよく見られ、おなかがいっぱいになる前に疲れてしまうようでした。なので、いつでもおなかをすかせていて授乳の回数が増え、準備やげっぷなど前後の時間をあわせると、1日のなかで授乳に割く時間がとても多く、頻回授乳で乳頭が切れてしまうのがつらかったです。また、赤ちゃんは母乳をおなかいっぱいに飲んで眠るものだと思っていたので、体力が尽きて寝てしまうということに、母乳がたくさん出ないからかと申し訳なく思っていました。 そして、体重を増やすために育児用ミルクで不足分を補うよう指導されていたため、夜中でも母乳での授乳のあと育児用ミルクを作る作業がありました。育児用ミルクを与えても結局半分も飲めずに寝てしまうので、残った分は捨てて新しいものをその都度作ります。そのため、哺乳瓶の消毒の回数も多く、これが最も予想していなかった大変さでした。しかし、生後3カ月ころから体重が増えてきて、完母になってからはとてもラクになりました。 出産するまで赤ちゃんの大きさの違いについて考えてもいませんでしたが、小さめ赤ちゃんにはぴったりな洋服やおむつを探す必要があることに驚きました。産前にもう少し小さめ赤ちゃんの特徴を知っておき、その子に合わせたお世話やグッズがあれば育児がもっと楽しめたと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年05月30日授乳におむつ替えなど、赤ちゃんのお世話をしていると時間があっという間に過ぎますよね。さっきおむつを替えたところなのにうんち……。気が重くなってしまうこともあるかもしれません。そこで発想の転換です! おむつ替えのときだからこそおこなえる、親子のふれあい遊びを楽しんでみませんか? おむつを使って「いないいないばあ!」わが子が生後8カ月のころは、おむつ替えの際に、おむつを使ったいないいないばあ遊びを楽しみました。おむつでママの顔を隠し、「ばあ!」と言いながら顔を出すだけ! 単純な遊びがわが子に大ウケでした。 ハイハイを始めるようになる時期に、いないいないばあ遊びが楽しめるようになってきました。赤ちゃんのツボはさまざまですが、わが子は何度かやってみるとだんだん楽しくなってくるようでした。 赤ちゃんの体にやさしくタッチ♪素肌にふれあう遊びがおこなえることも、おむつ替えならではだと思います。「○○ちゃんのおなか♪」と言って手拍子をしながら、わが子のおなかにやさしくタッチ。 リズムをとるたび、よく笑っていたことを覚えています。パチパチという手拍子が心地よかったのかもしれません。また、赤ちゃんのおなかに口をあてて「ブーッ」と息を吹きかける遊びもよく笑ってくれました。 歌いながらベビーマッサージそのほかにも、児童館イベントで教わったベビーマッサージをおむつ替えのときに取り入れました。歌いながら、腕や足をやさしく曲げ伸ばししたり、おなかを時計回りにやさしくなでたり。ベビーマッサージをおこなっているうちに、赤ちゃんがスヤスヤと眠ってしまったこともありました。それだけリラックス効果があったように思います。 面倒なおむつ替えを親子のふれあい時間と考えることで、私は気がラクになったように思います。ママが楽しそうに遊ぶと、赤ちゃんも喜んでくれました。おむつ替えの時間を機に、赤ちゃんの笑いのツボを見つけるのが楽しかったです。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年05月29日赤ちゃんの便秘のついては、ママから相談が多い項目の一つです。特に離乳食が始まるころに多くみられます。今、日本の子ども(3歳〜8歳)の約20%(5人に1人)が慢性便秘といわれていて、子どもの便秘が深刻な問題として注目されています。これは、赤ちゃん時代から始まっていることが多いそうです。今回は、赤ちゃんの便秘予防についてお話ししていきます。 赤ちゃんの便秘とは?生まれたばかりの赤ちゃんは、うんちを腸にためる機能が未発達なので、母乳や育児用ミルクを飲むたびに腸の働きの反射でうんちが出ます。生後1カ月ころから、大腸に少しずつためられるようになり、排便回数も少しずつ減っていくといわれていますが、個人差が大きいです。 排便は1日1回が良いですが、自然に排便が出る状態で、3日に1回ぐらいまでならあまり気にしなくていいといわれています。しかし、3日に1回の排便が1カ月以上続いたり、臭いうんちが続いたり、排便するときに長時間(3分以上)苦しそうにいきんで出すようであれば注意が必要です。赤ちゃんに多い便秘は、食事量や水分の不足が原因の大腸性便秘よりも、おしりの出口付近でうまく出せずにたまってしまう直腸性便秘が多いといわれています。便が長時間たまると、硬くなって出しづらくなったり、臭いがきつくなることがあります。 母乳や育児用ミルクを飲んだり、離乳食を食べて大腸が動いてうんちを押し出そうとしても、出口付近の直腸に硬い便があると押し出せずに、不快や痛みを感じて不機嫌になったり泣いてしまうこともあります。 離乳食が始まるとなぜ便秘になりやすい?離乳食が始まって固形物を食べるようになると、だんだん固形に近いうんちになっていきます。このころには、腸にうんちをためれるように機能が発達してきます。しかし、硬い便が続いて、排便時に肛門が痛かったという思いをすると、排便が怖くなったり、いきむのをしなくなったりします。直腸は本来は空っぽで、うんちが降りてきて直腸の壁を押し広げたときに便意が起こります。しかし、慢性的な便秘によっていつもうんちが直腸にある状態になると、便意の感覚が鈍ってしまうことがあり、数日分のうんちがたまってやっと便意を感じるようになります。量が多く硬くなったうんちを押し出すのは赤ちゃんにとっては難しいこともあります。 排便習慣をつけるために試してほしいことおなかのマッサージや水分や食事量を増やしたり、乳製品など腸の動きを良くする食品を食べても、赤ちゃんの便秘は改善されないことがあります。直腸に便をため過ぎないように、排便のサイクルをつくることが大切です。授乳や離乳食の後や、おならがあったり、いきみはじめたり、腸が動く音が聞こえたら、縦抱きにしたり座らせたりして腹圧をかけやすくします。2日以上出なかったり、おなかが張っている感じがあれば、綿棒浣腸で直腸にたまった便を出すようにしてあげましょう。綿棒浣腸の方法は、ワセリンやベビーオイルなどを綿棒の綿の部分につけ、肛門に綿の部分を1〜2cm挿入し、肛門を外側に少し押し広げるように圧をかけながら円を描くようにゆっくりと数回綿棒を回します。便を出しにくそうな場合は、おむつを外したり、おまるやトイレに支えて座らせたりするとすっきり出せることがあります。 上記を試しても、排便が3日以上なく、授乳や食事後に吐いてしまう、おなかが張って苦しそうで機嫌が悪いなどあればかかりつけ医を受診ましょう。 便秘は赤ちゃん時代から始まっていることが多く、自我が芽生えてくる3歳ぐらいまでに排便のリズムをつくることが大切です。成長・発達と共に改善していくこともありますが、離乳食が進んでいっても、排便がスムーズに見られない場合は、かかりつけ医に相談してみてもいいかと思います。 <参考>あ言叢社中野美和子著「赤ちゃんから始まる便秘問題」「赤ちゃんのウンチ講座ー排便と便秘を学ぼうー」(和田智代・2020年) 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年05月27日毎日何度も必要になる、赤ちゃんのおむつ替え。うんち漏れなどのハプニングはあるものの、動かないうちはまだよかった……。寝返りを始めるころからだんだんとおむつ替えが困難になっていきました。わが子のおむつ替え時の様子と、私がスムーズにおむつ替えをするために工夫したことを紹介します。 動かないうちはまだラクだった赤ちゃんが生まれたら、授乳におむつ替えに沐浴とお世話に追われ、毎日があっという間に過ぎていきました。 そのなかでもおむつ替えは、赤ちゃんの健康状態をチェックするためにも大切な時間ですよね。赤ちゃんが生まれたばかりのころはあまり動かないので、うんち漏れやおしっこが飛ぶなどのハプニングはあったものの、比較的ラクにおむつ替えができていました。 しかし、寝返りを始めるなど、よく動くようになったころから、思った以上におむつ替えが大変になっていったのです。 寝返りの時期はこう工夫した!赤ちゃんが寝返りを始めると、おむつをはずした瞬間に寝返りをうち、周囲が汚れるという悲劇が何度も起きました。 そこで、特にうんちのときは下に新聞紙を敷き、汚れてもそのまま捨てられるようにしました。また、赤ちゃんの両手にお気に入りのおもちゃやめずらしいおもちゃを持たせ、赤ちゃんの意識が集中している間におむつ替えをしました。そのほか、おもしろい顔をして見せたり声をかけたりなど、自分の顔に集中させるという方法も効果的でした。 つかまり立ちの時期以降はこう工夫した!赤ちゃんがつかまり立ちを始めると、とにかく動きまわります。わが子の場合、パンツタイプのおむつに切り替えたため、机の前などに立たせて、目の前の机に小さな人形などを置いて集中させるか、大人のひざに座らせておむつをパッとはかせる方法で乗り切りました。 その後、歩けるようになると、おむつをはかせようとしても、裸で歩きまわる毎日……。そんなときは、しばらく遊ばせて落ち着いたころにおむつをはかせました。1歳半ごろはおまるをすぐ使える場所に置いておき、おむつ替えのタイミングでおまるに座らせてからおむつをはかせると、スムーズにはいてくれました。 赤ちゃんは1日に何度もおむつを替える必要があるので、スムーズにいかないことが続くと、ストレスが溜まってしまうこともありました。ママやパパのストレス軽減のためにも、わが子にあった方法を見つけて、スムーズにおむつ替えをしたいですね。 監修/助産師REIKO著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。
2020年05月27日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは、保育士の中田馨です。子どもがトイレに座ることができたら「そろそろパンツをはいてもいいのかな?」と考え始めると思います。最近では、子どものトイレトレーニング用のパンツにはいろいろな種類があるので、「どれをどの時期に履かせればいいのかしら」と思う方もいるでしょう。 今日は、子どものパンツデビューについて話します。 子どものパンツデビューの目安おむつからパンツになると、おむつ代もグンと減りますし、ママにとってはありがたいことがいっぱいです。 【子どものパンツデビューの目安】・トイレでおしっこを成功することが多くなった・トイレに行く時間帯が大まかに決まってきた こんな姿が見られてきたらはじめどきです。 練習用のパンツはおしっこをしても漏れないように、防水性のある素材が3~6層になっているものもあります。心配な場合は練習用のパンツから初めてもOK。ですが、練習用パンツは、価格が高く乾きにくいため何枚も必要になってしまいます。また、ずっと使っていると防水をあまりしてくれなくなり、洋服を汚してしまうことも……。 私の経験から言うと、子どものパンツデビューは焦らないで、しっかり目安が見えてきてからでも遅くありません。練習用パンツは抜かして、普通のパンツからスタートする子もいます。 50%成功すればOK!失敗しても絶対叱らないいざ、パンツデビューしたものの、やはりパンツの中でおしっこをしてしまうことがあります。おしっこの量とパンツの種類によっては、床までおしっこが垂れ流しになることもあります。「どうしてパンツでするの!」とつい叱ってしまいそうなところですが、「おしっこが出てスッキリしたね。お風呂で洗おうね」と、お風呂場に連れて行ってあげましょう。 このときに「おしっこはトイレでしないとダメよ!」なんて声かけはしないでください。子どもなりに「あ、しちゃった」と不快感を感じていますので、できるだけプレッシャーにならないような言葉を選ぶことが大切です。 おもらしが頻繁にあって、ママが「しんどいな」と思うなら、しばらくの間は紙おむつに戻っても問題ありません。頃合いを見て、またパンツにしてみましょう。 外出先ではどうすればいい?パンツデビューをしたときに不安なのは外出するときです。家ならいつでもトイレに行けるけれど、外は行きたいときにトイレがあるわけではありません。外でおもらしをしてしまった場合、その後の処理も大変です。なので、外出時は家以上に意識的にトイレのことを考えるようにしましょう。 家を出る前に必ずトイレに行き、外出先でトイレを見つけたら少し早い段階でもトイレに行くと良いでしょう。着替えは、パンツやズボンを普段よりも多めに入れておくと、もしものときに助かります。保育所では、お散歩に行くときに、子どものおむつはずれの段階によって対処方法を変えています。トイレの間隔が短い子や不安が大きい子はおむつに履き替え、外遊びの時間におしっこが出ないことが多い子は、子どものおしっこ専用のパッドを入れるだけなど、その子の成長や性格に合わせてあげてくださいね。 パンツをはきたがらなくなったら?保育所でもよくある話なのですが。昨日まで喜んではいていたパンツを、突然「イヤ!」と言ってはきたがらなくなることがあります。トイレでのおしっこも順調だし、パンツにおもらしすることもほとんどない場合、ママもどうすればいいかと悩むところです。 パンツをはいていたのに紙おむつに戻ってしまうことに不安になるかもしれませんが、後戻りしてOKです!私は潔く、紙おむつに戻ることをおすすめします。ここで「パンツをはきなさい」と子どもとすったもんだのやり取りをするよりも、「分かった。今日は紙おむつの気分なのね」と受け入れるほうが親子共にラクチンです。そして、「パンツも待ってるから、明日ははこうね!」と気軽に誘っておきましょう。きっと、パンツをイヤがる時期はしばらく続くでしょう。しばらくは、パンツをはいたり紙おむつをはいたりしながら進めていきましょう。 また、パンツに変えたころからママがルールを決めてもいいですね。「紙おむつは、夜にはくもの」と言って日中はパンツをはくと、子どもも納得するのでスムーズに進みます。わが家はこの方法でパンツに移行しました。 おむつはずれ全般に言えることですが、ママの思う通りには進みません。子どもの様子を見ながら子どもに合わせて無理せず進めていきましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年05月26日こんにちは、助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。今日は、コップ飲みがじょうずにできるポイントについてお話しします。コップ飲みがマスターできると、お母さんもグーンとラクになりますよ。 コップ飲みは赤ちゃんからできる!コップ飲みがひとりでできるようになるのは、個人差はありますが、1歳半過ぎごろからと言われています。しかし、介助する形であれば、新生児のときからのコップ飲み(カップフィーディング)ができます。 これは、哺乳瓶とおっぱいの乳頭混乱を予防するだけでなく、災害時に育児用ミルクをあげるときに哺乳瓶がなくても衛生的にあげられる方法として注目されています。また、環境問題からもストローを廃止する飲食店も増えています。 コップ飲みを練習してみよう〈準備するもの〉小さめのコップ、おちょこ、薬杯(液体のシロップを飲むためのもの)、スプーン、小皿、スプーンなどコップや小皿の場合、フチが薄いものを選ぶようにしましょう。 入れる水分は少なめにします。最初は、水や薄いお茶などこぼしてもベタついたり、汚れないもののほうがいいでしょう。赤ちゃんの育児用ミルクの場合、1割程度はこぼすと言われているのでその分多めに用意してください。 コップ飲みのコツ口にコップやスプーン、お皿のフチを下唇の上にあて、傾けて上唇が水面にあたるところをキープします。吸って飲む様子をみながら少しずつ傾けていきます。ポイントは、決して流し込まず、本人が飲むペースに合わせて焦らずゆっくりと。もしむせこんでしまったら、中止して背中をトントンして呼吸が安定してから再開してください。 おすわりできるお子さんですと、対面しているより膝に前向きに座らせておこなうとじょうずにできる場合もあります。飲めるようになってきたら、量を増やしてみたり、コップに変えて練習してみてください。 コップ飲みができるようになるにはコップを持つ、口にあてる、傾けて調整する、自分の飲める量を口に含むという感覚の習得が必要です。 一口大の量を口に含むという感覚は、ストロー飲みを習得するときにも役立ちます。最初は、補助してあげながら繰り返し練習していきます。コップ飲みをさせるのをちゅうちょする原因はこぼされてしまうことかもしれません。こぼしてしまっても怒らずに、付き合ってあげてくださいね。 コップ飲みは、お子さんだけで飲めるようになるには時間がかかりますが、慣れておくことが大切です。コップで飲めることで、哺乳瓶で飲んでくれない赤ちゃんにも対応でき、完全母乳のお母さんも他の方に搾乳や育児用ミルクをあげてもらえることができます。時間に余裕があるときから、始めてみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年05月24日私には1歳1カ月の双子男児がいます。妊娠が判明し、双子だとわかったときはうれしさと驚きとが入り交じった複雑な気持ちに。その後は「双子育児ってどんなものなんだろう?」と漠然とした不安もありました。 約1年間、双子育児をしてきて感じたこと、そして大変だったことや、それに対して私がおこなった対処法についてお伝えします。 新生児期の授乳とおむつ替えが大変!新生児期の頻回の授乳、おむつ替えは本当に大変でした。双子なのでどちらにいつ授乳したのか、今日はどっちが排便したのか、日々の慌ただしさと疲れもあり、次第に把握できなくなってきました。 そこで取り入れたのが、ホワイトボードです。授乳時間やミルクの量、排便の有無を記入しました。こうすることで覚える労力が減り、双子育児を共に頑張っている夫とも情報共有ができます。夜中のミルクはそれを見ながらできるほうが対応するようにして、夫婦間で連携がとれました。 双子の入浴は大変!双子の場合、入浴も大変でした。里帰りせず、手伝いに来てくれる人もおらず、夫も帰りが遅かったので私ひとりでおこなっていました。退院後すぐは帝王切開の傷の痛みもあり、1日に2人の赤ちゃんを入浴させることはかなり重労働でした。 生後5カ月まてはベビーバスで2人を交代で入れていましたが、だんだん動き始めて1人から目を離すことができなくなりました。そこで、台所のシンクにベビーバスをはめ込み、2人とも目の届くところでお世話をしました。 先輩双子ママからベビーモニターを借りる双子が成長するにつれ、シンクで入浴することもきつくなってきました。そのころ、それぞれの生活リズムができてきて、1人から目を離してしまう時間が増えていきました。そのことを先輩双子ママに相談すると、ベビーモニターを貸してくれたのです。 先輩ママも周りに頼れる人がおらず、ベビーモニターが大変役立ったとのことでした。実際使ってみると、モニターがあるおかげで1人のお世話を中断して別室の子どもの様子を見に行く手間が省けたりと、心身ともに負担が減りました。 わが家は双子の上に長女がいます。長女のときの育児が通用しない双子育児も早いもので1年が過ぎました。日々成長する双子にてんてこまいですが、それでも状況的に人に頼ることができないわが家では、これからもアイデアや物に頼って双子育児を乗り切っていこうと思います。 イラスト:manami.koiso監修/助産師REIKO著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2020年05月24日皆さん、夫の実家で過ごすとき運悪く生理になってしまったら、使用済みの生理用品はどうしていますか? これにはいろいろな意見があって、「普通に捨てる」という人もいれば、「汚物入れ用の黒いビニール袋に入れて持ち帰る」という人もいます。それぞれの意見について、考えてみました。 何も言わず捨てるなら、子どものおむつと一緒に普通に捨てるといっても、自分が生理中だと義母に告げたくないなら、使用済みの生理用品と気付かれないように捨てたいですよね。 そこで私も実際していたのが、子どものおむつと一緒に捨てる方法! 子どものおむつなら、ビニール袋で閉じるなどにおい対策さえしておけば、燃えるゴミを入れる場所に捨てられますよね。この方法はママたちの間でも大好評でした。 義母に単刀直入に聞いてみるもう一つは、義母に単刀直入に聞いてみるという方法。「生理用品、捨ててもいいですか?」「生理中なのですがどこに生理用品を捨てれば良いですか」などと聞いてから捨てさせてもらいます。 義母との関係性もありますが、義母も女性ですから、本来なら理解してもらえるはず。夫が男兄弟ばかりだとしたら、自分の物以外を見る機会はあまりないでしょうから、察してくれないということもあるかもしれません。 まだ義母となじめていないという人なら、このことで一気に話しやすくなった、なんてこともあるかもしれません。 子連れ帰省で持ち帰るのは大変過ぎる最後に、持ち帰るという方法ですが1~2泊くらいならなんとかなるかもしれません。ですが、3日以上ともなると汚物の量はどんどん増えてしまいます……。 経血の量にもよりますが、1日最低3回は捨てますよね? 3日以上泊まれば、汚物の量は優に10個は超えてしまいます。 小さい子どもを連れていたら、ただでさえ荷物が多いもの。ここは持ち帰るという無理をせず、捨てさせてもらうほうが賢明でしょう。 ちなみに「いやいや、どうしても義母には知られたくない!」という方は、装着することで経血がためられる「生理カップ」や、経血を吸収する素材で作られた「エヴァウェア」というショーツなど、便利グッズを利用するのも手です。 ここで紹介した方法は一例です。自分で「これだ!」という方法を選んで生理中でも義実家のお泊りを楽しんでくださいね♪著者:kuma-bito(熊人)関東圏在住のアラフォー主婦。生活・育児・家事・お出かけなど気になる情報を集めたサイト「Happy Life Blog」()を配信中。
2020年05月23日こんにちは、保育士の中田馨です。前回は1歳代のおむつはずれのお話をしました。1歳代のおむつはずれは、トイレのイメージづくりの時期でトイレに興味を持ってもらうことがメインでした。2歳代になると「トイレに誘い始める時期」がスタート。ママが誘ったときにトイレに行けるようになってきます。今回は、そんな2歳代のおむつはずれのコツを話します。 おむつはずれを本格的に始めるタイミングと期間1歳代のときにもお話しましたが、おむつがはずれる時期には個人差があります。スタートする時期は、個人個人で違うことを知っておきましょう。 【おむつはずれを始める3つの目安】 ・ひとりで立って歩けるひとりで立って歩けるようになると、手足のコントロールをある程度することができるようになります。・大人の言うことを理解している「おしっこ」や「トイレ」という言葉を理解していたり、自分で言えることも大切な要素。 ・おしっこの間隔が2~3時間空くようになってきた膀胱の機能が発達して、ある程度の量をためられるようになってきます。おしっこがたまると尿意をしっかりと感じることができます。例えば、お昼寝から起きたときに、おむつにおしっこをしていなければトイレに誘うチャンスです! これらの様子が子どもに見られるようになってきたら、おむつはずれを本格的にスタートしてOKです。おむつが完全にはずれるのは、2歳代の子もいますし、4歳代の子もいます。ママが焦ると子どももその気持ちを察知しますので「一日の遊びの中のひとつ」と思って取り組みましょう。 トイレに誘うのは毎日同じペースでおまるや便器に座ることがスタートします。最初は1日1回からでOK。トイレに座ることに慣れるところからスタートさせます。最初からおしっこが出るとは思わないでください。しばらくの間は「ただ座るだけ」です。まずは、おしっこが出ても出なくてもいいのです。トイレに誘うタイミングは、起きている時間ならいつでもいいのですが、生活の節目節目で意識的にリズムをつくっていくと、ママも子どももラクです。例えば、朝起きたとき、食事の前後、外遊びの前後、お風呂の前、寝る前などが誘いやすいです。毎日同じペースで誘って習慣にしましょう。トイレに誘うときは「トイレに行く?」と聞くのではなく、「トイレに行こう!」と、ママが主導することも大切です。私の保育の経験から、「トイレに行く?」と尋ねると「イヤ」と言われる確率も多くなります。スムーズにトイレに誘うためには「トイレに行こう!」と言うことも実は大切なのです。 トイレに行くのを嫌がったら?最初は機嫌よくトイレに座っていたのに、何があったのかトイレを嫌がることがあります。やっとトイレに座って時々おしっこができるようになってきていた場合、「どうして? 順調だったのに!」とママはショックを受けることもあると思います。あと戻りしているのではないかと不安にもなるでしょう。でも、多くの子どもが途中で「トイレ、イヤー!」という時期があるので心配しないでください。トイレに行くのを嫌がったときの対策は、スパッと諦めるに限ります。「じゃあ、またあとで行こうね」と言って終了です。と言っても、スパッと諦めにくい場合は、1〜2回であれば、再度誘うチャレンジをしてももちろんOK。 私が保育所でしていることは「トイレさんが待ってるよ」「おしっこしたら気持ちいいよ」と、子どもがイメージできる声かけをすること。トイレの絵本を読むのもいいですよ。子どもの心が落ち着いてから「トイレ行こう!」と再度誘うと、「うん」と言ってトイレに座ってくれることもあります。嫌がるのを引っ張って無理強いするのは、後々に響くのでやめましょう。 夜のおむつはいつ取れる?日中、ほとんどトイレでおしっこができるようになって、布のパンツもスタートしているけれど、夜のおむつがなかなか取れないというのはよくある話。実は、夜のおむつはなかなか取れないものです。昼と夜のおむつはずれは「別物」と思ってよいでしょう。 子どもはまだまだ膀胱の大きさが十分ではありません。体の機能が整って初めて、夜もおしっこをせずに過ごすことができます。「夜中に起こしたほうがいいですか?」と質問されることがありますが、子どもの睡眠を優先したほうがいいと私は思います。体の機能が整うまでは、夜はおむつでOK。恥ずかしいことではありません。 ちなみに、わが家の場合。息子は5歳まで夜のおむつがはずれませんでしたが、娘は3歳になりたてではずれました。夜のおむつも個人差の幅が広いことを知っておきましょう。 今回は2歳代のおむつはずれの話でした。ママが焦ったり怒ったりすると、子どもがナイーブになる可能性もありますので「子どものペースに合わせる」ことを最優先して進めていきましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年05月20日長女が1歳5カ月のとき、腰にできものがあるのに気づきました。おむつかぶれだと悠長にかまえていたら、翌日の明け方に高熱が出てしまったのです。急いで救急に行くと皮膚に細菌が感染する「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」で、即日入院と診断されました。そして、地域の大病院へ移動し、治療を受けたときのことをお話しします。 おむつかぶれじゃない? 急な発熱に驚く1歳5カ月の娘の腰にポチッと虫刺されのような膨らんだ跡がありました。おむつかぶれかな? 虫刺されかな? さして驚くこともなくワセリンを塗って様子を見ることに。そして、夜寝る前の授乳時に少し熱っぽいかなと感じましたが、娘は機嫌も悪くないし普段通りだったのでそのまま寝かしつけました。 明け方の授乳時、ぐずった娘に寄り添っただけで「熱がある!」とわかりました。熱を測ったら40度もあったので、すぐに救急へ行きました。 初めて聞く病名「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」 ぐったりして寝たり起きたりを繰り返している娘。背中は、膨らみを中心に赤く、熱を持って広がっていました。診断名は「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」。皮膚に細菌が感染し炎症を起こしたものでした。すぐに対処しないと全身に広がってしまうし、熱も下げないといけないということで即日入院することに。 そんなに大変な病気だったのかとショックを受けながら、先生の話を聞いていました。救急でかかった病院では小児の入院施設がないため、近くの大きな病院まで1時間かけて移動。その間もぐったりしている娘が心配でした。 初めての入院。長かった5日間まず手の甲に点滴のための静脈留置針を入れました。寝ていても、昼間違う部屋で遊んでいても、きっちり6時間おきに細菌感染症を抑える薬剤を注射して、患部の様子を確認。 娘の熱は入院当日の夜に下がりましたが、患部が痛いのかあおむけに寝ることができませんでした。赤く広がった患部は3日目になってようやく少しずつ小さくなり、色も薄くなっていきました。そのころになると、娘もあおむけに寝るようになったので、やはり違和感があったんだなと感じました。 患部の症状以外はとても元気だった娘は、キッズルームで1日の大半を過ごすまでに回復。5日目に赤みも引いて、患部も小さくなったので、自宅での投薬治療でOKとのことで退院することができました。 虫刺されか? おむつかぶれか?と悠長に構えていたら、実は細菌に感染していた娘。しかも、細菌感染で発熱してしまうことがあることを初めて知りました。小さな変化も見逃さず、「あれ?」と思ったら医療機関を受診するなど、もっと注意していかなければと思った体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:長谷川モリジ8歳、4歳男子、1歳女子の3人子育て真っ最中。調剤薬局事務、秘書、ビジネス文書検定保有。夫の両親、祖父と8人暮らし。今は地元にコワーキングスペースを作る活動している。
2020年05月20日こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。今日は赤ちゃんのゆるゆるうんちがおむつから漏れて下着や洋服を洗うのが大変なママへ、簡単な洗い方のコツを教えます。布おむつを使っているママたちも必見です! 固形のうんちを落とす最初に洋服についた固形のうんちをティッシュなどで取り除きます。次に取りきれなかったうんちは、こすらずに洗面器に水をためて降り落とします。落ちずらい場合は流水で流します。最初にこすったりしてしまうと繊維の奥に入ってしまい、落ちづらくなるので注意しましょう。 洗う場合の水温に気をつけて!うんちのついた衣類を洗うときは、必ず40度以下のぬるま湯、または水を使います。うんちのたんぱく質は、50度以上の温度では固まって落ちにくくなります。また、たんぱく質は時間が経ってしまうと、固まったり変質したりして落ちにくくなりますので、すぐに洗濯できない場合でも、できるだけ早く予洗いだけでもしておきましょう。 洗ってつけておこう!うんちはたんぱく質なので、ボディシャンプーや食器用洗剤のほうが落ちやすいことがあります。また、衿(えり)汚れ用など、たんぱく質を落とす作用の強い洗剤なども効果的です。 洗ったあとも、黄色いシミが残るようでしたら1〜2時間程度、漂白剤や重曹水につけおきします。そのあとは、洗濯機で洗うか手洗いをしてください。 天日干しで黄色いシミが消える!干すときは、太陽の下で天日干しにしてください。紫外線で、黄色いシミの原因のビリルビンが消えていきます。殺菌作用もあります。私は、布おむつを使っていたのですが、天日干しで黄色いシミがきれいになったのには驚きました。 うんち漏れは、洗濯の手間が増えて大変ですよね。前回のうんち漏れを減らす方法と合わせて、参考にしてみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年05月20日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったんです。 3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、育児用ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。 私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私ひとりでは厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。 3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとてもラクになりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意不得意がありますよね。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。 イラスト:(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2020年05月20日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳過ぎて暖かい季節が近付くと「そろそろトイレトレーニングをスタートしたほうがいいかな」と思う人もいるのではないでしょうか。よく「夏におむつをはずすとラクよ!」なんて先輩ママから言われることもありますよね。夏にトイレトレーニングをすると、冬よりも洗濯物がよく乾いてラクというメリットがあります。 さて、本題に入る前に最初にお話ししておきたい大切なことがあります。それは、トイレトレーニングは「○歳になったらスタート!」というものではないということ。体の成長と共に膀胱も大きくなってきて、ある程度のおしっこをためておけるようになってからのスタートが理想です。このことを念頭に置きつつ、今回は、1歳代にできるトイレトレーニングのコツをお話しします。 おむつはずれをスタートする3つの目安これまでおむつの中におしっこやうんちをしていた子どもが、トイレに座っておしっこやうんちができるようになるための準備段階の期間をトイレトレーニングと言います。トレー二ングというと「やらなければいけない!」という思いが強くなってしまうので、ここから「おむつはずれ」と言うことにしますね。おむつがはずれる時期には、個人差があります。月齢よりもその子の成長を見てスタートしましょう。 【スタートするための3つの目安】・ひとりで立って歩ける・大人の言うことを理解している・おしっこの間隔が2~3時間空くようになってきた おおよそ1歳半ごろになると、膀胱におしっこがたまる感覚やおしっこが出た感覚がわかるようになってくるので、遊んでいるときにもじもじしたり、おしっこが出たときにおむつを触るしぐさをすることもあります。また、家族がトイレに行く様子に興味を持ち始めることもあります。そんな子どもの様子を見ながら「そろそろスタートさせようかな?」と思ってもいいでしょう。 次から、具体的な1歳代のおむつはずれのコツについてお話しします。 1. まずはトイレのイメージづくりから「よし、3つの目安もクリア! 今日からスタートするぞ!」と、突然トイレやおまるに座らせると、子どもはビックリしてしまいます。何をすればいいかわかりませんし、トイレに座るのを嫌がることもあるでしょう。そもそも、まだ子どもは「おしっこ」や「トイレ」のことを知りません。 1歳代のおむつはずれのポイントは「トイレでおしっこをするイメージづくり」をすることです。まずは、おしっこやうんちがおむつで出たときに「おしっこが出てスッキリしたね! おむつを替えて気持ちがいいね!」と子どもの気持ちに共感することです。そして、おしっこなどを題材にした絵本などを遊びに取り入れます。 ここで注意することは、絵本を教科書にしないこと。あくまで遊びのなかで自然に興味を持ってもらえるよう強制はしません。 2. ママがトイレに行くときに誘ってみようトイレに座るタイミングは、子どもにトイレのイメージづくりができてからでOK。ママがトイレに行くときに誘ってみてもいいですね。子どもはママのマネが大好き! トイレの一連の流れを見せつつ「〇〇ちゃんも座ってみる?」と言って誘ってみましょう。 誘ってみて「うん」と言ったら座らせてみるのですが、私の保育所での経験上、半分くらいの子は、いざ座る!というときに「いや!」と嫌がります。嫌がったらそこで終了。「じゃあ、また今度にしよう」と潔く諦めることも大切です。 子どもが嫌がっては先に進みませんので「座れるときに座ればいい」くらいのラクな気持ちで取り組みます。「トイレに行くと、楽しいことが待っている!」と思ってもらうためにも、トイレに好きなキャラクターの絵を貼っておくなどして、楽しい雰囲気づくりもしてみましょう! 3. お昼寝のあとにおしっこが出ていなければチャンストイレに行っても、すぐにおしっこが出るようにはなりません。結論から言うと、1歳代はおしっこが出れば「ラッキー」くらいに思って座らせましょう。「この夏で何が何でもおむつをはずすんだ!」という思いは少し横に置いてください。ただ、一度おしっこが出れば、その感覚を覚えてくれることが多いもの。保育所では、お昼寝から起きたときにおしっこが出ていなければチャンスと思ってトイレに誘います。このときに座ることができれば、かなりの確率でおしっこが出ます。なかには、これまでご機嫌でトイレに座っていたのに、おしっこにビックリして、その後しばらくトイレに座るのを嫌がる子もいます。ママとしては「ああ、もったいない!」と思うところですが、ここで「こないだまで座れてたじゃない!」と無理させるのはNG。それよりも「今は休憩期間」と思って、スッパリとトイレのことを忘れることが、近道になります。その後は、子どもの様子を見つつ、またトイレに誘っていきましょう。 おむつはずれは、どの子も行きつ戻りつしながら進んでいきます。ママは慌てずドーンとかまえて、遊びの一環として取り組んでみましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年05月17日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、離乳食についてお話しています。食べるタイミングと時間や座る姿勢など、今まで知らなかったコツを詳しく解説! 離乳食について悩んでいるママも多く、様々な工夫をされているかと思います。なかなか食べてくれないお子さんに対して、長い時間をかけて食べさせて、離乳食の時間がお互いにストレスになっていることがあります。今回は、離乳食をあまり食べない子どもを持つママへのメッセージです。 食べるタイミングと時間を調整しよう離乳食を食べるタイミングははじめのうちは授乳の前でも、途中でも、後でも大丈夫です。大切なのは落ち着いて食べられる状態であること。「食べること=とても楽しいこと」を伝えられるように、作っている様子や準備しているときも可能であれば見せながらやってみましょう。また、楽しい時間になるように、笑顔で会話をしながら食べるようにします。 おいしく食べるためには、「ほどよい空腹」を作ることも大切です。食事の間隔を2.5〜3時間あけることを目標にしましょう。母乳・育児用ミルクをあげた場合は1時間経てば食事にできます。 長い時間をかける、強引に食べさせるのはNGたくさん食べてほしくて、長い時間をかけて頑張って食べさせていることがありませんか? 実は、一食にかける時間が45分を越えると、食べることについやすエネルギーのほうが食事エネルギーより増えてしまうといわれています。 子どもの食事時間を調べた研究によると1回の平均食事時間は20分で、ゆっくり食べる子どもでも25分でした。食事時間は15〜30分で、長くても40分までになるように心がけましょう。食べることを強制することは、子どもにストレスを増加させたり、食欲を減少させます。強引に食べさせないようにして、ママは食べることを応援してあげましょう。 たくさん食べるためには姿勢や環境が大切きれいに食べることよりも、楽しく食べることを優先させて食べやすい環境をつくることが大事です。小さな子どもは体のバランスをとりながら座ることと、食べることを一緒にするのは難しいといわれています。また、6歳までは同時に2つ以上のことができず、気が散りやすいことが特徴です。食事のときの座る姿勢は、お子さんの足首、膝、股関節の部分が90度になるように、足の裏が床に全部ついていることが大事です。食器はキャラクター付きなどではなくシンプルなものにし、テレビなどを見ないようにして視覚や聴覚からの刺激を減らすように心がけましょう。 きれいに食べさせようとして、口周りや手をこまめに拭くことは食事の妨げになることがあります。スプーンなど道具を上手に使うことに集中過ぎずに楽しく食べることを優先しましょう。手づかみ食べも本人が好むようであればどんどんさせてあげましょう。離乳食を食べてくれないと、ママは心配でイライラしてしまったり、食事の時に笑顔や会話が少なくなってしまうことがあります。離乳食は、母乳や育児用ミルクで足りなくなってくる栄養を補足するものです。最初は、母乳や育児用ミルクの液体栄養がメインなので、食事が進まなくても焦らず、食べる楽しみを徐々に感じ、将来的に食べる量が増えてくるように気長に見守っていきましょう。 <参考>神奈川県立子ども医療センター/偏食外来パンフレット ステップアップ編「いつどこでたべる?」ラクテーションコンサルタント東京/第1回ラクテーション・コンサルタント東京セミナー「〜母と子の困った!によりそおう〜これで安心!赤ちゃんのごはん」滝元宏著/『母乳で育つ子どもの発育、特に補完食を要する生後半年以降の、子どもの成長・発達』 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年05月15日第二子が生まれて数日したころ、おむつ替えのときに出血を確認しました。長女のときにはこんなことはなかったのでビックリ。そんな私の体験談をお話しします。 新生児のビックリ! 「新生児月経」生後3日から5日ぐらいに、女児の性器から少量の出血が見られる現象を「新生児月経」と言うそうです。健康上の問題はないそうで、すべての女の子にあるわけではないとのこと。わが家も長女のときにはありませんでした。 母親からの女性ホルモンの作用で起こる現象らしく、これによって痛みや貧血が起こることはなく、特別な処置は必要ないのだそうです。 うちの子の「新生児月経」出産後の入院中、生後2日目ごろにおむつ替えをしていたら、やや明るい色の血液がおむつにほんの少量ついていました。明らかにおしっこでもうんちでもなかったので、毎朝赤ちゃんを診察してくれている小児科の先生に聞きました。 「生理みたいなものだから心配いらないし、すぐに出血しなくなるよ」とのことでした。先生の言う通り、2~3日で出血は見られなくなりました。 新生児のビックリ! 「魔乳」わが子の新生児月経に加えて、もう1つ驚いたことがありました。それはわが子のおっぱいから白い液体、母乳みたいなものがちょっと出ていたことです。 これも母親からの女性ホルモンの影響で起こる現象らしく、もう少しソフトな言い方はないのかとも思うのですが、「魔乳」と呼ばれているそうです。1週間ぐらいでおさまる新生児特有のもので、男の子でも「魔乳」が出ることがあると言われています。いったいこの子にはどれだけ私のホルモンが注入されたんだ!と、ドキドキしてしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO イラスト:ののぱ著者:山田孝子不妊治療を経て高齢出産し、現在は三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は旅行、仏像鑑賞、モノづくり。
2020年05月15日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは。助産師、国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。今日は、授乳後のげっぷがじょうずに出せなくて悩まれているお母さんに、げっぷをじょうずに出すコツについてご紹介します。げっぷのコツをつかめば吐き戻しなどが少なくなり、授乳後がラクになりますよ。 げっぷをじょうずに出すには、赤ちゃんの姿勢が大事だった!げっぷを出すときは、赤ちゃんの胸から首がまっすぐになるようにします。そして、あごが胸についてうつむきがちにならないようにします。胃を圧迫すると、空気が上がりやすくなりげっぷが出やすくなります。 胃の圧迫のさせ方は2通りあります。 【抱っこしてさせる場合】赤ちゃんの胃にお母さんの肩があたる位置まで持ち上げて圧迫します。赤ちゃんのあごを肩にかけると安定します。このポジションが低い方が多いです。 【膝にのせてげっぷさせる場合】手のひらや腕で胃を圧迫させます。 どちらも、背中をトントンと音がする程度にやさしく叩いたり、下から上に押しあげるようにさすってげっぷを出すようにします。 途中にげっぷをする中間排気を試してみる!胃にいっぱい母乳や育児用ミルクがあると、胃にたまった空気が出しずらくなってしまうことがあります。飲み終わったらげっぷではなく、途中にげっぷをする中間排気を試してみましょう。 おっぱいの場合は、片方授乳し終わったら一回げっぷさせます。もう片方を飲ませて、最後にまたげっぷをさせます。 育児用ミルクの場合、半分くらい飲んで少しペースが落ちてきたら一回中断させてからげっぷをさせて、再度飲ませ始めます。 げっぷが出なくても大丈夫!おっぱいの場合、空気を飲み込むことが少ないので、げっぷが出ないこともあります。げっぷが出なかった場合は、5〜10分縦抱きにして様子をみてから寝かせれば大丈夫です。 左横向きになって寝かせる、授乳クッションやタオルなどを使って上半身を高めにするようにして寝かすなどすると、吐きずらかったり、吐いても横に流れるので安心です。また、月齢が進むとじょうずに自分で出せるようになることもあります。 げっぷをうまく出せないと、吐き戻しが心配だったり、着替えが多くなってお母さんの負担になることも。コツをつかんでしまえば、ラクにできるようになりますよ。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年05月13日「大変そう」「自然派育児にこだわる人のやること」というイメージがあった布おむつですが、やってみたら意外と大変じゃないし紙おむつよりもラクなときもありました。 子ども4人とも布おむつを使って育てている私の体験談をお話しします。 布おむつのメリット 私にとっての布おむつのメリットは、なんといってもゴミが少ないことです。新生児はおむつ替えが頻繁で、1日に20回くらい。すぐにゴミ箱がいっぱいになってしまうのがストレスでした。布おむつを1日に3枚でもいいから使うとその分ゴミが減らせます。 洗濯物は増えますが、干してあるおむつを見ると「今日もこの枚数の分だけ子どもに向き合ったんだな」と自信がわいてきました。また、布おむつカバーはいろいろな柄があって楽しめ、スナップボタンでサイズ調整ができるフリーサイズの布おむつカバーだと、2歳差のきょうだいでも同じものを使えて経済的でした。 布おむつのデメリットと解決方法デメリットは洗濯しなければならないことです。洗濯機で洗うのですが、予洗いはしています。とりあえず洗面所に置いてあとでまとめて洗うときもあれば、おむつ替えの都度洗うときもありました。 最初はうんち汚れが大変なのではと思っていたのですが、布を中に1枚敷いておき、ひどく汚れたら捨ててしまうことで洗濯の手間もカット。離乳食が始まってうんちが固くなってくると、トイレで流すときに紙おむつよりもきれいにとれるということもわかりました。また、就寝時や翌日が雨の日は紙おむつを使用することで無理せず布おむつを続けることができました。 要らない布でおむつカバーも手作り! 布おむつは経済的と言われますが、布おむつカバーは意外と高いです。そこで私は型紙だけ入手して、要らない布でおむつカバーを自作していました。ハイハイが始まったらサイドを開閉できるパンツタイプの布おむつカバーが大活躍。おしっこだけならズボンを全部脱がす必要もなく、濡れたおむつだけサッと取り替えれば良いので紙おむつよりラクでした。 うんちのときにはサイドのスナップボタンでおむつカバーを外すことができるため、洋服を汚す心配もありませんでした。すぐにサイズアウトしてしまうのでお金をなるべくかけず自分の好みのものができるというのはよかったです。 最初は大変かなと思っていましたが、夫も意外と面倒くさくない! と布おむつに協力的です。おむつ替えは育児のなかで避けては通れないけれど、布おむつのおかげで育児も楽しめています。おしゃれでかわいいおむつカバーを作るべく、布やデザインをネットで探そうかな、なんて思っている今日このごろです。 著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年05月11日ママが気になる「乳幼児健診」を知ろう!「乳幼児健診」は、赤ちゃんに発達の遅れがないか、病気の疑いがないかなどスクリーニングするところです。ママにとっては、育児の不安や心配事を相談する場でもあります。生後4ヶ月、1歳半、3歳は市町村で乳幼児健診の実施が決まっていますが、さらに医療機関でも生後1ヶ月、6~8ヶ月(10~12ヶ月)に行うことが多いでしょう。特に子育てが初めてのママにとっては「どんなことを聞かれるのだろう」「何かの項目に引っかかったらどうしよう」など、不安も多いですよね。健診ごとのチェック項目がクリアできていない=必ず異常があるわけではありませんが、各健診のポイントやパパ・ママでもチェックできる項目などを確認していきましょう。※この記事は「佐久医師会教えて!ドクタープロジェクト乳幼児健診を知ろう」を参考に作成しています。子どもの1歳半と3歳の健診は、母子保健法で定められています。この他にも、4ヶ月健診はほとんどの自治体で実施されています。また、生後1ヶ月、6~8ヶ月、10~12ヶ月などの時期に健診を実施している自治体や医療機関もあるので地域の情報を確認しておくと安心でしょう。4ヶ月健診目的眠るか泣くかといった新生児期を超え、徐々に表情が豊かになり人間らしくなる時期です。4ヶ月健診では首すわりなどの発達チェックを行います。赤ちゃんだけではなく、ママの精神的な負担などもケアしていく時期です。4ヶ月健診で地域の保健機関と初めて接点をもつというパパ・ママも多く、相談窓口や情報提供の場にもなるでしょう。自治体の子育て情報や支援センター、相談場所などをチェックしておくと安心です。ポイント・受診の目安4ヶ月健診でチェックするポイントは以下の項目です。1.体重が増えているか2.首がすわっているか3.股関節脱臼がないか4.目を合わせられるか5.目で物を追うことができるか具体的には、赤ちゃんの股関節の動きやうつ伏せにしたときに顔を持ち上げるかどうかを見ていきます。色の鮮やかなおもちゃを見せて、視線の動きを見ることもあります。体重増加が週に100g以下の場合や、首のすわりが不安定な場合、ひどい便秘や湿疹などがある場合は医師に相談してみましょう。よくある質問Q.おむつかぶれがひどいA.おむつはこまめに替えて、お尻を布や紙で拭き取らずにぬるま湯で流しましょう。赤みがひどい場合は病院で相談しましょう。Q.赤ちゃんが便秘がちA.便の回数が減り、便秘の相談が増える時期です。体重増加に問題がなければ心配いりませんが、苦しそうなら綿棒で浣腸してみても良いでしょう。Q.でべそが気になるA.臍ヘルニアの出っ張りは3〜4ヶ月ごろに最大になります。自然に良くなることも多く、1歳ごろまで様子を見るケースもあります。Q.産後うつかもA.体調不良、意欲の減退、不眠、食欲低下などが見られるときは病院に相談してみましょう。Q.おむつかぶれがひどいA.おむつはこまめに変えて、お尻を布や紙で拭き取らずにぬるま湯で流しましょう。赤みがひどい場合は病院で相談しましょう。Q.赤ちゃんが便秘がちA.便の回数が減り、便秘の相談が増える時期です。体重増加に問題がなければ心配いりませんが、苦しそうなら綿棒で浣腸してみても良いでしょう。Q.でべそが気になるA.臍ヘルニアの出っ張りは3〜4ヶ月ごろに最大になります。自然に良くなることも多く、1歳ごろまで様子を見るケースもあります。Q.産後うつかもA.体調不良、意欲の減退、不眠、食欲低下などが見られるときは病院に相談してみましょう。6~8ヶ月健診目的寝てばかりいた赤ちゃんが、寝返ったり座ったり立とうとしたりと姿勢が変化する時期です。発達の進み具合や、離乳食の経過などを確認します。発達の個人差が大きくなる時期でもあり、ママの不安を解消するための役割もあります。ポイント・受診の目安6~8ヶ月健診でチェックするポイントは以下の項目です。1.寝返りができるか2.近くのおもちゃに手を伸ばして自分でつかむか3.音が聞こえる方向を見るか4.離乳食を始めているか5.お座りができているか6.横になった状態で顔のタオルを取りのぞけるかお座りは個人差が大きいので、できていなくても「発達が遅れている」とされることはありません。音がきちんと聞こえるか、目が見えているかなどをチェックします。寝返りをまったくしない場合や、乳児湿疹がひどい場合はかかりつけ医を受診してみましょう。よくある質問Q.離乳食を食べないA.この時期はさまざまな食べ物に慣れることが目的なので、少食でも問題ありません。母乳を減らす必要もありません。ママが大変なときは市販のベビーフードなども取り入れてみましょう。Q.指しゃぶりするA.指しゃぶりは自然に改善するケースもよくあります。3歳ごろまでは叱らずに見守ってみましょう。Q.夜泣きするA.おむつをかえても、ミルクをあげても、抱っこをしても泣き止まないときはあります。ママやパパはイライラせず「泣きたいときもあるよね」と見守りましょう。頭や身体を強く揺さぶらないことが大切です。Q.離乳食を食べないA.この時期はさまざまな食べ物に慣れることが目的なので、少食でも問題ありません。母乳を減らす必要もありません。ママが大変なときは市販のベビーフードなども取り入れてみましょう。Q.指しゃぶりするA.指しゃぶりは自然に改善するケースもよくあります。3歳ごろまでは叱らずに見守ってみましょう。Q.夜泣きするA.おむつをかえても、ミルクをあげても、抱っこをしても泣き止まないときはあります。ママやパパはイライラせず「泣きたいときもあるよね」と見守りましょう。頭や身体を強く揺さぶらないことが大切です。10~12ヶ月健診目的個人差はありますが、徐々につかまり立ちや伝い歩きをする赤ちゃんが出てきます。赤ちゃんがさまざまなものに興味を示して目を離せない時期なので、コーナーガードを使用したりフロアマットを敷いたりして事前に事故を予防する方法を確認しましょう。赤ちゃんの成長面では、歩行やおしゃべりの前準備ができているかなどを見ていきます。ポイント・受診の目安10~12ヶ月健診でチェックするポイントは以下の項目です。1.「あーあー」「うう」などの喃語が出ているか2.「おいで」「だめ」などの意味がわかるか3.つかまり立ちができるか4.伝い歩きが少しできるか5.指先で物をつまむか6.横になった状態で顔のタオルを取りのぞけるか発達の個人差やバリエーションが大きい時期です。よちよち歩きをしている子もいれば、座ったままの子もいます。赤ちゃんの移動範囲が広がるため、健診では誤飲防止や転落防止などの重要性を教えてもらうこともあります。この時点でお座りができない場合は、医療機関に相談してみましょう。よくある質問Q.歯がはえないA.歯のはえ方は個人差が大きいです。10〜12ヶ月健診では、はえていなくても問題ありませんが、気になる場合は歯科で相談してみましょう。Q.ハイハイしない・つかまり立ちしないA.ハイハイやつかまり立ちをせず膝でずるずる歩く子や、座ったまま進む「いざりっこ」もいます。歩きはじめが遅れることもありますが、運動発達は問題ありません。気になる場合は医療機関で相談してみましょう。Q.入浴を嫌がるA.この時期には急に入浴を嫌がることがあります。成長過程で何度かあることなので、おもちゃやシャワーなどで様子を見守りましょう。いつのまにか平気になるケースも多いですよ。Q.歯がはえないA.歯のはえ方は個人差が大きいです。10〜12ヶ月健診では、はえていなくても問題ありませんが、気になる場合は歯科で相談してみましょう。Q.ハイハイしない・つかまり立ちしないA.ハイハイやつかまり立ちをせず、膝でずるずる歩く子や、座ったまま進む「いざりっこ」もいます。歩きはじめが遅れることもありますが、運動発達は問題ありません。気になる場合は医療機関で相談してみましょう。Q.入浴を嫌がるA.この時期に急に入浴を嫌がることがあります。成長過程で何度かあることなので、おもちゃやシャワーなどで様子を見守りましょう。いつのまにか平気になるケースも多いですよ。1歳半健診目的乳児期から幼児期に移行する時期です。育児のポイントも大きく変化するため、生活リズムや食生活、親子関係などを確認します。健診では発語や歩行などを見ていきます。ポイント・受診の目安1歳半健診でチェックするポイントは以下の項目です。1.ひとりで歩くことができる2.積み木を2~3個積める3.鉛筆で落書きできる4.スプーンを使える5.意味のある言葉を話せる6.興味のあるものを指さすつかまり立ちができない場合や、言葉があまり理解できずコミュニケーションが取りにくい場合は医療機関に相談してみると良いでしょう。よくある質問Q.言葉が出ないA.言葉が出ていなくても、パパ・ママが言っていることをなんとなく理解できているようなら問題ありません。表情や他人への興味なども注目してみましょう。言葉が出ないだけではなく、コミュニケーションや行動面で気になることがある場合は、小児科を受診してみましょう。Q.歯磨きを嫌がるA.乳歯がはえてきたら、就寝前は仕上げみがきを習慣づけましょう。音楽をかけたり歌を歌ったり、楽しい雰囲気を作ると良いですよ。それでも嫌がるようであれば、短い時間でも構わないので終わった後にたくさんほめてあげましょう。Q.断乳・卒乳したいA.無理に断乳する必要はなく、子どものペースに合わせて自然と卒乳するのが望ましいとされています。具体的に「いつまで」という目安はなく、2〜3歳頃まで続くこともあります。乳歯がはえてきている場合は、寝る前に歯みがきを習慣づけましょう。Q.言葉が出ないA.言葉が出ていなくても、パパ・ママが言っていることをなんとなく理解できているようなら問題ありません。表情や他人への興味なども注目してみましょう。言葉が出ないだけではなく、コミュニケーションや行動面で気になることがある場合は、小児科を受診してみましょう。Q.歯磨きを嫌がるA.乳歯がはえてきたら、就寝前は仕上げみがきを習慣づけましょう。音楽をかけたり歌を歌ったり、楽しい雰囲気を作ると良いですよ。それでも嫌がるようであれば、短い時間でも構わないので終わった後にたくさんほめてあげましょう。Q.断乳・卒乳したいA.無理に断乳する必要はなく、子どものペースに合わせて自然と卒乳するのが望ましいとされています。具体的に「いつまで」という目安はなく、2〜3歳頃まで続くこともあります。乳歯がはえてきている場合は、寝る前に歯みがきを習慣づけましょう。3歳児健診目的主に発達の遅れがないか、虫歯がないかをチェックします。3歳児健診が就学前の最後の健診となることが多いため、社会性の発達や健康的な生活習慣を送っているかも確認します。ポイント・受診の目安3歳児健診でチェックするポイントは以下の項目です。1.自分の名前が言えるか2.年齢が言えるか3.視線が合うか4.丸を書けるか5.階段を上れるか6.3語文が出るか7.「大きい・小さい」や「色」がわかるか8.ままごとで役を演じられるか9.虫歯の有無「お名前は」「いくつですか」と聞かれたり、イラストを見せて「赤色はどれ」「車はどれ」など質問されたりします。虫歯の有無を調べ、虫歯がある場合は歯科医への受診をすすめられ、ない場合はフッ素を塗布してもらいます。これまでできていたことが急にできなくなった場合や、言葉が理解できずコミュニケーションが取りにくい場合は医療機関に相談してみましょう。よくある質問Q.トイレトレーニングが進まないA.入園前におむつを外そうとあせるママ・パパも多いですが、トイレトレーニングは個人差が大きいものです。失敗しても怒らずに、ゆっくりすすめていきましょう。Q.言葉が遅れているA.この時期の子どもは「ママ、おもちゃ、取って」「●●ちゃん、おかし、ほしい」など3語文が目安となりますが、これも個人差があります。言葉が理解できない、意味のある言葉が出ない、2語文が出ないなど気になることがあれば自治体や医療機関に相談してみましょう。Q.偏食・少食A.健康上問題なく発育していれば、偏食や少食はあまり気にする必要はありません。残しても無理強いせず、楽しい食事の場を作ってあげましょう。Q.かんしゃくが激しいA.言葉がうまく伝わらなかったり、思い通りに物事が進まなかったりすると、激しく泣くこともありますが正常な反応です。気長に付き合ってあげましょう。こだわりが非常に強い場合や手の付けられないパニックを起こす場合は、医療機関に相談してみても良いでしょう。Q.トイレトレーニングが進まないA.入園前におむつを外そうとあせるママ・パパも多いですが、トイレトレーニングは個人差が大きいものです。失敗しても怒らずに、ゆっくりすすめていきましょう。Q.言葉が遅れているA.この時期の子どもは「ママ、おもちゃ、取って」「●●ちゃん、おかし、ほしい」など3語文が目安となりますが、これも個人差があります。言葉が理解できない、意味のある言葉が出ない、2語文が出ないなど気になることがあれば自治体や医療機関に相談してみましょう。Q.偏食・少食A.健康上問題なく発育していれば、偏食や少食はあまり気にする必要はありません。残しても無理強いせず、楽しい食事の場を作ってあげましょう。Q.かんしゃくが激しいA.言葉がうまく伝わらなかったり、思い通りに物事が進まなかったりすると、激しく泣くこともありますが正常な反応です。気長に付き合ってあげましょう。こだわりが非常に強い場合や手の付けられないパニックを起こす場合は、医療機関に相談してみても良いでしょう。健診は子どもの発達の目安として適切に受診しよう子どもの成長とお世話がしっかりできているか、悩むママは少なくありません。赤ちゃんや子どもの健診は自治体からお知らせが届くことがほとんどなので、必ず確認しましょう。しかし、2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で乳幼児健診が中止や延期になっている地域もたくさんあります。ママたちの不安を少しでも解消できるよう、ぜひ「佐久医師会教えて!ドクタープロジェクト」を参考にして赤ちゃんや子ども成長の参考にしてみてください。悩みがあればひとりで抱え込まないように、どのようなところに相談すれば良いか、相談窓口もチェックしておきましょう。※この記事は2020年5月時点の情報をもとに作成しています。ままのてチャンネルで解説中「山口先生」の連載が始まります「佐久医師会教えて!ドクタープロジェクト」の乳幼児健診の資料は、ままのてチャンネルで活躍中の山口先生より共有いただきました。ままのてでは、ひとりひとりの心に寄り添い不安や悩みをケアしてくれる山口先生の連載が始まる予定です。山口先生のホッと心が温かくなるメッセージをぜひ楽しみにしていてくださいね。【小児科解説】ままのてチャンネルで育児の悩みを解決!ままのてのYouTubeチャンネルでは、妊娠や育児にまつわるさまざまな疑問について、専門家の方々にインタビューしています。ぜひチェックしてみてくださいね。
2020年05月11日第1子である娘を出産した際は、破水から始まりました。妊娠36週4日のことです。自宅で昼寝をしていたら、突然股から大量の水が。おしっこを漏らしたのかと思い、慌ててトイレに駆け込みました。止まらず出てくる液体に、失禁ではなく破水であることを確信。まだ正期産前のため、自宅にひとりだった私は突然の出来事でパニックに。そんな破水から始まった私の「準備しておいてよかったこと」「後悔したこと」をご紹介します。 よかったこと①:入院バッグの準備破水後は羊水が出てくるので、羊水で床を汚さないか心配で動きづらく、身支度が大変でした。また、破水後は羊水をなるべく出さないために安静にしていなければなりません。そんななかで、入院バッグの準備から始めるのはとても大変です。 私の場合はついつい後回しにしていた入院バッグの準備を終えた直後、破水しました。正期産に入る前から、入院バッグを準備しておくことの重要さが身にしみました。 よかったこと②:破水したとき用のバッグ切迫早産気味と言われていた私は、「陣痛バッグ」「入院バッグ」に加えて、「破水したとき用のバッグ」を用意していました。中身は車へ乗るときにシートを汚さないよう敷くための、捨ててもよいバスタオルと大きなビニール袋。そして試供品でもらった赤ちゃん用のおむつです。この赤ちゃん用のおむつが大活躍。動くと羊水が出てくるので、床を水浸しにしてしまわないように、赤ちゃん用のおむつをナプキンのようにパンツの上にあてておきました。ナプキンでは受け止めきれない量の羊水が出てきても、おむつなら問題なし。おかげで服をほとんど汚さずに病院へたどりつくことができました。 後悔したこと:自宅へのタクシー手配準備実家で破水した場合の陣痛タクシーの準備はしていましたが、自宅で破水することは想定していませんでした。慌ててタクシー会社へ連絡をしたものの、配車してもらえず。仕事中の夫に帰ってきてもらって病院へ行きましたが、病院に到着したのは破水の3時間後でした。里帰りするつもりだったとしても、自宅でお産が始まってしまった際のタクシー手配の準備をしておくべきでした。 お産はいつどこで始まるかわからない。わかっているつもりでも準備不足でした。破水してしまったときは、「まさか私が破水で始まるなんて」と驚き、そう思ったことを今でも覚えています。破水後すぐに陣痛が始まらなかったのでなんとかなりましたが、そのまま陣痛が始まっていたら自宅で出産していたかもしれません。娘が無事に生まれてきてくれて本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:三葉アキ0歳の女の子を育てながら化粧品会社で働くワーキングマザー。夫が激務なため、平日はワンオペ。忙しくても楽しく子育てすることをテーマに、育児に関する記事を執筆している。
2020年05月10日赤ちゃんのおむつ替えのとき、使っているママも多いおしりふきシート。その際、「なぜ1枚ずつ出ないの?」という苛立ちを、一度は感じたことがあるのではないでしょうか? おしりふきのフタあるある おしりふきにもともとついているシールのフタは、何回もつけたりはずしたりしていると、きちんと閉めてもいつの間にか浮いていたり、隙間があいていたりすることがあります。 すると、おしりふきが乾いてしまい、いざ使うときに全然ふき取れない……、なんてこともしばしば。そしておむつ替えのときに慌てて新しいものを探す間に赤ちゃんの洋服が汚れてしまうことも。 いろいろなフタがあるけれど……そんなおしりふきあるあるの改善策として、各社からおしりふきやウェットティッシュのフタがいろいろ販売されています。実はすべて同じようで、違うのです。私が愛用しているのは、アカチャンホンポの「ひらけ! フタップ」405円(税込み)です。 決め手になったのはここ! 「ひらけ! フタップ」を選ぶことになった2つの決め手をご紹介します。まず1つ目は、ワンプッシュでフタが開くということ。そして2つ目は、シートが1枚ずつ取り出せる工夫がされていることです。 これが本当に画期的で、取り出し口にストッパーがついているため、何枚も重なって出てきてしまうことがなく、片手でしっかり1枚ずつ取り出すことができます。 「ひらけ! フタップ」のおかげで、おむつ替えのストレスが減った私。おしりふきが1枚ずつ取り出しやすく、ワンプッシュで開く利便性から、今では出産祝いのマストアイテムになっています。 ※本記事の内容は、商品によっては変更となっている場合があります。 著者:舟橋海央4歳差の男子2人の母。同じ男の子でも性格の違う2人から色々学びながら子育てを満喫中。自身の子育て体験をもとに記事を書いているライター。
2020年05月08日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。今日は、赤ちゃんがギャンギャン泣いて反り返ったりしているときにママがラクになる方法についてご紹介します。おっぱいやミルク、おしっこやうんちではない理由で泣いてしまって困ったときに、対応できるようになりますよ。 反り返りはいつから起こりやすい? なぜ起こる?赤ちゃんの反り返りが多くなるのは、首がすわる生後3〜4カ月以降に多いと言われています。寝返りをうつ前の時期に横抱きをすると強くみられることがあります。 他には、抱かれ心地が悪い、抱っこの姿勢が気に入らない、暑い、動きたいなどがあります。泣いていないときでも抱っこするといつも反り返りが強い場合には、健診時などに医師に相談してみましょう。 反り返って泣き出したときに注意することは?赤ちゃんを泣かせてしまうことで、周りに迷惑がかかるのではと焦ってしまうことがあります。赤ちゃんが泣いているときに反り返りが強いと、勢いで落としてしまったり、頭を壁などに強くぶつけてしまうこともあります。 赤ちゃんが反り返って泣き出したら慌てずに、まず泣いても大丈夫な安全なところへ移動してみましょう。壁や物が近くにないか、可能であれば座ったり床におろしてみたりして安全を確保しましょう。周りの環境が変わると落ち着く場合もあります。 泣きたい気持ちに寄り添い、気持ちを切り替える赤ちゃんが反り返って激しく泣いている場合、泣いている自分の内の世界に入ってしまっていることがあります。赤ちゃんが泣きたい気持ちに寄り添い、以下をいろいろ試してみましょう。 ・自由に動けるようにし、少し泣かせてあげる・おくるみでつつむ・抱っこの仕方を変えてみる(横抱きから縦抱きなど)・厚手の服にしたり、タオルを腕に巻いたりして抱かれ心地を変化させる・床におろしてうつ伏せや横向きにして背中やおしりをトントンやさしく叩く(あおむけは、余計に反り返る場合も)・暑い場合もあるので、洋服を脱がして薄着にする・外に出るなど環境を変えてみる・音楽を流したり、歌を歌ったりする 赤ちゃんが反り返って激しく泣かれると、周りに迷惑になるのではないかと、焦ってしまうことと思います。安全に配慮しながら、赤ちゃんの泣きたい気持ちに寄り添い、落ち着いて対応できるようになるといいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年05月08日赤ちゃんグッズは何を買っていいのかわからないというプレママも多いですよね。慌ててすぐに用意してなくても大丈夫な赤ちゃんグッズやその買い時を私の実体験をふまえてご紹介します。 新生児期のおむつは買いだめNG紙おむつのサイズは、赤ちゃんによって違います。特に新生児用のおむつは小さく、赤ちゃんの成長は個人差が大きいのですぐに使えなくなる赤ちゃんも。 また、おむつのメーカーによっては、おしりがかぶれてしまったり、思ったよりも大きすぎたり小さすぎたりする場合もあります。私は産院などで新生児用のおむつのサイズやメーカーを相談しながら、様子を見て買い足していくのがよかったです。 アウターは3カ月後の季節を目安に!冬生まれだからといって、冬の赤ちゃん用アウターを用意すると、使うころにはサイズも季節も変わってしまう可能性があります。 私は買っておいた冬用のアウターのサイズが合わず、翌年まで取っておいたらサイズアウトしていたということがありました。アウターは、赤ちゃんがお出かけを楽しめるようになる3カ月以降の季節を参考に用意すればよかったと後悔しました。 おすわりグッズはゆっくり選ぼう!赤ちゃんのおすわりが安定し始める時期には個人差がありますが、わが子は生後半年ごろからおすわりが安定するようになりました。ですので、まだ赤ちゃんのお世話に慣れない新生児期などにおすわりグッズは用意する必要はありませんでした。 生後半年も経つとお出かけしやすくなるので、お友だちのお家や地域の支援センターなどで相談したり、お試ししてから購入を検討すると、失敗が少なかったです。椅子は形によっては嫌がる子もいると聞いたので、私はお友だちのお家で試させてもらってから、購入を決めました。 使う時期が限られるものなどは、実際に使う時期になってから選ぶと、赤ちゃんにぴったりで自分の好みにも合うものを用意できました。グッズの購入時期を確認して、無駄なく楽しく赤ちゃんグッズを揃えられて正解でした。 著者:千倉美波二児の母。商社にて営業、商品開発、事務を経験後、専業主婦に。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年05月07日娘が生まれたばかりのころから、ママとパパの行動、考え方、やる気はどうしてこんなにも違うのか、と悩んでいたこともありました。しかし、娘が大きくなるにつれて、パパも少しずつ娘の育児に携わる機会が増えていったのです。 パパにはできない?「抱っこが怖いからできないよ」「うんちのおむつは替えられないな」「(テレビ見てるから)ちょっと待って」などの言葉を、パパから産後何度聞いたかわかりません。私にとっても初めての育児。親になった日も一緒なはずです。私もわからないことだらけなのに、パパはすべて人任せでした。 子どもと私を置いて遊びに行こうとしたり、夜中は起きることもなく、布団をかぶるようにして寝たりしている姿を見て、喧嘩ばかりしていました。 これなら娘と2人だけでいる昼間が一番楽しいし、平和だなあと思っていましたが、本当にこのままでいいのか、と自問自答する日々でした。 パパの小さな進歩を認めるように私が「なんでできないの?」と思ってしまうと、怒り口調になり、パパは機嫌が悪くなってしまいます。そこで、私はパパに対しても子どもと同じようにやさしくすることに決めました。1つ何かできたら、当たり前のことでも、大きな声で「ありがとう!」と伝えるように気をつけました。 もちろん、最初は心の底から出ていた言葉ではありません。しかし、そのうち手伝ってくれることも増え、喧嘩も減り、そんなの当たり前だよ……などと思うひねくれた考えも、自分の中から徐々になくなっていきました。 1年半が経ち…パパが育児を自らやり始めてくれたのは、娘が1歳〜1歳6カ月の時期でした。娘は極度のママっ子で、パパに頼めないことも多くありますが、それでも休日の着替え・おむつ・ごはんなどをしてくれるようになったので大助かりです。娘と2人きりでスーパーに行ってくれた日もありました。 世間の“イクメンパパ”とはかけ離れているかもしれませんが、娘と一緒にゆっくりとイクメンパパに近づいています。 ママが毎日当たり前にしていることですが、最初から子どもと接している時間が少ないパパにはわからないこと、できないこともあるようでした。今でも「どうして?」とイライラしてしまうときもあります。しかし、これからたくさん協力してもらうためには、「必要とされている」「自分にもできる」とパパに思ってもらうことが必要だと思いました。そのモチベーションを上げるには、ママの小さな言葉かけが大事なんだなあと感じています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:やすだ おと一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。
2020年05月06日ヲタママだっていーじゃない!
4人の子ども育ててます
子育て楽じゃありません