離乳食は作らなくていい…?小児科医がムダ育児を省きます/離乳食前編【ラクに楽しく♪特集】
赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中!
献立を考えたり、量や硬さに気をつけたり、何かと手間のかかる離乳食。毎日の育児を笑顔で楽しく続けられるように、ほんの少し肩の力を抜いて、ラクをしてみませんか? 多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。第5回目は離乳食前編です!
ここが大変① 朝は忙しくて離乳食を準備できない
調理いらずの食材を活用
手間をかけなくても、パンやチーズ、果物といったそのまま食べられるメニューで十分です。大人の分から取り分けられる味噌汁やスープも便利です。また、ベビーフードを活用するのもおすすめ。硬さや味つけの目安の参考にもなります。
1〜2回食の時期ならば、朝は母乳や育児用ミルクにして、昼や夕方を離乳食にすると時間にゆとりができますね。
極端な偏食ではない限り、毎食ごとの栄養バランスはこまかく気にしなくても大丈夫です。離乳食の栄養素は2~3日単位で考えます。他の食事で補いながら、バランスをとるように心がけましょう。
ここが大変② 食べこぼしが多く、後片づけが疲れる
エプロン&敷物で負担を軽減
服や床を汚したり、皿をひっくり返したり……赤ちゃんの食事の片づけは一苦労ですね。とはいえ、汚れるのが嫌だからといって、すべてお母さんが食べさせるのは避けましょう。赤ちゃんがスプーンなど道具を使う経験も必要です。
ポケット付きや大きめのお食事エプロンをしたり、床に新聞紙や敷物を敷く対策をすると、着替え・後片づけの負担が軽くなります。
手づかみ食べは1品だけでもOK
生後9カ月ごろになると見られる手づかみ食べも、触感を養ったり、自分で食べるための練習になるなど成長に必要なことです。食べる意欲が出てきた証拠と思い、パンやバナナなど汚されにくい1品だけでもさせてあげましょう。
ここが大変③ 好き嫌いが激しく苦手な食材を食べてくれない
赤ちゃんの好き嫌いは気にしなくてもOK
好き嫌いのない子に育ってほしいという思いから、心配になる気持ちもわかります。