離乳食開始は遅れてもOK?小児科医がムダ育児を省きます/離乳食後編【ラクに楽しく♪特集】
赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中!
離乳食は5~6カ月ごろ(離乳食初期)〜1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)と分かれ、段階に合わせて気をつけるポイントもたくさん。うまく進まずに悩んでいるママも多いのではないでしょうか。毎日の育児を笑顔で楽しく続けられるように、ほんの少し肩の力を抜いてラクをしてみませんか? 多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。第6回目は離乳食後編です!
ここが大変①他のお世話に手一杯で離乳食を始める余裕がない
遅れても挽回可能!ぜひベビーフードを活用して
離乳食のスタートは5~6カ月ごろが目安。本来はこの時期に始めるのが理想ですが、もし余裕がなくてスタートが7カ月ごろに遅れてしまっても大丈夫です。離乳食は5~6カ月ごろ(離乳食初期)〜1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)と分かれ、それぞれ月齢の目安が設定されています。遅れて始めても、月齢に応じて噛む力も強くなっているので、その時点の月齢相当の段階、または少し前の段階から始めれば大丈夫です。
例えば、7カ月から始める場合は、おかゆも5~6カ月ごろ(離乳食初期)向けのドロドロの状態から始めなくても、7~8カ月ごろ(離乳食中期)向けの舌でつぶせる固さから慣らしていきましょう。ただし、初めての食材は1日1回1さじ(赤ちゃん用スプーン1さじ)ずつです。様子を見ながら食べさせるようにしてください。上手にモグモグできないようであれば、5~6カ月ごろ(離乳食初期)向けのドロドロ状態のメニューから進めましょう。
とはいえ、離乳食を始めず母乳や育児用ミルクだけでは栄養が足りなくなり、体重が十分に増えなくなってしまいます。7カ月ごろまでには開始するようにしましょう。
離乳食は手作りしなければならない、と思うママは多いかと思いますが、そんなママはぜひベビーフードを活用してみてください。昨年、12年ぶりに改訂された「授乳・離乳の支援ガイド」(厚生労働省発表)