優しい子や勇気のある子になってほしい!赤ちゃんの心を育てるキホン
赤ちゃんはママに触られるのが大好きです。触ってもらって心地良い場所は赤ちゃんによって違うので、我が子の「心地良い場所」を探してみましょう。赤ちゃんの「あ~」「う~」などの喃語に合わせて、ママも「あ~」「う~」とお話しします。
4~8カ月ごろ
感情表現が豊かになってくる時期です。名前を呼ぶと振り向いて笑ったり、わざと泣いてみたり、パパやママ以外の人に泣く人見知りが始まったりと、感情表現がとても忙しくなります。コチョコチョや「いないいないばあっ!」などの遊びも喜びます。
8~12カ月ごろ
気に入らないことがあると激しく泣いたり、嬉しいときは大喜びしたりと感情表現がさらに豊かになります。ママやパパのマネをするようになってくるので、「どうぞ」「ありがとう」など、物の受け渡しのやり取りで遊んだり、ママが寝転んで足の上に乗せて飛行機遊びをしたりしてみましょう。
12~18カ月ごろ
言葉の理解がどんどん進む時期です。「ワンワン」「にゃんにゃん」などの言葉を指差ししながら言ったりします。このとき、赤ちゃんの指差したものを「赤いりんご」「青い車」など言葉を添えることで、赤ちゃんは答えてもらった満足感と語彙力が身につきます。また、手先がかなり器用になってきます。積み木を重ねたりして自分でできた喜びを一緒に共感しましょう。
ママだけの時間をつくること
赤ちゃんの心を育てるためには、ママが疲れていてはダメ。赤ちゃんのことが大切だから、うっかり自分自身のことは後回しでいいや、なんてママも多いのではないかと思います。ママも自分自身のケアを忘れないでください。
赤ちゃんが寝ているときはママも一緒に寝たり、おやつタイムにしたり、自分のための時間をつくることが大切です。ときにはパパに赤ちゃんを預けて、お出かけするのもいいですね。子育てって、毎日毎日続いて休日がありません。そして、これからまだまだ長く続きます。家事の手を抜くことは悪いことではありません。
スタートダッシュせず「ま、これくらいでいいか」がちょうどいいですよ。
いろいろ書きましたが、ママが「大好き」という気持ちと言葉を赤ちゃんに伝えていればOK。難しく考えなくて大丈夫ですよ。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。