出生数、過去最小86万4千人。令和ベビー狙いの産み控えは影響した?
<参考>厚生労働省HP-人口動態統計特殊報告-出生に関する統計-平成17年度「出生に関する統計」の概況-1 出生の年次推移-(2)月別にみた出生
以上のことから、「夏生まれの子が多い」説は、平成元年以降において統計的に「ホント」であると言えそうです。
また、2019年7〜9月にお子さんが生まれたママ・パパ697名に、出産の時期について何か計画や考えがあったかどうか質問したところ、下記のようなコメントがありました。
上の子の幼稚園が夏休みの間だけ里帰りしたかったので、7月に出産したいと考えた
実家のサポートを受けやすい時期だった
産後1カ月はお風呂に浸かれずシャワーのみなので、寒い冬は苦手なため夏に出産できるように計画した
長期連休があるため、出産に立ち会ってもらえると思った。産後もサポートしてもらうことができた
仕事の繁忙期後で産休に入りやすいタイミングを考えた
夏季休暇があるため、家族が出産に立ち会いやすく、産後のサポートを受けやすい時期だったという理由から、夏の出産を考えたという人が多いようでした。
噂②「早生まれを避ける人が多い」説
1月1日から4月1日に生まれた子は「早生まれ」とされ、同じ年に生まれた子よりも1つ上の学年となります。そのため、特に小さいうちは、同じ学年の遅生まれの子と比べるとどうしても成長や発達に差が出てしまうので、不安を感じるという人もいるかもしれません。早生まれを避けて出産する人が多いという噂、実際はどうなのでしょうか?
人口動態統計を見ると、早生まれとされる1〜3月の出生数は低く推移しています。 早生まれ(1〜3月)と、遅生まれ(4〜12月)の平均出生数を見てみると、各年約2〜3%、早生まれのほうが少ない結果に。
それほど大きな差ではありませんが、僅かながら遅生まれの平均出生数が多い結果となりました。
また、2018年12月〜2019年11月までの1年間にお子さんをご出産された2,433名のママ・パパに、出産の時期について何か計画や考えがあったかどうか質問したところ、約9.3%(226名)が「早生まれを避けたかった」