「第2波は必ず来ます」アフターコロナの今すべきこと【3児ママ小児科医のラクになる育児】
近場でも、スーパーなどは1人で買い物に行くことは継続しましょう。
わが家には、ずっと家にいる保育園児がいるのですが、体力が低下している今、いきなりフルタイムで保育園へ行かせるのが不安なので、週2〜3日からとか、1日の保育時間を短くして預けるなどしようかな、と考えています。
冬にお友達と約束したお出かけは、まだまだだなと決めています。
迷っているのが、電車に乗って行かなければいけない病院受診です。命に関わることではないので自粛していたのですが、子どもの成長のためには早めに連れて行ってあげたい……。でも、急に遠方へ行くことを再開することは、少し不安です。
どうしたら感染するかを再確認!
新型コロナウイルスにかかわらず、「風邪」といわれる感染症のほとんどは「接触・飛沫感染」です。
接触飛沫感染は、鼻水や唾液から感染します。
しゃべっている口からも飛沫するので、目に見える鼻水や唾液に触らなくても感染することがあるので、ソーシャルディスタンスが大事なのですよね。
また、ウイルスがついた物を触ることによっても感染するので、近くに感染者がいなくても、感染者が前に触ったものに触ることでも感染します。
感染は皮膚についているだけで感染するのではなく、ウイルスが鼻や口から入ることで感染します。
そのため、鼻や口に触らないこと、外出から戻ったらしっかり手洗いうがいをすることがとても大事です。
2〜3歳以降のお子さんであれば、「なぜしっかり手洗いをしたほうがいいのか」をしっかり伝えて手洗いを一緒にすると、きちんと習慣づけできると思います!
ストレスをためすぎないで
3月からの3カ月間。親も子もいろいろとストレスがたまったと思います。感染がピークだった時でも、日本はアメリカやヨーロッパに比べると低い感染率で推移しています。
きちんと手洗い、うがい、外出時のルールを守っていれば感染はしないと考えてもいい時期ではないでしょうか。
怖がりすぎないで、今できる楽しいことを少しずつ再開していきましょう。
今まで考えてきた「コロナが終わったらしたいこと」はありますか?
その中でできそうなことを少しずつやって、心も健康な6月を過ごしましょう!
著者:医師 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師 保田典子 先生
医療法人アドベンチスト会東京衛生病院小児科医師。