【緊急特集】10人に1人が産後うつ!? 妊産婦のメンタルヘルスが問題に
自分に当てはまる点がないかチェックしてみましょう。
産後うつを予防するには? もし、産後うつになってしまったら?
深刻な抑うつ状態に陥らないために、次のような予防対策が重要だと言われています。
・早期の段階で対策に取り組む
うつ病の予防には早期対策が重要だといわれています。妊娠中に気になる症状や、育児に関する不安があるママは、早めに医師に相談しましょう。また、家族や近隣の人、専門家など、育児をサポートしてくれる人を見つけておきましょう。
・産後ママは睡眠確保と休息を最優先に
お産による体力の消耗や育児疲れなど、ママの肉体的疲労が産後うつ病につながるケースもあります。家事・育児を頑張りすぎず、体と心を休めることを最優先にしましょう。
・夫婦でよく話し合いを
育児はママとパパ、両方にとって大きな仕事です。
日頃から育児の不安など、自分の考えを相手に伝えることが大切です。育児中はパートナーへの不満がつきものですが、日頃から小出しで伝え合い、不満を溜め込まないようにしましょう。
いろいろな社会資源を活用しよう!
産後のママを支援するために、現在さまざまな活動がおこなわれています。
◆産後ケアセンター
産後、ママと赤ちゃんが一緒に過ごすことができる宿泊型のケア施設です。24時間、助産師がママと赤ちゃんをサポートします。パパの宿泊も可能な施設もあり、費用もさまざまです。
※ベビーカレンダー産後ケア検索
◆産後ヘルパー
研修を受けた子育て経験のある方が赤ちゃんが生まれたお家の家事や育児などのお手伝いをしてくれます。民間の産後ヘルパーや地域によっては自治体で派遣してくれるところも。
料金は民間のほうが費用が高いようです。
◆産後ドゥーラ
ドゥーラとは「女性を助ける、経験豊富な女性」のこと。赤ちゃんが生まれたお家の家事や育児のお手伝いだけでなく、ママの相談相手にもなってくれます。妊娠中からの活用もできるようです。
また、産後うつ病が疑われる場合、速やかな対処が必要です。出産した産婦人科や、出産前に通院していた精神科など病院を受診しましょう。必要と判断された場合は質問票を用いた検査がおこなわれます。産婦人科での診断が難しい場合は、精神科医を紹介されることもあります。