逆効果の恐れも…!?実はNG!ついやりがちな「赤ちゃんへのお薬の与え方」【専門家が解説】
酸味がある飲食物(オレンジジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料、ヨーグルト等)に混ぜるのは避けましょう。薬のコーティングがはがれ、余計に苦味が出たり、効果が弱くなる薬もあります。
また、熱いスープや食べ物に混ぜると、薬の品質が損なわれることがありますので、避けましょう。
粉薬を飲食物に混ぜたまま長時間放置すると苦味が増したり、変質したりすることがありますので、飲ませる直前に混ぜるようにしましょう。
③アイスクリームなどに包み込んで飲ませる
冷たいと味覚が鈍るため、アイスクリームやシャーベットなどに包み込むようにして飲ませます。
また、服用を補助するゼリー状の商品に薬を包んで飲ませる方法もあります。
まとめ
お薬の種類によっても注意点が変わることがあるので、お薬に適した方法は薬剤師に相談するようにしましょう。また、赤ちゃんはおなかがいっぱいのときは、なかなか薬を飲んでくれなかったり、体調がよくないときはいつもより機嫌が悪かったり、ぐっすり眠っていることも多く、薬をいつ飲ませたら良いか迷うこともあるかと思います。
例えば、食後の指示の処方薬が必ず食後に飲まないといけない薬かなど、タイミングや飲まないときの対処方法も医師または薬剤師に確認しておきましょう。
【引用参考文献】
五十嵐隆監修
一般社団法人日本小児総合医療施設協議会編集
乳幼児・小児服薬介助ハンドブック
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。