知らずにやってるかも…実は保育士さんが困ってる!?朝の登園時に注意したい、ママとパパのNG行動
保育園をお休みする場合や、登園時刻が大幅に変わる場合は園への連絡を忘れないようにしましょう。
朝食は保育園に入る前に終わらせて!
乳幼児に朝食を食べさせるのは、一苦労です。例えば、遊び食べをしたり選り好みをしたりして、食事自体にあまり興味がない時期もあります。よく食べる子だとしても、自分で食べさせていたらテーブル周りがグチャグチャになって片づけが大変! なんてこともあります。
時間がなくて保育園に来る途中に、おにぎりやパンをかじりながら来ることもあるかもしれません。おうちの食べ物を保育園に持ち込むと、他の子どもたちが欲しがったりすることもあるので保育園に入る前に、片づけるかゴックンと飲み込むなど配慮していただければ助かります。
このとき、子どもに「早く食べなさい」と言うと慌てますので、慌てさせないようにします。また、移動中の飲食は、のどに詰まったりする原因になる恐れがありますので、できる限り控えるようにしましょう。
子どもが泣いても元気に「行ってきます!」を心がけて!
登園時に子どもが泣いてママから離れない……という状況。どうにか泣き止ませたいけど、出勤時間が迫っているし!と焦ってしまうかと思います。
「泣いているのに、預けてもいいのかな」「うちの子、泣くことが多くて先生たちに迷惑かけているな」など心配する親御さんもいますが、そこは心配しなくて大丈夫です! なぜなら、泣いている子どもを保育するのも保育士の仕事なので、泣かれてもへっちゃらなんですよ。
ママとしては、泣いている子どもを置いての出勤は、後ろ髪を引かれる思いでしょうが、そこはプロに任せて仕事へ向かってください! 「行ってきます!」と元気に出発する親御さんの姿を子どもと見送ることが、私たちのパワーにもなるのです。
1日の始まりの朝を、子どもも親御さんも保育士も、気持ちよくスタートできるといいですね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。