ずぶ濡れで帰宅した娘「パパ、お仕事行っちゃった」突然の仕事?→夫の嘘と、真実を暴いた人物は!?
私の代わりに夫に返事したのは、夫の直属の上司。大雨の中車を降ろされ、呆然と立ち尽くしていた娘をたまたま見つけ、うちまで送り届けてくれたのです。
「実は取引先から連絡がありまして……」と言い訳をしぼり出した夫。「どこの取引先だ?確認させてもらうよ」と上司に言われ、夫はしどろもどろに。さらに上司は追い打ちをかけます。
「実はな、近いうちにお前に聞こうと思っていたことがあるんだ」
「新しく入った派遣社員とどのような関係なんだね?」
「その派遣社員さんからさっき、私に『息子が怪我をしたから明日休ませてほしい』と連絡があったぞ」
「もしかして、お前が娘を雨の中放り出したことと関係あるんじゃないか?」
蚊の鳴くような声で「そんなわけ……ないですよ……」と返事をした夫。「じゃあ今すぐ家に戻ってこい」と上司が言うと、「それは……」と言葉を濁したのです。
判明した衝撃の事実
数日後――。
上司から聞いたところによると、夫は会社の派遣社員と不倫関係にあったそうです。その不倫相手はシングルマザー。不倫相手の息子が怪我をしたと聞いて、夫は血のつながった娘を雨の中放り出し、不倫相手とその息子のもとへ駆けつけたのです。
「シングルマザーでいろいろ大変だって聞いて、手伝いをしてたらこんなことになって……」「離婚したいとか、家庭に不満があったわけじゃないんだ……」と夫。実の娘の育児すら何もしていなかった人が、どうして他人の子どもをかわいがることができるのでしょうか?
不倫相手は「自分は女性だから息子と満足に遊んであげられない」と言っていたそうです。本当に夫とお似合いですね。
実の娘より他人の子を優先する父親なんて、必要ありません。何度謝られたって許すつもりもありません。
何より、娘との関係改善の最後のチャンスを潰したのは夫自身です。
その後――。
それからすぐに、私たちは離婚。はじめは離婚に反対していた私の両親と義両親でしたが、夫の不倫や今までの態度を説明すると、納得してくれました。
私は実家に戻り、両親の助けを借りながら、娘を育てています。