「ただの風邪じゃなかった…!?」かかりやすく重症化する可能性も!秋に気をつけたい病気とは
一般的には2歳未満、特に生後6ヶ月未満の乳児がかかりやすく入院に至るケースもあります。
①「ゴホゴホ」という、たんが絡んだ重い咳が出たり、呼吸をする時に、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」「ゼロゼロ」「ゴロゴロ」と、気道が鳴る「喘鳴(ぜんめい)」がある。
②呼吸が速く、浅い(正常な呼吸数の目安=新生児40~60回/分、乳児30~40回/分)。
③息をする時、のど元や横隔膜のあたりがペコペコとへこむ「陥没呼吸」になっている。
④鼻の穴を膨らませて、苦しそうに呼吸をしている。
⑤母乳やミルクの飲みが悪く、水分が摂れない。
⑥機嫌が悪く、泣きが続く。
⑦ぐったりしている。
⑧40℃以上の高熱がある。
家庭内感染を予防しよう
大人や幼児はRSウイルスに感染しても鼻かぜ程度で済んでしまうことがあるため、感染に気づかないことがあります。そのため、風邪症状がある家族はRSウイルスの感染を疑い、重症化しやすい2歳未満の乳幼児にはなるべく接触しないようにしましょう。やむを得ず赤ちゃんのお世話をする場合は、手洗いやマスクをつけるなど感染症対策をしっかり行うようにしてください。
また、赤ちゃんが触ったりなめたりしやすいおもちゃ、コップ、手すり、イスやテーブル、ベビーカーなど身の回りの物をこまめにアルコール消毒することも大切です。さらに、赤ちゃん連れで外出する際はなるべく人混みを避けるようにしましょう。
まとめ
保育園に通っていたり、兄弟がいるご家庭は、どうしてもRSウィルスなどの感染症の病気にかかりやすくなるかと思います。 呼吸器疾患は、かからないように感染予防に努めることは大切ですが、日々の体調管理に気を配り、免疫力を高めるように栄養や睡眠などの日常生活を整えることも大切かと思います。
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀