帝王切開はどのぐらい痛い?術後の過ごし方や気を付けた方が良いことは?
抜糸は術後5〜7日後におこなわれます。抜糸前の傷口は回復が進んでいくと乾いて引きつられるような感覚を感じる方もいるようですが、抜糸とともに改善されることが多いようです。
3)術後1週間~術後2週間
帝王切開手術の場合の入院期間は8~10日というのが一般的です。術後2週間までの間に退院する形となります。
抜糸後の時期になると体がだいぶ楽になっているので、赤ちゃんのお世話をしながら徐々に退院後の生活へ向けて慣らしていきましょう。少しずつ動く量を増やし、廊下を歩くと体力の低下も防げます。可能な範囲での産褥体操も始められるといいでしょう。腹筋運動などは傷に負担がかかるので無理はしないようにしましょう。
退院すれば、赤ちゃんとの生活が始まります。ご実家に帰る方や自宅へ退院する方もいらっしゃるでしょう。どちらの場合でも無理せず、赤ちゃんのお世話と身の回りのことを優先しておこないましょう。
4)日常生活に戻るまで
日常生活への復帰は産後1カ月の健診を目安にされるといいでしょう。産後1カ月までは、赤ちゃんのお世話を中心に、徐々に家事などできることを増やしていきましょう。1カ月健診で問題なければ、入浴、性生活、パーマ、旅行なども可能になります。産後8週間後からは職場復帰も可能です。重い荷物を持つということは、産後6~8週頃までは避けるようにしましょう。
帝王切開後に気を付けること
帝王切開後に気をつけることはどのようなことがあるでしょうか。ママ側とパパ側、それぞれの気をつけるべきことについてお伝えします。
1)ママが気をつけること
傷口の痛みが術後1カ月以降も続いたり、傷口が開く、また傷口から浸出液が出てくるようなことがあればすぐに受診しましょう。帝王切開術後、次の妊娠を希望する場合には、インターバルが必要だと言われています。インターバルの期間については医師により意見も異なりますので、かかりつけの医師に相談してみましょう。一度、帝王切開での出産をおこなうと、次回以降の妊娠・出産には子宮破裂などのリスクがあるため、次の出産も同じように帝王切開となることが一般的です。
2)パパが気をつけること
ママにとっては帝王切開後も緊張や不安がつきものです。おなかの傷は、歩いたり赤ちゃんを抱っこするときにも痛むもので、痛みで眠れないというママもいます。