子育て情報『妊娠中に辛いものを食べてもいいの? 妊婦さんと胎児への影響は?』

妊娠中に辛いものを食べてもいいの? 妊婦さんと胎児への影響は?

また、センナ、フラングラ、カスカラなどは下痢を引き起こすことがあり、妊娠中の摂取はすすめられません。

辛いものにはメリットも!

香辛料やハーブはじょうずにつかえば母体に対してたくさんの良い影響があります。ここでは香辛料が母体にもたらすメリットをご紹介します。

●食欲増進
香辛料には食欲増進の効果があります。香辛料の入った料理は食べるだけではなく、香りを嗅ぐだけでも食欲は高められます。つわりや夏の暑い時期など、食欲がないときに香辛料を取り入れてみてもよいのではないでしょうか。

●消化を良くしてくれる
妊娠中は、ホルモンや大きくなった子宮の影響で便秘傾向になることがあります。香辛料には、消化を促す効果があり、便秘解消にも効果的です。
たとえば、キムチには、香辛料と乳酸菌が含まれており、便秘解消にも美容にも効果が期待できます。

●減塩効果
さきほど、香辛料が入っている料理には、塩分も多く含まれていることが多いといいましたが、じょうずに使えば減塩効果も期待できます。香辛料の風味で食材の味を引き出すように工夫してみましょう。

●冷え性対策
妊娠中は体の冷えを感じやすくなります。今流行りの「温活」という言葉がある通り、体温を上げることで体には良いことがたくさんあります。香辛料をうまく取り入れて、冷え対策をおこなうものいいかもしれません。

まとめ

妊娠中に辛いものを摂取すること自体は、必ずしも母体に悪影響を及ぼすという訳ではありません。しかし、多量に摂取することによってリスクとなる可能性があり、バランス良く摂取する必要があります。
香辛料には、メリットもたくさんあり健康にも良いとされてるものもあります。妊娠中に食欲や冷えなどの対策のために工夫してじょうずに香辛料を摂っていきましょう。 

◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)

監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生
順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。
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