連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
子どもも大人もワクワクする! 最新「おもしろ図鑑」5選<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.38
子どもは知的好奇心が旺盛です。知らないことを覚え、自分の知識を増やしていくことは「僕(私)はこんなことを知ってるよ!」という自信をつけさせることにもつながります。知ること、分かることの喜びをたくさん経験させてあげたいなら図鑑がおすすめ! そこで今回は
絵本ナビ協力のもと、探究心を刺激する「おもしろ図鑑」を選んでみました。
わくせいキャベジ動物図鑑
作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:アリス館
「わくせいキャベジ動物図鑑」(絵本ナビ紹介ページ)
山や森、草原や湖など地球とよく似た環境の星「わくせいキャベジ」。どこからどう見てもキャベツですが、リンゴリラ、ハクサイ、ナスクジラなど住んでいる不思議な野菜生物たちのおかげか、まるで本当に存在する星のように思えてきます。分布、体長、体重と細かく描かれた図鑑スタイルがおもしろさに拍車をかけています。
仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界
著:ギヨーム・デュプラ/訳:渡辺 滋人/出版社:創元社
「仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界」(絵本ナビ紹介ページ)
大きく、つぶらな瞳を持つネコ。でも実はネコはひどい近眼! ネコの目に私たちの姿はぼんやりとしか映っていないそうです。「ミツバチが見ているのはモザイク世界」「牛と馬は真正面がよく見えない」「ヘビは動きを察知する目を持つ」など動物の目から見る世界を体験させてくれるのがこちらの大判絵本。紹介される動物は哺乳類、鳥、爬虫類両生類、昆虫まで20種類! めくれる仕掛けも楽しいですね。
おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
監修:今泉 忠明/イラスト:下間 文恵 徳永明子 かわむら ふゆみ/出版社:高橋書店
「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」(絵本ナビ紹介ページ)
「ざんねんないきもの」に注目して笑いを誘うこちらの絵本は、驚異的な能力を持つ生物が多くいる中 「どうしてそうなった!?」 とつっこみたくなる生き物の存在を教えてくれます。「だまされて子育てするオオヨシキリ」「自分のにおいに気絶するカメムシ」「「だちょうの脳は目玉より小さい」といった内容に「あえて残念なところが愛しく思えます」「かんぺきじゃないから親しみやすい」という口コミも多く寄せられ、生き物の生態の多様さを実感できる絵本となっています。