コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
夫の飲み会にイライラ! 妻が飲み会に行くには段取りが必要なのに! 咎められるのに…【コソダテフルな毎日 第50話】
■妻が飲み会に行くには段取りが必須
私の場合は飲み会といえば、大学時代の友人たちと年に1回ほど集まったりするぐらいで、スペシャルもいいところです。
飲み会ではなく、友人と晩御飯を食べに行くにしても、実家に帰省したときに母親に子守りをお願いしてようやく行けるという生活でした。
この日のこの時間帯はよろしくお願いします、とかなり前の段階から約束しておいて、その日にむけて段取りを組みます(ただし子どもたちが幼稚園に入った今はずいぶんと余裕ができました)。
飲み会に限らず、次男が0歳の時には友人の結婚式も欠席で返事を出したこともありましたし(哺乳瓶を一切受け付けない赤ちゃんだったので、預けることができませんでした)。
他の友人たちみんなが集まっていても自分だけは行けなかったりと、
行きたくても断らざるをえない機会がぐんと増えました。
■飲み会に行くととがめられる妻たち
数年前に初めてママ同士の飲み会に参加したことがあるのですが、みんな口をそろえて言うのが「こんな機会、年に1回あるかないか」だったり「今日が初めて!」でした。
なかには「21時には絶対帰らないと」と言われている方もいて、その理由を聞くと
「母親たるもの夜遊びするとは何ぞや!」的なことをご主人から言われてたりもして…。
正直、今でもまだそんな家庭があるのかと驚きましたが、そういえば私の友人でも
「お姑さんにとがめられたから行けない」といって、何年も会えていない友人がいることを思い出しました。
どうして父親は飲みに行っても誰にもとがめられないのに、母親が飲みに出掛けるとこんな風に言われないといけないんでしょうね…。
なんなんでしょう。これ!
■妻のほうが「~せざるをえない」が増えていく
女の人は「子どもがまだ小さいから…」とか「子どもが熱をだしたから…」とか、行きたくても行けない状況が多くなりますし、「今はそうせざるをえない時期なんだ」と自分に言い聞かせています。
が、一方で男の人の場合、「今はしょうがない」という時期がありません。
母親に比べて、子どもが熱を出したからといって飲み会を断るケースはほとんどないように思いますし、子どもを理由に結婚式を断ることはもっとないように思います。
また、子どもが小さいうんぬんに関わらず、女友達は結婚すれば見事に、年末年始・盆休みは会えなくなりました。
ご主人の実家のほうに帰省してしまうからです。
しかし、夫側の友達は結婚しても子どもが生まれても年末年始・盆休み・変わることなく会い続けることができています。
これでもわかるように、
女性のほうが結婚・出産によって環境を変えざるをえないことが多く、そして家族が増えるにつれ、どんどんと自分の予定よりも優先しなくちゃならないものが増えていきます。
この夫側と妻側の「~せざるをえない」差が少しずつ少しずつ積み重なって、妻側の心の余裕のタンクをすり減らしていってしまうんだと思います。