■新生児服:ウェアの種類
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肌着の上に着させるウェアにも、さまざまな種類があります。それぞれ形状が異なるため、用途や成長に合わせて選ぶようにしましょう。
▼ツーウェイオール
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文字通り2種類の使い方ができる上下つなぎのウェア。股下のスナップボタンを外して使えばおむつ替えが多い時期に便利なスカート型に、ボタンを留めれば足をバタバタしてもはだけないズボン型として活用できます。
ツーウェイオールと似たアイテムで、上下がつながったワンピースのような形状の「ドレスオール」があります。新生児期はおむつ替えがしやすく便利なウェアなのですが、赤ちゃんが足をバタバタ動かすようになるとめくれ上がってしまうため、生後2ヶ月頃までしか使えません。そのため、ツーウェイオールで十分代用ができます。
ツーウェイオールの必要枚数は、どの季節の出産でも3~4枚ほど用意しておくとよいでしょう。使用期間は新生児期から生後5~6ヶ月頃まで使えます。
▼カバーオール
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トップスとズボンがつながった「つなぎスタイル」のウェア。足首もしくは足先までをしっかり覆う形をしており、股の内側をスナップボタンで留める仕様になっています。もともと股下が分かれたつくりになっているため、活発に動き始める生後3ヶ月頃から使い始めることが多いようです。
ツーウェイオールを卒業して、カバーオールを使い始めることもあれば、併用しながらサイズアウトするまで使い続けるケースもあるようです。
メーカーによっては、新生児期~生後3ヶ月に対応する50サイズのカバーオールも取り扱っているため、ママによっては早い段階からカバーオールを着せるケースもあるようです。その後、Tシャツ&ズボンのようなセパレートタイプの着こなしに移行する生後7ヶ月頃のタイミングでカバーオールを卒業するのが一般的です。
形は、前開きタイプと、頭からかぶるタイプの2種類がありますが、一般的には着替えやすい前開きタイプが多く扱われています。
出産前に用意しておくカバーオールの必要枚数は、季節問わず1~2枚程度で十分です。
出産後、成長に合わせて買い足した方がサイズ選びにも間違いがなく、より効率的に購入できますよ。
▼ロンパース
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ボディ肌着に似た形のウェアで、股下をスナップボタンで留めて着用します。ロンパースの特徴は、上下つなぎ感覚で着たり、トップス感覚どちらも楽しめることです。
生後5~6ヶ月頃になると、よりTシャツに近い感覚でズボンやレギンスなどのボトムスを合わせることが多くなります。
つなぎ感覚で着る場合は、成長にあわせてデザインも多彩に…。女の子向けのロンパースなかにはスカート付きのものがあり、ワンピースのような着こなしもできます。
基本的には丈が股下までのものが「ロンパース」、それ以外のすその長いものを「カバーオール」と定義されることが一般的。しかしメーカーによって表記や呼び名が異なることもあります。
ロンパースは、生後3ヶ月から2歳前後まで使うことができます。一般的に、セパレートタイプの服に移行する1歳前後のタイミングで、肌着もボディ肌着からセパレートタイプのアイテムに買い替えるケースが多いようです。
しかしママによってはお腹がはだけてしまうのが気になって、2歳頃までロンパースを使い続けるということも少なくありません。
ロンパースは新生児期にすぐ使わないため、特に出産前から用意しておく必要はありません。赤ちゃんの成長にあわせて買い足していくことをおすすめします。
【ママコラム】
ちなみに我が家の場合は、新生児期から生後3ヶ月頃まではツーウェイオールを、それ以降はカバーオールをメインに使っていました。ロンパースは生後すぐに使うことはなく、生後5ヶ月くらいから着させることが増え、1歳前後までは頻繁に使っていた記憶があります。