離乳食はいつから始めるもの? 開始から完了期までのポイント

離乳食を始めるタイミングについて頭を悩ませているママは多いのではないでしょうか。ステップごとのおおよその目安をチェックして、離乳食を進める上での参考にしましょう。あらかじめ知っておきたいアレルギーなどの注意点についても解説します!(参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド 実践の手引き」)

離乳食はいつから始めたらよい?

目次

・離乳食はいつから始めたらよい?
・離乳食に慣れてきた中期のポイント
・3回食に突入! カミカミ期のポイント
・もうすぐ終了! 離乳食完了期
・離乳食を進めていく上での注意点
・スタート時期を見極めておいしい笑顔を
離乳食はいつから始めるもの? 開始から完了期までのポイント

『離乳食をいつから始めるか』というのは、子育てをしているママにとって大きな悩みの種ですよね。

特に初めての子どもの場合、不安ばかりが先立ってしまい、より離乳食スタートへのハードルが上がってしまうものです。


子育ての大きな節目でもある離乳食を万全な状態でスタートするためにも、まずは一般的な離乳食を始めるタイミングと、離乳食のそもそもの目的から確認していきましょう!

目安は6カ月前後


個人差はあるものの、離乳食を始める目安は生後6カ月前後といわれています。これは、生後6カ月を過ぎると、以下のような離乳食を始めやすい条件が整うことが多いからです。

  • 首がしっかり据わる
  • 食べ物に興味が出始める(親の食べている物を欲しがったり、口をモグモグ動かしたりする)
  • 支えがあれば座っていられる
こうした条件が整っていてもやはり不安が拭えなかったり、すべての条件が完全にそろってはいないけれど6カ月を過ぎていたりと、判断に迷った場合には『哺乳反射』の確認をしてみましょう。

『哺乳反射』とは、『固形物が口に入ってくると本能的に押し出す』という赤ちゃんに備わった原始反射です。この反射が残っていると、離乳食を与えても上手に食べられないことも。

確かめる方法は簡単で、スプーンなどを軽く子どもの口に入れてみるだけです。すぐに押し出されてしまうようなことがなければ、離乳食を始める準備は整っているといえるでしょう。

離乳食の目的


「そもそも、どうして離乳食が必要なの?」「普通の食事が食べられるまで待てばいいんじゃないの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、離乳食には、『食事の練習』だけではない大切な役割があるのです。
以下、離乳食が担っている主な役割を紹介していきましょう!

  • 栄養の摂り方を母乳・ミルクから固形の食物に切り替えるためのトレーニング
  • 食物を噛む・飲み込む力の発達を促す
  • 消化機能の発達を促す
  • 食事の楽しさを知る
  • 成長によって母乳・ミルクだけでは補えなくなる栄養素の補給
このように、離乳食は通常食に向けた心身の機能やコンディションを整えてくれるものなのです。子どもにとって、健やかな発達のための大切なステップといえるでしょう。

初めての挑戦、ゴックン期の離乳食


離乳食は、成長段階によって生後5~6カ月頃の『離乳食初期(ゴックン期)』、生後7~8カ月頃の『離乳食中期(モグモグ期)』、生後9~11カ月頃の『離乳食後期(カミカミ期)』、12~18カ月頃の『離乳食完了期(パクパク期)』の4段階に分かれます。

初めて離乳食に挑戦するゴックン期の子どもの食べる力はまだまだ発達途上で、舌を前後に動かして食べ物をのどに送り込み、そのまま丸飲みするだけで精一杯の段階です。

母乳・ミルクからの移行ができるだけスムーズに行えるよう、まずは1日1回午前中の『10倍粥』から始めましょう。10倍粥とは、米1に対し水10で炊いたお粥のことで、これをなめらかにすり潰した物を小さじ1からスタートします。問題なく飲み込めるようであれば、3~4日目は小さじ2、5~7日目は小さじ3と増やしていきましょう。

そのまま2週目は10倍粥+野菜ペースト、3週目は+豆腐や白身魚に挑戦していくのがゴックン期の基本的な流れです。



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