と注意しますが、直りません。
褒めることで娘の言動も穏やかになった
娘の命令口調は、私の言い方をまねていることに気付きました。「今の言い方はすごくよかったね」「そう言ってもらえたら、妹やお友達もそうだよなって思えるもんね」と伝え方を変えていくと、娘も言い方を意識する努力が見られるようになりました。びっくりしたのは、娘が自分から「私そうやって褒められるの、すごくうれしい」と言ってきたこと。娘の認めてもらいたい気持ちを満たすことの大切さを実感しました。
\ありがちな短所別/ママが叱らないために打つべき一手
「そうは言われても、目に余るシーンに直面するとついつい叱ってしまう!」というママに向けて、シーン別に言葉の掛け方の工夫や発想の転換方法を紹介します。
イラッとした時はこの一手を思い出してみて!
<きょうだいげんかが多い>
打つべき一手!
並んでテレビを見ている時に「仲がいいわね~」と言う
「仲良くできたら褒めよう」と思っていては、永遠に褒められません。「褒めたら仲良くできるようになる」のです。
並んでテレビを見ている時や、普通に遊んでいる時に「仲がいいわね」のひと言を掛けましょう。
<おもちゃを「買って」など言い出すと聞かない>
打つべき一手!
まずはその場を離れて気分を変える言葉で終える
欲しい物の近くにいると気持ちが切り替わりません。「こっちでお話聞かせて」と言って場所を変え、「欲しいよね」と共感してから買えない理由を説明します。そして、「公園で遊んで帰ろう」と気分を変える提案を。
<●支度にぐずぐずしてしまう>
打つべき一手!
「模擬時計」などで見通しを立てやすくする
例えば毎朝8時に家を出るなら、8時を指した時計の絵を本物の時計の横に貼っておき、「時計が絵と同じ形になったら家を出るよ」と言っておきます。やることの見通しが立つと、子どもも取り組みやすくなります。
<すぐ人にやってもらおうとする>
打つべき一手!
鼻歌を歌いながら楽しい雰囲気でやってあげる
最近の研究では「できないことを叱っていると自信が無くなり、余計にできなくなる。無理なときはやってあげた方が自立する」と分かってきました。
小言を言いながらではなく、明るく楽しくやってあげましょう。
巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
【監修記事】赤ちゃんの眠りが変わる!日中の活動と休息を整えるコツを伝授