「今日どうだった?」「別にー」。夫婦円満のための夫のトリセツ
この後、「別に」と答えたパパはソファでダラダラし始めました。靴下は脱ぎっ放し、鞄は玄関に置きっ放し。いい加減にしてよ!と言いたくなりますが、ちょっと待った。実はこれこそあなたに満足している証しであり、ママの対応力の見せどころでもあるのです。
男性は征服願望が強い生き物です。パパにとって家とは自分の「縄張り」。犬が電柱におしっこをするのと一緒で、いくら脱ぎ散らかしても自分では汚いと思いません。でも、まさか会社の机に靴下を放り出しませんよね。
つまりママの前では「素」に戻れているのです。「わが家はパパにとって居心地が良い証拠。私のおかげね」と、ご自身の内助の功を褒めましょう。
達成願望で動くパパはママの笑顔で報われた気分になる
しかしずっと散らかしっ放しでは困りますし、そこをどうにかしたいわけですよね。そんなパパをやる気にさせる魔法があります。それがママの笑顔です。
男性のもう一つの特徴は達成願望で動くということ。ママの笑顔は「俺はママを幸せにできる男だ」という評価です。
そして「こうすればママは笑顔になってくれる」という目標が定まれば、次からそこに向けて努力できます。だから、例え10回中9回はママが靴下を洗濯機に運んでいようと、ちゃんと片付けたときは笑顔で「ありがとう!」と言ってほしいのです。
「ゴロゴロしないで!」「片付けてよ!」とダメ出しをされると、その時は従うかもしれませんが決して長続きしません。それは達成願望が満たされず、自身が果たすべき目標として捉えられていないからです。
夫が優しくなるには懐の深い妻の助けが必要です
今回の1週間チャレンジ、ぜひ夫婦で挑戦してもらいたいところですが、働き掛けるのはママからがおすすめ。多くの男性は「今の俺で妻を十分満足させている」と思うことで征服願望と達成願望を満たしていますから、自分から変わるというのは能力的に難しいのです。ママからすると「小さいな」と感じるでしょうが(笑)、一方で男性のこのプライドは仕事を頑張る原動力にもなっています。夫が優しくなるには妻の助けが必要です。
懐の深い女性の皆さん、ひとつ先手を打ってやってください!
パパはこう考えよう!妻のトリセツ
女性の会話は「気持ちトーク」であると知るべし
上の質問の回答を読んで「ハグすればいいだって?〝今日どうだった?〞という質問に答えてないじゃないか」と思ったあなた。