自立への近道は過保護!?私をハッとさせたママ友の子育て法
「過保護」と「過干渉」は違います
娘のこども園で、とても尊敬できるママ友と出会いました。「まずは自分でチャレンジしてみて」というスタンスの私の育児と比べると、そのママ友は、子どもがしてほしいと望むことは何でもしてあげる、どちらかというと「過保護」な育児。たとえば、子どもが自分でできることでも「ママがやって」と甘えることがあれば手を貸してあげています。
一見すると、その行動は子どもの依頼心が強くなり、自立が遅れるのでは?と思いますが、実はそうではないのです。
今回は、私が保育士として勤務していたときに学んだ「過保護」と「過干渉」の違い、そのママ友の子どもとのステキな関わり方についてお話しします。
「過保護」は子どもの自立を助ける
まず、「過保護」と「過干渉」について。
「過保護」は子どもの求めること、望んでいることをしてあげることです。子どもの「甘え」をしっかり受け止める行為とも言えます。
親としては「できることは自分でしてほしい」「甘やかすことはよくない」と思いがちですが、子どもは甘えを充分に受けとめてもらうことで安心し満たされ、自分でやってみる意欲をもつことができ、これが自立につながります。つまり、「過保護」は自立に必要なことなのです。子どもが求めるのであれば、これ以上してはいけない、ということはないそうです。
それに対し「過干渉」は子どもが求めていないこと、望んでいないことまでも、親が先回りして手出しをしてしまうこと。また望んでいないことをすること、させること。
子どもが自分でやろうとしていることを遮ってしまうので、意欲を持つことができなくなり、自立の芽を奪ってしまうのです。
ママ友は、いつでも笑顔で子どもファースト!
娘のこども園では、降園後に園庭解放があり、ママ同士はおしゃべりをしつつ、のんびりと子どもを見守っています。
しかし、そのママ友はわが子の「かけっこしよう」「次はおすもうね!」という声かけにいつも快く笑顔で対応。自分の都合を優先することはありません。いつでも全力で遊ぶ親子の楽しそうな姿に、ほかの子ども達も集まってきます。
また、帰り道、子どもが走れば一緒に走って車が来ないか見守り、子どもが遊び疲れると、おんぶして帰ることも。園での朝の身支度の時は、子どもに「ママがやって」と言われれば、本当は自分でできることでも笑顔でサポートしています。
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