子育て情報『知りたい聞きたい! 幼稚園の先生のホンネを聞きました』

知りたい聞きたい! 幼稚園の先生のホンネを聞きました

教諭歴20年目。主任
実川先生(仮名):120人規模の幼稚園に勤務。教諭歴24年目。副園長

これはどうして?ママの疑問に先生が答えます
Q.行事に結果を求めすぎて、厳しすぎると感じることがあります。もっと伸び伸び、楽しい時間を過ごさせてあげたいのですが…

A.子どもの主体性を大切にする園、集団でやり遂げることの達成感を味わわせてあげたい園など、園によって方針はさまざま。
中には厳しいと感じる保護者もいるかもしれませんね。ただ、先生たちも意味なく厳しくしているわけではなく、根本にあるのは〝子どもたちが楽しんでいるか〟という気持ちです。
子どもが生き生きとチャレンジしているのならば、見守ってあげてほしいです。
その上で、もし子どもの隠れた本音に気付いたのならば、まずは先生に伝えてみて。

Q.「ダメ」などの強い否定の言葉掛けや、「早くしなさい」とむやみに子どもを急かすのはやめてほしいです

A.最初から「早くしなさい」と急かすことはなるべく言わず、子どもに予定が見えるよう段階を踏んで進めるなど、先生たちも工夫をしていると思います。
ママが見たその瞬間は「早く!」と言っているかもしれませんが、もしかしたらそれ以前に働きかけている可能性もあるので、気になったときは先生に事情を聞いてみてはいかがでしょうか。
「ダメ」も同様ですが、どうしてもいけない行為(噛みつきやひっかきなどの危険な行為)の場合は、回りくどく説明しても特に小さい子には伝わりづらく、危ないケースもあるので、短く強めに使うことはあるかもしれません。

Q.子ども同士のトラブルがあったとき、前後の事情を聞かずに頭ごなしに叱っているように思うことがあります

A.本当にそのようなことがあった場合は、叱った先生・叱られた子どもたちなど、関係者にまずは話を聞き、その上で園から保護者に報告をしていると思います。
ただ、そのトラブルが命に関わるようなことの場合は、頭ごなしに叱る可能性は否定できません。
もちろん、その後で子どもに事情は聞きますが、まずその行為をやめさせることが大切なので、そこは理解してもらいたいところです。
ママたちは園での様子を一日中観察しているわけではないので、どうしてもその場面を断片的に切り取って判断することが多いと思いますが、その断片の前後にも事情があるのかも…と少し想像してもらえるとありがたいです。
私たち、こんなふうに思っています【園のホンネ】
■うれしかったこと
●卒園後の子ども達の様子を報告してくださったり、卒園児が保護者として園に戻ってきて、積極的に行事に参加してくれるなど、園を離れた後も縁をつないでいてくれることはうれしいですね
●園のことを理解し、「先生がいて安心です」

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