愛あるセレクトをしたいママのみかた

リビング学習が向いていない子もいる!?姉弟で違ったわが家のケース

あんふぁん
リビング学習が向いていない子もいる!?姉弟で違ったわが家のケース


小学校入学が近づくと、子どもの学習スペースをどこに用意するかで悩むことでしょう。
わが家の2人の小学生は、リビング学習派、子ども部屋派とタイプが分かれました。
今回の記事では、小学生2人の子ども両方にリビング学習をさせたことで起きたトラブルと、最終的に学習環境を2つ用意した理由を紹介します。

わが家が最初に取り入れたのは「リビング学習」


小学校に入学すると宿題が毎日出るため、子どもにどこで勉強させるかを考えておくことは大切な準備の1つです。
「有名大学入学者にはリビング学習者が多い」という話題を目にする機会も多く、子どもの学習場所にリビングを選ぶ人も増えていると聞きます。
例にもれず、わが家でも第1子の娘が小学校に入学した5年前、学習机は購入したものの、上述の理由でリビング学習を取り入れました。
娘自身も、親の目の届くところで勉強できる、分からないときにはすぐ質問できるという環境が心地良かったのか、小学5年生の今でもリビング学習を続けています。

そんな背景があったため、第2子の息子が今年小学校に入学した際にも、リビング学習を取り入れました。

娘がリビング学習派で学習机をまったく使用していなかったこともあり、息子には学習机の購入を見送りました。
すると、予想に反して、きょうだい間でちょっとしたトラブルが発生するようになったのです。

リビング学習で集中できる姉vs集中できない弟


わが家では、毎日の夕食後、1つのダイニングテーブルで子ども2人と私が着席し、それぞれ宿題や家庭学習を進める時間を設けています。
その間、第3子の幼稚園児の息子は、ダイニングルームの横にあるおもちゃ部屋で遊んでいます。

息子は小学校入学後、この勉強時間に毎日参加するようになったのですが、1年生で家庭学習慣れしていないということも関係あるのか気が散って、宿題がまったく進みません。
1つの宿題を終わらせるのに、想像以上の時間がかかります。
弟がおもちゃ部屋で自由に遊んでいる姿も気になるようです。
しまいには、姉に話しかけたり、笑わせようとしてしまい、姉から「勉強の邪魔しないで!」と叱られる始末。


特に顕著だったのは、夏休みの家庭学習でのこと。
私の実家に帰省していたこともあり、学習環境が変わったからか、その日のタスクを終えるまで今まで以上に時間がかかるようになりました。

学習スペースを子ども部屋に変えて生まれたよい効果



「どうして息子はこんなに集中できないんだろう…」と悩んだ私。
気が散る材料を減らすためにと代案を考えた結果、リビングではなく別部屋に置いてある私が学生時代に使っていた学習机で勉強させることを思いつきました。
その間、私は息子と同じ部屋の中にいて、読書をしたり、自分の勉強をしたりして待つことに。

早速取り入れてみると、あら不思議!
まわりの音がシャットダウンされたからなのか、「今までの苦労は何だったんだろう?」と感じるくらい、しっかり集中してあっという間に問題を解くことができました。
一方、娘はいつも通りリビング学習をしているのですが、ちょっかいをかけてくる弟がいないことで、より集中して学習できるようになりました。
そして、末っ子は、姉の横でおもちゃ遊びを楽しんでいます。


それ以来、わが家では、娘はリビング学習、息子は子ども部屋学習というスタイルが定着しました。
娘が使わなかった学習机は、弟が使っています。
最近では、息子も1人で勉強するのに慣れてきたのか、私もずっと付き添う必要はなくなりました。
その代わり、15分おきくらいに子ども部屋にいる息子に声をかけ、進捗具合や質問の有無を確認するようにしています。

子どもの性格や好みを見極めて学習スペースを用意しよう



リビング学習が向いていない子もいる!?姉弟で違ったわが家のケース


わが家の場合、娘と息子で適している学習スタイルは、どうやらまったく異なっていたようです。

・娘:集中力が高く、まわりの音が気にならない。むしろ人がいる環境のほうが勉強がはかどる⇒リビング学習
・息子:まわりがザワザワしていると集中できない⇒子ども部屋学習

ちなみに、自分の頃を思い出してみると、私は子ども部屋学習派でした。
それなのに、娘での経験から「今の時代はリビング学習が主流」という意識が私の中で先行してしまっていました。

息子に対して、小学校入学当初からリビング学習を取り入れてしまったのは、申し訳なかったなと反省しています。

夏休みに実家で過ごした際、過去の自分が子ども部屋学習派だったというのをふと思い出し、息子にも取り入れられたのは大きな転機でした。息子には子ども部屋での学習スタイルが合っていたようで、今も集中して取り組めています。

なお、リビング学習派の娘は、最近では好きな音楽をイヤホンで聴きながら勉強しています。
静かな方が集中できる部屋学習派の私にとって、その姿を見たときは、「それで本当に勉強に身が入るの?」と衝撃的でした。
しかし、娘いわく「そのほうがテンションが上がって勉強がはかどる」とのことです。
実際、テストなどの成績もよいので、「娘にはその方法が合っているんだな」と割りきり、好きなように学習させています。

子どもの集中力が続かないなと感じたら、もしかしたら学習スタイルが合っていないのかもしれません。

「リビング学習⇔子ども部屋学習」と学習スペースを変えてみるのも、1つの解決策としておすすめです。

<文・写真:ライターnanahi>

提供元の記事

提供:

あんふぁん

この記事のキーワード