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引っ込み思案でも大丈夫!幼稚園生活で活発男子に変身したきっかけは?

あんふぁん
引っ込み思案でも大丈夫!幼稚園生活で活発男子に変身したきっかけは?


幼稚園入園やクラス替えで、新しい環境に飛び込むことになる季節がやって来ました。
「うちの子、新しいお友達と上手に付き合っていけるかな…」と、親としても不安を抱える時期ですよね。
入園前は引っ込み思案だった長男が、園生活を通して変わっていった様子を紹介します。

ママから離れようとしなかった入園前


入園前の1年間、同年齢のお友達との交流をもつために、近所の児童館に足繁く通っていました。
私自身も子育ての悩みを共有できるママ友づくりをしたいという意図もあったのですが、3歳のころの長男は私のそばにべったりで離れることがなく、自分からお友達の輪の中に入ろうとはせずに私の手を引っ張ることが多々…。
たとえば、音楽教室の習い事の場面では、歌って踊って走り回るお友達を目の前にしてもその輪には入らず、部屋のすみのほうで私と一緒にいるタイプでした。
せっかく集まりに参加しても、ほかのママとほとんど話せずに終わってしまうことがあり、親子二人でいることが多かったように思います。
家の中では活発でしたが、外に出ると内気になってしまう長男。
「これから始まる園生活は大丈夫かな」と、入園前はとても不安に感じていたのを覚えています。

引っ込み思案でも大丈夫!幼稚園生活で活発男子に変身したきっかけは?


園生活に慣れたころの転園で、振り出しに戻る…


入園してみると、意外とすんなり楽しむ様子が見られて安心していたのですが、3か月が経ったころに引っ越しを理由に転園することに。
せっかく慣れた園生活でしたが、また一からのスタートをきらなくてはなりませんでした。
しかも、長い夏休み明けというタイミングに新しい環境に飛び込むことに。登園の足どりがずっしり重く、私の手を力強く握りしめて意地でも離さなくなり、振り出しどころか一歩も二歩も下がった状態になってしまったのです。

引っ込み思案の長男に変化があったきっかけ


親の都合でかわいそうなことをしてしまったと自分を責めることもありましたが、私の不安が長男に伝わってしまっては、余計にマイナスになると思い、積極的になれるように働きかけるよりは、様子を見守ることにしようと決意。
そんな中、ありがたいことに、転園してまもないころに新しい出会いがあり、この出会いによって、お友達との関わり方に変化が見られるようになったのです。自分の名前を呼んでくれる友達との出会い

新しい幼稚園で、一人の男の子と、お当番や行事などを一緒に行うペアになりました。

その男の子は「〇〇(長男の名前)くん、おはよう」「〇〇くん、一緒に遊ぼう」「〇〇くん、公園に行かない?」と、いつも名前を呼んで話しかけてくれました。
そのことが、新しい環境の中で不安な気持ちで押しつぶされそうだった長男に安心感を与えてくれたようです。
長男は小さいながらも、自分の存在を認めてもらえたことがうれしかったのだと思います。

初めてお友達に心を開けるようになり、すっかり仲よしになった二人。
朝の「幼稚園行きたくない…」という言葉が、いつの間にか「早く行こうよ~!」と、着替えなどの準備も率先して早く済ませるような変化が!
引っ込み思案だった長男が、少しずつ積極的に外の世界に関わっていくようになり、心からホッとしました。

今ではすっかり活発男子に!


そんな長男は3月に卒園し、今春からいよいよ小学生に。2~3年前に私の手をギュッと握りしめて離さなかった手は大きくなり、頼もしいお兄さんの手になりました。
今では、お友達と一緒にいるときには、私に見向きもせずに走り回り、「そろそろ帰るよ~!」の声もまったく届きません(笑)。

まわりのママ友からも「入りたてのころと印象が変わったね」と言われるほどに大変身した長男は、手をつないでくれることも少なくなり、ちょっぴり寂しさも感じています。
園生活の中で、こんなにも変わってくれるとは思っていませんでした。
仲良しになった男の子が長男にしてくれたように、わが子にもお友達に声をかけて安心感を与えられる子になってほしい、もしポツンとしているお友達が近くにいたら、自分から声をかけるやさしさを持てる子になってほしい。この経験を通じて、そう思っています。

親が深く介入しなくても、案外、自分の力で頑張ろうと乗り越えてくれるものなのかもしれません。大切なのは、子どもの力を信じることなんだと感じています。
引っ込み思案な子どもを前にして、不安な気持ちを抱えているママの参考に少しでもなりますように。

<文・写真:ライター郡司佳奈>

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