子育て情報『3歳で内斜視と診断された娘。悲観する母をよそに娘はたくましく成長し…』

2020年6月4日 11:20

3歳で内斜視と診断された娘。悲観する母をよそに娘はたくましく成長し…

家で何か私のことを話したりしますか」と聞かれたことも。娘の目の状態を説明し、そこで初めて誤解が解けたのです。

私は、長女が内斜視のためににらんでいるように見えるせいで、お友達から仲間外れにされるのではないかと心配しました。
そのほかにも、お友達とのかかわりに問題がでてきたらどうしようと悲観していました。
結果を言えば、斜視により人間関係に何か問題が起こったということはなかったのですが、当時はあらゆることに悪い想像を膨らませ、ネガティブな気持ちになっていました。

小学1年生で新体操をやりたいと言い出した!

長女は、小学1年生のときに、かわいい花柄のレオタード姿に一目ぼれし、新体操をやりたい!と言い出しました。
再三、やりたいとせがむので、最終的にOKを出しましたが、心中では「よりによって新体操…」と思っていました。
新体操は、ボールやリボン、フープを投げ、前転して受け取ったりする競技です。

内斜視で立体視ができず、奥行きを理解できない長女にはハードルが高いのではと思ったのです。
私は長女が傷つくことが心配でたまりませんでした。

3歳で内斜視と診断された娘。悲観する母をよそに娘はたくましく成長し…


長女が望んで続けた道だから成長がついてきた

長女はおっとりした性格ですが、芯の強いところがあり、一度決めたらとことんやりぬくタイプです。
女優でフィギアスケーターの本田望結さんが、テレビで腹筋を毎日600~800回やっていると知ると、「あの動きをするために必要なら」と、自主的に、小学2~3年生の2年間は、一日も休まず腹筋を600~800回やり続けました。
小学4年生では、本人が新体操の選手コースを希望し、無事に入れてもらえましたが、そこからが苦難の道。
たくさんある大会や発表会のたびに指定される手具が、フープ、リボン、クラブ(こん棒)と次々に変わります。
練習では、ほかの子と比べ、明らかに投げた手具をとれないために、指導者から叱責されます。
帰宅後に隠れて泣いていることもしばしばでした。


3歳で内斜視と診断された娘。悲観する母をよそに娘はたくましく成長し…
しかし、長女の内斜視についてや立体視できないことを指導者に伝えるのは控えました。ほかの子と同じように接してほしかったからです。
低学年の時の腹筋と同様、必要な柔軟や演技をヒマさえあれば練習していました。また、さらに表現力などを養いたいと本人の申し出があり、バレエも習うことにしました。
それからも並々ならぬ努力を続け、長女は新体操に打ち込みました。
私は、長女の新体操への向き合い方を見て、「あぁこの子は“できないこと”にフォーカスするのでなく、“できること”にフォーカスして成長しているんだな」

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