シリーズ 専門家にきく! 教育とテクノロジーの融合で子どもたちの教育格差解消をめざす スタディサプリ
そこまでやると、平和が保たれると思います!(笑い)
小宮山:それから、お子さんには、テクノロジーに早めに触れさせておくのが良いと思います。どれだけテクノロジーに触れているかで、高校生、大学生、大人になったときに、編集能力や発信力、デジタルリテラシーや情報リテラシー※1が変わってくると思うんです。早いうちに失敗しておけば、ああ、これはネットに書いちゃいけないんだなとわかりますが、ある程度年齢がいってからだと、炎上したりして大惨事になって、就職にも影響するかもしれない。そうなってしまったら困るので、小さなころから触れさせるのがわたしは良いと思います。
※1:リテラシーとは、ある事柄に関して適切な判断を下したり、ふさわしい使い方ができるような能力のこと。
また、これからは世界の人たちと。外国からの労働者が増えるかもしれないし、機械翻訳の精度が上がってどんどん世界の人たちといっしょに働く。そうなったときに、テクノロジーがわからないと、自分が困ってしまうんです。
ほかの国々は、発展途上国でも、テクノロジーに触れていますから。※2
100%でなくて良いんです。5%でも10%でも良いから、テクノロジーに慣れるようにしていってほしいと思います。
渡邉:本日はありがとうございました。
※2:PISA2015年調査国際結果(OECD)などによる
第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは
第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか
第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか
第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?
渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。
NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。