日本人親子がパリで暮らせば 寒い季節のお楽しみ♪ みそを手づくりしてみよう!
3)豆がつぶれたら、大きなボウルやバットの中でこうじと合わせ、まんべんなく混ぜます。
全体が合わさるとパサパサと水分がなくなってくるので、2)のゆで汁を少しずつ加え、ひとつにまとめられるくらいの硬さにします。硬すぎると、びんに詰めたときに空気が入りやすくなり、カビの原因になります。
パサパサしてきたら、ゆで汁を少しずつ加えて硬さを調整
4)直径8cmくらいの丸い玉を5~6個つくり、保存びんに1個ずつ、空気が入らないように注意しながら詰めていく。《ポイント》
みそを詰める工程で、「みそ玉を投げる」という方法もありますが、たくさんつくるときでないとあまり効果がないので、今回はこぶしで押すように詰めていきます。
団子に丸めて、びんに詰めていきます
空気を入れないように、確認しながら慎重に詰めていく子どもたち。真剣です!
5)表面を平らにならし、アルコールを含ませたキッチンペーパーなどでびんの内側、ふちをきれいにふき取ります(カビ予防のため)。
アルコールで、ていねいにふいていきます。
6)ラップやオーブンペーパーなどで、みその表面を覆います。
「おみそがおいしくできますように♡」ラップを敷くときもていねいに
7)6)の上にビニル袋を広げて入れ、そのビニル袋に塩を入れていきます。びんの口いっぱいまで詰めます。これで、みそに重石をすることと、びんの中の空気を減らしてカビを増やさないという効果があります。
塩をビニル袋にどんどん入れて、重石の代わりに。みそができたら、塩は料理で使いましょう
8)ビニル袋の口をしっかりと閉じて、ふたをして冷暗所に置きます。
みそが熟成されるまで、以下の作業を忘れないようにしましょう。
- 梅雨~夏までは、カビが生えていないか1~2週間おきにチェックする。
もしも、カビを見つけたらアルコール消毒したスプーンなどですくい、表面を平らにならし、びんについたみそがあればアルコールを含ませたキッチンペーパーなどでふき、つくり方7)の作業をする。
赤い丸で囲っているところがカビ。見つけたらすぐに取り除けば大丈夫
- 梅雨に入る頃から梅雨明けがもっともカビが生えやすい時期なので、気をつけましょう。
- 7月後半になると、気温も上がってくるため発酵が進んできます。なめてみて、自分好みの味になっていたら、冷蔵庫で保管しましょう。
もし「味がまだできあがっていないのに、カビがたくさん出てしまう」