新小学1年生の「将来就きたい職業」発表。1位は男の子「スポーツ選手」、女の子「ケーキ屋・パン屋」!
編集部:学研キッズネット編集部
ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノ®〉を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレは、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」の調査結果を発表しました。
2020年男女別「就きたい職業」1位は
子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来22年連続で男の子「スポーツ選手」、女の子「ケーキ屋・パン屋」となった。
男の子の「スポーツ選手」の内訳は、サッカー、野球に続き、ラグビーが人気を集めた。一方で「スポーツ選手」の比率は2007年をピークに減少傾向にあり、2012年から9年連続2位の「警察官」がさらに差を詰め、「ユーチューバー」は初のトップ10入り、「宇宙関係」(宇宙飛行士など)も過去最高の11位となった。
女の子は「ケーキ屋・パン屋」が26.0%で2位以下を大きく引き離してトップに。内訳は、ケーキ屋とパティシエが約8割を占めた。2位にはアイドル人気を背景に「芸能人・歌手・モデル」が入り、上位の職業に大きな変化はないものの、「看護師」「保育士」など、子どもたちにとって身近な職業が比率を伸ばす結果となった。
【調査概要】
[調査対象]2020年4月に小学校に入学する子どもとその親
[調査方法]〈クラリーノ〉製ランドセルを購入した方にアンケートを実施
2019年7月~2019年12月のインターネット回答分から有効回答を抽出
[有効回答]子ども4,000名(男女各2,000名)、その親4,000名
※子どもの調査は1999年から2020年まで通算22回目、親の調査は1992年から2020年まで通算29回目
男の子が「将来就きたい職業」
なりたい「スポーツ選手」ラグビーが急上昇
男の子は、22年連続で「スポーツ選手」が1位に。内訳では「ラグビー」が急浮上し、「サッカー」「野球」に続いた。昨年来の盛り上がりを受け、子ども向けのラグビースクールも活況のようで、なりたいスポーツ選手として注目が集まっているようだ。
「警察官」過去最高15.1%で「スポーツ選手」に迫る
「警察官」は2012年から9年連続の2位となった。比率は過去最高の15.1%で、1位の「スポーツ選手」との差は3.7ポイントに(下グラフ参照)。警察が啓蒙・PR活動の一環で行っている子どもの職場訪問・見学などがきっかけで、制服や白バイにあこがれる男の子が増えているのが一つの理由になっていると考えられる。