2016年12月15日 12:25
【大人の発達障害】仕事での困りごと・就職方法・対処法まとめ
集中力低下時の居眠り防止には、睡眠不足にならないように心がけることも大切です。
またデスクワークなどで気が散ってしまうときは、集中できるよう環境調整をすることも効果的です。デスク周りを片づけて集中できるようにしたり、聴覚過敏がある場合は相談してイヤーマフなどの使用許可をお願いするのもよいでしょう。
「想像力の障害」や「コミュニケーション能力の障害」により、敬語の使い方が困難な場合もあります。本人が正しいと思って使っていた言葉使いが、仕事の上では失礼にあたったということに気づけないことがあります。
また距離感をうまくつかめないという特性もあり、近くにいるのに声のボリュームが大きすぎて相手を驚かせてしまうこともあります。
【対処方法】
自分中心の話ばかりでなく、相手が話しているときは意識的に相づちをうつようにするとよいでしょう。場所やその場の雰囲気、相手に合った会話の内容や態度、表情などを意識するということを、ひとつずつクリアしていくようにします。
相手のお世辞を正直に受け止め過ぎてしまうことがあるので、注意しましょう。
まとめ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015203889
http://www.jeed.or.jp/disability/data/handbook/manual/emp_ls_comic05.html
参考:『発達障害者と働く』(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)
発達障害のある人が就業する場合、多少の困難はもちろんつきものです。職場の方から偏見を受けたり誤解されてしまうこともあります。
発達障害は、一見して外からは見えにくいため、他人には障害があることが理解されにくい場合があります。自分でも自覚が少なく、仕事ができないと他人と比べて落ち込むこともあるかもしれません。しかし、自分の障害特性を理解することで適切な支援も受けられますし、必要な配慮を周囲の人に伝えやすくなります。
発達障害だということを職場に告白し理解してもらうのは勇気のいることですが、仕事の円滑さやストレス軽減のための手段のひとつであるとも言えます。仕事がスムーズにいかないのは、本人の能力不足や怠け心があるというのではありません。
今勤務している職場環境を改善したり、適職を見つけることのできる相談機関が全国にありますし。