作業療法士(OT)とは?資格・お仕事、発達障害への支援について紹介します
主に4つのタイプに分類されます。
・身体に障害がある人: 脳卒中/パーキンソン病/リウマチ/脊髄損傷/その他
・こころに障害がある人: 統合失調症/躁うつ病/アルコール依存症/認知症/その他
・発達期に障害がある子ども: 脳性麻痺/ADHD/精神発達遅滞/自閉症/知的障害/その他
・高齢期に障害がある人: 認知症/脳卒中/骨折/その他
急性期から、回復期、生活期まで通してずっとサポートしていきます。また、支援内容はその時期によって異なります。
・急性期: 病気やけがの直後から将来の生活を見越したリハビリを開始し、初期段階の支援を行います。基本的なこころとからだの機能改善、新たな機能の低下の予防が目的です。
病気やけがの直後は機能訓練や日常の基本的な動作の訓練を行います。サポート内容の例として、自分で食事ができる、自分で移動できる、自分でトイレを使えるようになる練習などが挙げられます。
・回復期: より具体的な生活をイメージして機能や能力の改善をしていく支援を行います。
急性期を経て病気やけがの状態が安定した後、患者が生活していくために必要な能力などを人それぞれに応じて提案していきます。
主に服や靴を着脱する練習、調理や掃除などの家事、買い物など外に出る練習など、日常生活において応用的な動作ができるように支援します。
・生活期: 一人一人が生きがいを持ち、豊かに生きるための生活を支援します。住み慣れた場所で、その人がありのままの姿でより良い生活を送るために、散歩など外に出る練習、地域コミュニティへの参加の援助、就労支援、趣味やレジャーを楽しむ支援などを行います。
作業療法士のサービスを受けるには
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28061000275
作業療法を受けられる場所として大きく分けて、医療機関、福祉施設、教育・療育施設、企業・就労現場が挙げられます。
病院やリハビリセンターなどの医療機関では、患者の回復状態に応じた作業療法をリハビリテーションチームの一員として行います。そこでは患者が新たな生活の第一歩を踏み出す手助けを担っています。
福祉施設とは主に、保健所、福祉関連相談所、老人福祉施設、障害者福祉施設のような施設を指します。
老人福祉施設では高齢者が新しい疾患を発症しないように予防したり、地域生活の質の向上をサポートしたりすることで、その人が日々の暮らしを健康に送れるように支援します。