子育て情報『作業療法士(OT)とは?資格・お仕事、発達障害への支援について紹介します』

作業療法士(OT)とは?資格・お仕事、発達障害への支援について紹介します

作業療法士はアセスメントで得られた情報を整理し、困りごとが起こる理由を見つけます。

評価する主な内容

・はしる、あるく、すわる、などの、粗大な日常的な動き
・スキップ、自転車、縄とびなどの、応用的な運動
・食具、はさみ、鉛筆の利用などの、手先の器用さ
・触覚過敏、偏食、感覚の処理能力
・知覚 認知能力
・育ってきた環境、自尊感情の度合いなどの心理社会的側面
・コミュニケーション能力

http://www.jaot.or.jp/kankobutsu/pdf/dev.pdf
3.支援プログラムの立案と実施: 困りごとを解決するために必要な方法を考えます。大きく分けて3つの対応方法があります。

■本人に対する介入
本人に対する理解を深めることで、発達をサポートし、能力の改善・拡大を図ります。

■周囲の人に対する工夫
周囲の人が本人へよりよい言葉かけができるようになる方法、接し方のコツを教えることで、本人が過ごし易くなるように支援します。■環境調整
家具を変えるなどの環境を変化させたり、道具の利用を図ったりすることで、本人が気持ちよく生活できるように支援します。

4.再アセスメント: 本人・保護者への面談、活動の中での再調査から支援の結果を確認し、困りごとやつまずきの変化をとらえます。

5.プログラムの変更: 再アセスメントの結果、支援プログラムの変更が必要なときは変更し、3に戻ります。
もしくは、日常生活を送る上で必要な機能の回復・獲得ができたと評価された場合、状況に応じて作成されたプログラムを継続・終了します。


作業療法の体験談

作業療法士(OT)とは?資格・お仕事、発達障害への支援について紹介しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28177002553

では、実際の作業療法では具体的にどのようなプログラムが行われているのでしょうか?

一人ひとりの個性、得意・不得意をみてプログラムを立案していくことが作業療法の特徴です。そのため全ての人に当てはまるものではありませんが、以下に一例として、お子さんやご自身が作業療法を受けた際の体験談をご紹介します。

感覚過敏がある、我が子に出された宿題はぎゅっとたっちという遊びでした。ちょっと痛いくらいの力で腕や足を握り、スライドさせていくやり方です。ポイントは、静かに集中しているときを狙ってやり、にぎってるとこに注目させることと、一回3分を限度にやることです。

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