「あなたはだあれ?」アスペルガーの娘に起きた、突然の解離症状
何度も解離を引き起こし、専門病院に入院中。穏やかな日々を願いながら…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003346
すぐに主治医の診察を受けると
「記憶があるので、真性の解離性人格障害ではないでしょう。自分を認識出来ない状態になって、混乱したのではないか。解離ではあるけれども、多重人格とは違うでしょう。」との事でした。
安心したのもつかの間、翌日も翌翌日も、娘は再び解離になり同じような症状が出ました。
「あなたはだあれ?ここはどこ?」と、同じ質問を繰り返し家から出ようとする娘。私ひとりで対応することに限界を感じました。
連休中だったので、仕方なく何度も救急外来に娘を連れて行きました。
主人は手術を受けるために入院中だったのですが、「お父さんの手術に対しての不安から来ている解離なので、手術が終わるまでは繰り返し続くでしょう。」との診断でした。
そして連休明けに、主治医に「何度も解離を起こす娘の対応が難しい」と伝えました。
退院したばかりなので再入院は出来ないが、代わりに別の病院を紹介しますと言われ、精神科の専門病院を紹介していただき、娘はやっと入院できたのでした。
後日、発達障害があると解離症状が出やすいと主治医に聞きました。
娘の場合は解離ではあっても解離性同一性障害ではないそうですが、「これは別人格だ」と信じ込んでしまうほど、あの時の娘は声も話し方も異なっていました。
今でも不安になると、解離になり自分が誰なのかどこにいるのか、分からなくなってしまいます。今は、娘を襲う不安が少しでも和らいで、穏やかな毎日が過ごせることを願うばかりです。
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