子育て情報『新版K式発達検査とは?検査方法や費用などをご紹介します』

2016年8月22日 10:35

新版K式発達検査とは?検査方法や費用などをご紹介します


新版K式発達検査とは?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038010678

新版K式発達検査は、子どもの心身の発達の度合いを調べ、それを療育などの子どもの発達支援に役立てるための検査です。

1951年に嶋津峯眞、生澤雅夫らによって、京都市児童院(1931年設立、現・京都市児童福祉センター)で開発されました。最近では、おもに自閉症などの発達障害の診断に使われています。

新版K式発達検査の歴史をたどると、1980年に「新版K式発達検査」が刊行されたときの適用年齢は0歳~10歳でしたが、1983年の「新版K式発達検査増補版」では、12歳、13歳までに拡張され、さらに2001年に刊行された「新版K式発達検査2001」では成人までに拡張されていることが分かります。このように、新版K式発達検査は改訂を重ねながら、徐々に適用年齢が拡張されてきています。

この記事では、新版K式発達検査2001について紹介していきます(以下、新版K式発達検査と表記します)。


http://www.as-japan.jp/j/file/rinji/assessment_guideline2013.pdf
発達障害児支援とアセスメントに関するガイドライン

http://forum.nise.go.jp/soudan-db/htdocs/index.php?key=mudncwnlg-477
国立特別支援教育総合研究所発達検査


そもそも「発達検査」とは?「知能検査」との違い

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021183

発達検査は心理検査の一つであり、おもに、乳幼児の発達状態を適切に把握するための判断材料として使われています。発達検査と同じように使われている心理検査に知能検査というものがありますが、発達初期にある乳幼児の発達状態を、通常の知能検査によってとらえることは困難だと考えられています。なぜならば、乳幼児は心理的、身体・運動的、社会的側面の発達が十分でないため、知能のみを検査によって測定することは難しいからです。最近では発達検査や知能検査の検査結果を基に、その人に合った支援や学習指導の方向性のヒントを得ることを目的として、ウェクスラー知能検査や田中ビネー知能検査、KーABC知能検査、新版K式発達検査などが日本でよく使われています。

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