新版K式発達検査とは?検査方法や費用などをご紹介します
では、知能検査と発達検査の具体的な違いはなんでしょうか。知能検査は、知能を精神年齢、IQ(知能指数)、知能偏差値によって測定するための検査です。これに対して発達検査は、被検査者の精神年齢を示す発達年齢(Developmental Age:DA)と、認知面・社会性・運動面などのいくつかの観点から発達の度合いである発達指数(Developmental Quotient:DQ)を調べ、それを療養に役立てるために行う検査です。
なお、どんな場合にどんな検査が適切であるかどうかの判断基準は、検査を実施する機関によって異なる場合が多いです。発達検査と知能検査、どちらを受けるべきか、まずは専門機関に相談して判断しましょう。
http://epilepsy-info.jp/question/faq3-12/
てんかん情報センター発達検査とは?
http://forum.nise.go.jp/soudan-db/htdocs/index.php?key=mudncwnlg-477
国立特別支援教育総合研究所発達検査
新版K式発達検査の特徴
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038015063
新版K式発達検査では、被検査者の発達の状態を、精神発達の全面的な進みや遅れ、バランスの崩れなどさまざまな諸側面においてとらえることができます。検査は、「姿勢・運動」(P-M)、「認知・適応」(C-A)、「言語・社会」(L-S)の3領域について評価されます。なお、3歳以上では「認知・適応」面、「言語・社会」面に重点を置いています。
また、乳幼児向けの検査用具には、振ると音が鳴るガラガラや積木、ミニカーといった乳幼児にとってなじみのある材料が使われています。このような検査用具を使うことによって、子どもの自然な行動が観察しやすい検査となっています。検査者は検査結果だけでなく、言語反応、感情、動作、情緒などの反応も記録し、総合的に判断します。
新版K式発達検査の対象や実施頻度
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30701000323
ここでは、新版K式発達検査が対象とする年齢の範囲、実施時間や頻度について説明します。
■適用年齢の範囲:生後100日から成人
新版K式発達検査の適用年齢は成人までとなっています。